2024年11月11日公開
最終更新日:2026年7月23日
人材業界は転職しやすい?未経験からの転職とキャリアアドバイザーのキャリアパスについて解説
求人市場でも大変人気が高く、やりがいがあると言われる人材業界。特にキャリアアドバイザーは、その代表的な職種の一つです。
この記事では、「これから未経験で人材業界に挑戦したいが、本当に転職しやすいのか?」「自分に向いているのか?」といった疑問をお持ちの方から、「キャリアアドバイザーとして着実に経験を積んだ後の、次のステップアップまで視野に入れたい」という方まで、様々な状況に向けて役立つ情報をまとめてご紹介します。
これから人材業界を目指す方も、すでに人材業界で活躍されている方も、ご自身のキャリアプランを考える上でぜひ参考にしてください。
【関連記事】当社が運営する「キャリアアドバイザーAGENT」に関する評価・評判は、『キャリアアドバイザーAgentの評判は?CA転職特化エージェントの実績と口コミを徹底解説』の記事を参照してください。
なぜ人材業界は「転職しやすい」と言われるのか?
未経験からの転職先として人気が高い人材業界。なぜ、これほどまでに「転職しやすい」と言われるのでしょうか。ここでは、その背景にある「市場の成長性」「ビジネスモデル」「採用文化」という3つの側面から、人材業界が多くの人に門戸を開いている理由を解説します。
市場の継続的な成長と高い採用ニーズ
少子高齢化による労働力不足、働き方の多様化(転職の一般化、副業・フリーランスの増加)といった社会背景により、人材サービスの需要は常に高い状態が続いています。多くの企業が常に採用活動を行っており、未経験者を含めたポテンシャル採用が活発である点が、「転職しやすい」と言われる大きな理由です。
未経験者歓迎の求人が多い「ビジネスモデル」
人材業界の営業職(キャリアアドバイザー、リクルーティングアドバイザーなど)は、特定の専門知識よりも対人折衝能力や目標達成意欲といったポータブルスキルが重視される傾向にあります。
そのため、営業経験や接客・販売経験など、異業種での経験を活かしやすい職種です。また、多くの企業で研修制度が充実しており、未経験者を育成する土壌が整っています。
人物重視・ポテンシャル採用の文化
学歴や職歴以上に、コミュニケーション能力、成長意欲、主体性といった「人物面」が評価されやすい業界です。
「人の役に立ちたい」「成長したい」という強い想いが、選考において有利に働くことも少なくありません。
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人材業界のビジネスモデルは6種類|どの業態を目指すかで仕事内容が変わる
「人材業界に転職したい」と思っていても、一口に人材業界といっても実態は多岐にわたります。自分がどの業態を目指すのかをあらかじめ理解しておくことで、選考対策の精度も上がり、入社後のミスマッチも防げます。ここでは、人材業界を代表する6つのビジネスモデルを解説します。
人材紹介業(キャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザー)
転職を希望する求職者と、中途採用を行う企業をマッチングするビジネスモデルです。求職者が企業に入社した際に、その求職者の想定年収の30〜35%程度を成功報酬として受け取る仕組みになっています。厚生労働大臣による「有料職業紹介事業」の認可が必要な国の許認可事業であるため、信頼性と参入障壁の高さが特徴です。
求職者へのキャリア相談や求人提案を担う「キャリアアドバイザー(CA)」と、企業側への営業・求人開拓を担う「リクルーティングアドバイザー(RA)」の2職種があり、どちらも未経験から挑戦できