2025年3月5日公開
最終更新日:2025年3月5日
キャリアアドバイザーは稼げる転職先? 仕事内容や年収とともにキャリアコンサルタントとの違いについても解説
人材業界で注目のキャリアアドバイザーは稼げる転職先なのかといった声が聞かれます。転職活動を頑張る人をサポートする有意義な仕事だけに、高年収だろうと考える人も少なくないようです。
この記事では、キャリアアドバイザーの年収にスポットを当てるとともに、混同されやすいキャリアコンサルタントとの違いについても解説します。
キャリアアドバイザーの仕事は激務
キャリアアドバイザーの仕事は一般に激務といえます。楽な仕事ではないため、外から見ていると稼げるだろうなとイメージしがちです。キャリアアドバイザーは本当に稼げるのでしょうか? まずはその仕事内容を見てみましょう。
キャリアアドバイザーは人材紹介会社のB2C営業職
キャリアアドバイザーは主に人材紹介会社に所属しています。英語表記の頭文字をとって、CAとも呼ばれる職種で、転職者の活動全般を支援する営業職です。自社に登録している個人の求職者を相手にすることから、B2Cの営業職として、法人営業とは区別されています。人材紹介会社には、キャリアアドバイザー以外にも後述するリクルーティングアドバイザーと呼ばれる営業職がいるため、混同しないようにしましょう。
キャリアアドバイザーの業務内容
キャリアアドバイザーの一般的な業務内容は以下のとおりです。
・登録関連業務
キャリアアドバイザーは、自社のサービスを使って転職活動を進めようとする求職者を対象にした登録に関する業務を行います。求職者が人材紹介会社のサービスを選ぶきっかけは、各社のサービスサイトやSNS、媒体広告や転職セミナーなどです。キャリアアドバイザーがターゲットを決めて送るスカウトメールや電話に反応するケースもあります。
たとえば電話で問い合わせてきた求職者には、丁寧な口調で自社サービスについて説明したり、質問に答えたりして登録を促します。キャリアアドバイザーは営業職であり、自分にとっての顧客である求職者がいなければ仕事にならないため、1人でも多くの求職者に登録してもらう必要があるためです。
・カウンセリング / 面談
キャリアアドバイザーは、カウンセリングや面談を行います。登録前のカウンセリングや面談は、求職者の疑問や不安を解消し、登録につなげる大事な場面です。人材紹介会社によっては、登録前のカウンセリングや面談を行っていないケースがあります。
登録後のカウンセリングや面談は、まずは求職者のプロフィール確認や転職活動に関する希望や必要事項のヒアリングです。転職活動の方針決めやサポートに欠かせない作業といえます。その後は必要に応じて行い、その内容は転職活動の進捗確認やアドバイス、悩み相談などさまざまです。カウンセリングや面談は対面だけでなく、電話やWebを使うケースもあり、求職者の都合に配慮すると同時に、自社側の都合も考慮できます。
・求人紹介
求人企業の募集のなかから、求職者の希望や適性を考慮して紹介します。求職者は一般に複数の人材紹介会社に登録しており、他社で転職を決められてしまうと成績になりません。そのため、求人紹介にも熱が入ります。
・書類作成
応募先の求人企業に提出する履歴書や職務経歴書などの書類作成をサポートします。求人企業は自社のリクルーティングアドバイザーが担当しているため、連携をとって先方の採用意欲を増加させるような書類の作成を目指します。推薦状の作成を行うケースもあります。
・面接対策
書類選考の通過後は面接です。面接対策として模擬面接を行ったり、同行したりします。面接日程の調整なども主要な業務です。
・条件交渉
内定が決まれば細かい条件の交渉を行います。
・入社後フォロー
担当する求職者が入社してもキャリアアドバイザーの仕事は終わりません。入社後も早期に退職してしまわないようにフォローします。転職した本人や求人企業のためだけではありません。早期の退職は人材紹介会社にとってペナルティとなるためです。
キャリアアドバイザーの一日
キャリアアドバイザーの一日は濃密です。とある一日の仕事の流れを例として解説します。
・11:00
出社してすぐに社内の打ち合わせ。チームの情報共有は欠かせません。その後メールチェックを行います。メールは求職者からだけでなく、社内外からも送られてくるため人によっては膨大な数です。午前中は書類の確認や打ち合わせを行います。一般的な企業の出社時間よりも遅めなのは、キャリアアドバイザーの職務上の傾向といえるかもしれません。
・12:30
求職者と電話面談。この日の求職者は現職があるため、働きながらの転職活動で昼休みを利用しています。その後は、他の求職者と電話面談、応募書類の添削。
・15:00
昼の休憩明けに模擬面接を実施。アドバイスを行い、今後についての面談・打ち合わせを行います。その後、他の求職者に紹介する求人のチェックおよびリクルーティングアドバイザーと情報交換。
・17:00
新規の求職者カウンセリングを実施。その後はメール対応や社内の事務処理を行います。
・19:00
在職中の求職者のアフターファイブ需要で面談を実施。その後、翌日の面接同行について求職者に電話確認。
・21:00
この日は1時間の残業で退社。キャリアアドバイザーは定時で上がれるとは限りません。求職者のライフスタイルがさまざまであることが原因のひとつです。もちろん、相手の都合だけを聴くわけではないものの、営業職として、また求職者の人生にかかわっている者として、可能な限り合わせることになりがちといえるでしょう。休日出勤も珍しくありません。
リクルーティングアドバイザーとの連携
キャリアアドバイザーは同じ人材紹介会社内で求人企業を担当する営業職である、リクルーティングアドバイザーとの連携が重要です。連携なくしてお互いの業務は進まないといっても過言ではないでしょう。
たとえば、書類に表れない求人企業の要望はリクルーティングアドバイザーからキャリアアドバイザーに伝えられますが、連携がしっかりしていないと人選に影響が出てしまいかねません。また、求職者から求人企業に質問があるとき、キャリアアドバイザーからリクルーティングアドバイザー、そして求人企業とつなぎます。伝言ゲームのようになっては話が変わってしまうおそれがあるため、スムーズな連携が重要です。
▼キャリアアドバイザーの基本知識や具体的な仕事内容については、こちらの記事で解説しています。
キャリアアドバイザー(人材紹介)ってどんな仕事内容?業務の詳細を徹底解説!
キャリアアドバイザーの給料の中身
稼げるイメージが強い? キャリアアドバイザーの給与体系について解説します。
固定給
人材紹介会社の従業員としてのキャリアアドバイザーには毎月の固定給があります。固定給には柱である基本給と定額の手当(住宅手当、食事手当、役職手当など)があり、昇級や手当の改定などがなければ金額は一定です。固定給は業績好調が続く企業や大企業ほど高い傾向があります。また大企業では中小企業にはない種類の手当があるなど、充実している場合が多いといえるでしょう。もちろん、実際の中身は企業によって異なります。
企業にもよりますが、基本給は年に1〜2回の昇級があり、本人の業績や勤務状況によって昇給額が変わります。定期昇給は年功序列の部分がないとはいえませんが、近年では社会の変化に合わせて定期昇給よりも実績による給与改定がメインとなっている企業も少なくないようです。
キャリアアドバイザーは個人のスキルがモノをいう部分が大きい職種であり、そのため優秀な人材が転職した場合は初任給から大きな金額になることもあります。また、新卒の場合でも営業職であることから少ないとはいえないケースが多く、高級なら激務だろうと思われる要因になっているかもしれません。
インセンティブ
給与には固定給の他に毎月変動する手当があります。先に述べた固定の手当てとは異なり、毎月あるとは限りません。インセンティブはその筆頭ともいうべき手当で、歩合給ともよばれています。
インセンティブは月間や年間など一定期間の成績に応じて支払われる給与、手当です。多くの人材紹介会社で採用しているものの、必ずあるわけではない点に注意が必要です。インセンティブの制度を設けていない人材紹介会社は、固定給が高い可能性があります。
一般にインセンティブの比率が高いと年収が高額になる期待が持てます。一定の掛け率で計算するケースが多いインセンティブは、人によって掛け率が変わることは考えにくいといえるでしょう。キャリアアドバイザーのインセンティブは、転職が成功した際にカウントされます。
インセンティブの原資と計算
人材紹介会社の売上・利益は求人企業から入る紹介手数料がメインとなっており、採用が決定した段階で発生する成功報酬制が一般的です。そのため、キャリアアドバイザーに支払われるインセンティブの原資も紹介手数料からということになります。
紹介手数料は一般に転職した人材の年収の30%程度とされているため、年収600万円の30%なら180万円です。手数料に規定のパーセンテージをかけた金額がインセンティブとなります。15%なら27万円、10%でも18万円です。
賞与
賞与とは年1〜3回程度のまとまったボーナスのことです。ボーナスはある会社とない会社があります。ボーナスがある会社は就業規則や賃金規程などに明記してあるでしょう。ボーナスがある会社であっても、業績によっては出ないケースがあります。人材紹介会社がどうこうではなく、「次のボーナスを当てにして買物をしていたら、業績不振で出なくなった」とか、「出るには出たが金額が大幅に下がってしまった」ということはよくある話です。
また、ボーナスの金額は本人の評価が反映されるケースが一般的で、例えば平均支給月数が2ヶ月であっても、人によっては2.5ヶ月だったり1.5ヶ月だったりします。
キャリアアドバイザーの年収はいくらか
結局のところ、キャリアアドバイザーの年収はいくらなのかという疑問について解説します。
人材派遣・人材紹介業界の年収
まずは業種の平均年収を紹介します。
マイナビ転職の2024年版業種別モデル年収平均ランキングによれば、人材派遣・人材紹介の業種として85位にランクインしています。あくまでも人材派遣業も含めた金額ですが、476万円となっています(※1)。
人材派遣業と一緒にした数字では参考にならないと感じるかもしれませんが、どちらも企業の人材需要に応える業種であり、雇用形態は異なるものの仕事を探している人のニーズにも応える点で、一定の参考にはなるのではないでしょうか。
人材紹介のみのデータは少し古くなりますが、2020年のマイナビエージェントの調べによると、376万円です(※2)。
職種別では500万以上
職種の名称をキャリアアドバイザーに限定した年収のデータは見当たりませんが、同じマイナビ転職の2024年版職種別モデル年収平均ランキングの86位にキャリアカウンセラーが入っています。金額は565万円です(※3)。
キャリアカウンセラーとキャリアアドバイザーは呼び方こそ異なりますが、使い方にそれほど大きな差はないと思われるため、キャリアアドバイザーの年収として考えることができるでしょう。少し差があったとしても、500万円以上はあると思われます。
ちなみに、キャリアアドバイザーと同じ仕事内容の職種名として、キャリアアドバイザーや転職アドバイザーといった名称を使用しているケースがあります。呼び方よりも仕事の内容が重要です。
※1 出典:マイナビ転職「2024年版業種別モデル年収平均ランキング」
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/income/ranking/02/index2/#ranking
※2 出典:マイナビエージェント「業種別平均年収ランキング【2020年版】」
https://mynavi-agent.jp/helpful/income2020/industry/service02/
※3 出典:マイナビ転職「2024年版職種別モデル年収平均ランキング」
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/income/ranking/01/index2/#ranking
キャリアコンサルタントとの違い
先ほどキャリアアドバイザーの名称について触れましたが、よく似た名称にキャリアコンサルタントがあります。キャリアアドバイザーとキャリアコンサルタントには、名称以外に大きな違いがあるため要注意です。
キャリアアドバイザーとキャリアコンサルタントは法的な性格が異なる
キャリアアドバイザーという名称は誰でも名乗れるものであり、誰かの許可や届出は不要です。一方、キャリアコンサルタントは職業能力開発促進法(※4)30条の3に根拠があります。
“キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルタントの名称を用いて、キャリアコンサルティングを行うことを業とする。”
また、同法30条の19第1項の規定により、試験に合格した有資格者しか名乗れません。キャリアコンサルタントを名乗るには試験合格後に登録が必要です。
“キャリアコンサルタント試験に合格した者は、厚生労働省に備えるキャリアコンサルタント名簿に、氏名、事務所の所在地その他厚生労働省令で定める事項の登録を受けて、キャリアコンサルタントとなることができる。”
以上のように、キャリアアドバイザーとキャリアコンサルタントでは、法的な性格がまったく異なります。
※4 出典:e-Gov法令検索「職業能力開発促進法」
https://laws.e-gov.go.jp/law/344AC0000000064
人材紹介会社における業務内容はほぼ同じ
キャリアアドバイザーとキャリアコンサルタントとでは、人材紹介会社での仕事内容に違いがあるのかといえば、あまり違いはなく、ほぼ同じだといえるでしょう。
その理由は、転職の支援を行うという業務内容的に違いが出にくいといえるためです。アドバイザーとはいっても、キャリアアドバイザーは転職活動の全般をサポートしています。また、コンサルタントには相談、助言や指導を行う人という意味がありますが、現在は多くのコンサルタントが実際の行動支援も行っているようです。キャリアコンサルタントも同様だと考えられます。
また、キャリアアドバイザーと同等以上の仕事内容でなければ、人材紹介会社がわざわざキャリアコンサルタントを雇う必要がないと考えられます。雇うとすれば、いくらかの資格手当を出す出さないの話になっておかしくありません。しかし、転職活動の支援そのものは資格が必要な業務ではないため、無資格者で十分という話になってしまいそうです。
もちろん、実際の業務内容は個々に異なる可能性があるため、あくまでも一般論です。キャリアコンサルタントが活躍する場は人材紹介会社の転職支援だけでなく、行政などで就職関連の業務に就くことが考えられます。
キャリアコンサルタントの年収
それではキャリアコンサルタントの年収について見てみましょう。
厚生労働省調査
少し古いデータですが、2011年3月に厚生労働省が三菱UFJ&コンサルティングに委託した「キャリア・コンサルティングに関する実態調査結果報告書」(※5)によれば、キャリアコンサルタント全体の年収は300万~500万円未満の層が31.2%で最多となっています。100万~300万円未満が25.7%、500万~800万円未満が23.1%です。この金額にはキャリアコンサルタント以外の収入も含んでいます。
人材紹介会社などの民間就職支援機関に勤務するキャリアコンサルタントに絞ると、300万〜500万円未満が35.3%でトップですが、続く500万〜800万円未満も34.2%でほとんど差がありません。18.1%の100万〜300万円未満が続きます。
また、従業員のキャリア形成支援などの業務に携わっている企業内キャリアコンサルタントに限れば800万円以上が40.1%と高くなっています。
キャリアコンサルタントのうち、民間就職支援機関で働く人の割合は、15.4%です。
※5 出典:厚生労働省委託調査・三菱UFJ&コンサルティング「キャリア・コンサルティングに関する実態調査結果報告書」P.135
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000016ueo-img/2r98520000018brr.pdf
キャリアアドバイザーに求められるスキル
キャリアアドバイザーに求められるスキルを持っていれば、活躍が期待でき、稼げる可能性が高くなるでしょう。キャリアアドバイザーに求められる主なスキルは以下のとおりです。す。該当が多いほど向いている人といえます。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、求職者との信頼関係を構築し、社内ではチームのメンバーと良好な連携をとるために、キャリアアドバイザーとして働くなら必須のスキルです。
ヒアリング力
ヒアリング力は、カウンセリングの際などに求職者の転職に関するさまざまな考えや希望、計画などを聴きだし、適切なアドバイスやマッチする求人を紹介するために必要なスキルです。
課題解決能力
課題解決能力は、求職者の転職活動をサポートするうえで発見したり生じたりする課題に対し、適切な対応、解決策の検討、実施を行うために必要なスキルです。
提案力
提案力は、なぜこの対策が必要なのか、この取り組みでどのようなメリットがあるのかといった点を、求職者や関係者に説明するうえで欠かせないスキルです。
マルチタスク対応
マルチタスク対応は、激務といわれるキャリアアドバイザーの仕事を効率よく進めるうえで必要なスキルです。シングルタスクでは多忙な業務を処理しきれないおそれがあります。
持久力・忍耐力
持久力と忍耐力は、一定期間または長期間にわたって継続する求職者の転職活動を最後までサポートするうえで必要なスキルです。最終的な結果が出るまでに、さまざまな事態が起こり得ます。
情報収集能力
情報収集能力は、転職活動支援に必要なあらゆる情報をタイムリーにキャッチするために欠かせないスキルです。
情報分析能力
情報分析能力は、集めた情報を有効活用するために必要なスキルです。転職成功に活かせなければ、情報は無価値なものとなってしまいます。
キャリアアドバイザーの転職市場
キャリアアドバイザーが稼げるかどうかは転職市場の動向にもよります。
キャリアアドバイザーは人材不足
資格は不要ながら専門職と呼ぶべき高度な職種であるキャリアアドバイザーは、優秀な人材が不足しているといわれています。しかも、不足しているのは優秀な人材だけではないようです。キャリアアドバイザーの求人情報を見ていると、未経験者歓迎の募集が多いことがわかります。
キャリアアドバイザー自体が人材不足だと、転職のチャンスはしばらく続きそうだと考えられるだけでなく、売り手市場で稼げる可能性も浮かんできます。未経験者にとってはこの上ないチャンスともいえる状況です。
人材紹介会社の増加
人材不足となる要因のひとつとして考えられるのが人材紹介会社の増加です。厚生労働省の業務統計「民営職業紹介事業所数の推移【事業報告】」によれば、有料職業紹介事業所は平成24年度(2012年度)から一貫して増加しています(※6)。有料職業紹介事業所、つまり人材紹介会社などが増えていれば、キャリアアドバイザーの需要も拡大していると考えるのが自然です。
転職サイトには求人多数
転職サイトにはキャリアアドバイザーおよび同種の職種の求人が多数掲載されています。たとえば、dodaで年収400万円のキャリアコンサルタント・キャリアアドバイザーを検索すると1,380件がヒットし、600万円以上なら998件です。1,000万円以上では170件に減るものの、全部で1,389件の12.2%あまりとなっており、約8件に1件が1,000万円以上ということになります(※7)。
もっとも全国でこの件数を多いと見るか少ないと見るかの問題はあるでしょう。ただし、転職サイトは他にもあることや、非公開求人があることを考えれば、さらに多くの求人があるといえそうです。
(各数字は2025年2月28日時点でのものをご紹介しています)
※6 出典:厚生労働省「民営職業紹介事業所数の推移」
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000920809.pdf
※7 出典:doda「求人情報の検索結果一覧」(※年収区分は条件変更で設定)
https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchList.action?ss=1&pic=1&ds=0&oc=011305S&ha=40,0&so=50&tp=1
キャリアアドバイザーが年収を増やす手段
稼げるキャリアアドバイザーが年収を増やす手段を解説します。
昇給を目指す
人材紹介会社でキャリアアドバイザーの仕事をする場合、まずは会社の規定内で稼ぐことが第一の選択肢となるでしょう。定期昇給やインセンティブで稼ぐことを考えます。
そのためには、キャリアアドバイザーとして転職する時点で給料を上げやすい、稼ぎやすい人材紹介会社を選ばないといけません。毎年一定以上の昇給やボーナスが見込めることと、インセンティブの条件がクリアしやすいことが重要です。賃金規程などの内部資料を見ることは困難ですが、公表されている情報は可能な限り調べておく必要があります。また、人材紹介会社なら、一般人が知らないアドバイスを受けられる可能性があります。
昇格を目指す
会社員は一般に昇格すれば年収が増えます。平社員なら主任を、主任なら係長を、係長なら課長代理をといった具合に、ステップアップを目指すことで、より稼げる道が開けるでしょう。役職手当は上位の役職になるほど大きくなるほか、企業によっては昇格による基本給のアップが期待できます。
また、役職が上がる条件として社内資格(格付け)が上がるケースもあり、たとえポスト不足で役職が上がらなかったとしても、資格が上がった分の基本給アップがあるかもしれません。さらに、一般に課長以上の管理職に上がれば昇給幅が大きく、賞与も跳ね上がるケースがあります。労働組合があるような企業なら、管理職になることで組合員ではなくなり、組合費が不要になる分、昇給と同様の所得アップにつながります。
チームの長となるキャリアアドバイザーは、チームの業績がアップすれば、管理職としての評価につながるため、稼げるチャンスは大です。
キャリアコンサルタントの資格を取る
キャリアアドバイザーの仕事をするだけなら無資格で十分と述べましたが、キャリアコンサルタントの資格を取得することでより稼げる可能性があります。最初に考えられるのが資格手当です。仮に資格手当がなかったとしても、社の内外に対して国家資格の信頼感をアピールできます。結果的に年収増につながる可能性は十分考えられるでしょう。
いまより稼げる会社に転職する
いまの会社ではどう頑張っても昇給も昇格もないし頭打ちだと考えるなら、より稼げる会社に転職する手もあります。人材不足の業界にあって成長途上の会社なら、経験を活かしてよい条件での転職が叶う可能性は低くないでしょう。
思い切って独立する
転職しても雇われることに変わりなく、稼げるかどうかわからないと考えるなら、思い切って独立も選択肢に入ります。独立すれば結果を出した分だけ自分に返ってくることは確実です。キャリアアドバイザーとしてのキャリアは独立開業にもマッチしています。
大手と正面からぶつかるのではなく、業種や職種に特化した独立・スタートアップの人材紹介会社は少なくないようです。ただし、独立開業は簡単でも事業として軌道に乗せることは楽ではない点に注意が必要です。退路を断つくらいの覚悟が必要なケースもあります。
キャリアアドバイザーへの転職成功のためにアピールすること
キャリアアドバイザーへの転職成功のためにアピールしたいポイントを解説します。
他社ではダメな根拠となる志望動機を打ち出す
キャリアアドバイザーに限らず、転職活動において転職理由や志望動機は重要なポイントです。明確で採用担当者を納得させる内容でなければ転職成功は難しいといわざるを得ません。転職理由は妥当性があってポジティブなものであればよいでしょう。
問題は志望動機です。人材紹介会社は増え続けており、選択肢は多いといえます。そのなかで他社ではダメな根拠、この会社でなければならない理由が重視されるでしょう。応募先の会社をしっかりリサーチして、採用意欲を引き出すアピールを考えておきます。
未経験者は前職の経験をどう活かせるかをアピール
未経験者にキャリアアドバイザーとしての実績はないため、前職やこれまでの経験をどう活かせるかのアピールが重要です。前職が営業職であれば、困難な商談を契約に持ち込んだ際の行動などがアピールポイントになり得ます。このようなアピールを通して、コミュニケーション能力や情報収集・分析力、課題解決能力や提案力もアピール可能です。
経験者は即戦力としてキャリアを存分に活かせることをアピール
経験者は実績がモノをいう部分があります。とくに人材不足の状況にあれば、会社側も即戦力としてすぐにでも採用したいはずです。実績を示す数字を前面に打ち出し、数字の信ぴょう性を増すための事例話をするなど、キャリアを存分に活かせることをアピールします。
キャリアアドバイザーへの転職に向けた準備
ここではキャリアアドバイザーへの転職に向けた準備について解説します。
必要なスキルを磨く
キャリアアドバイザーに求められるスキルとして8項目を紹介しましたが、キャリアアドバイザーへの転職を目指すなら、磨けるスキルは磨いておきます。未経験OKの人材紹介会社であっても、人材不足で早期の戦力化を期待しているかもしれません。そうでなくても、スキルを磨いている人とそうでもない人とでは、稼げる可能性が違ってくるでしょう。
資格を取る
転職前に資格を取ることで、転職活動だけでなく転職後の業務に幅が出ます。キャリアアドバイザーの仕事に役立ちそうな資格といえば、キャリアコンサルタントが思い浮かぶところですが、キャリアコンサルタント以外にも役立つ資格はあります。
直接的に転職活動支援に役立つ資格である必要はありません。キャリアアドバイザーとして働くうえで役立てることが可能な資格なら、仮に選考に影響がなくても、業務にプラスとなって稼ぎを増やせる可能性があります。たとえば、業種特化の人材紹介会社を目指すなら、その業種に関係する資格が業種の理解を助けるでしょう。また、法律系の資格や検定なら、法的な観点から仕事を進めたり、アドバイスを送ったりできます。
実績のある転職支援サービスを活用する
キャリアアドバイザーへの転職を成功させたいなら、実績のある人材紹介会社、転職支援サービスの活用が欠かせません。転職支援サービスの利用は、転職に向けた準備でもあり、転職活動そのものでもあります。
転職支援サービスなら、業界や求人企業の深い情報を持っている可能性が高く、効率のよい有効な転職活動ができるでしょう。何より転職活動の期間を通じて、現役のキャリアアドバイザーの仕事を目の前で見ることができます。その経験は、キャリアアドバイザーとなってから役に立つでしょう。
やり方次第で稼げるキャリアアドバイザーへの転職はいまがチャンスかも
キャリアアドバイザーの仕事は、担当する求職者からは料金を取らないのが一般的なため、営業職のようには見えないかもしれません。しかし、キャリアアドバイザーはやり方次第で稼げる営業職です。頑張って実績を上げれば、求人企業が支払う成功報酬のなかから一定額をインセンティブとして稼げます。
より稼げる会社に転職すれば、高給が用意されるかもしれません。未経験者でも人材不足のいまなら、好条件での転職もあり得ます。キャリアアドバイザーへの転職を思い立ったなら、実績のある転職支援サービスに相談しましょう。
キャリアアドバイザー求人ナビの転職支援サービスでは数多くのキャリアアドバイザー職の転職支援実績があり、好条件の出やすい企業を把握しております。
さらに、応募書類作成のサポートや企業ごとの面接対策など徹底した伴走型の転職支援を提供。「書類も面接もこれまでより通過率がダントツに上がった」「年収交渉をしてもらい希望年収が叶えられた」など口コミでも高い評価をいただいており、高い条件での入社可能性を高めることが可能です。
好条件でキャリアアドバイザー職への内定を目指している方はぜひ以下ボタンから面談予約してください。
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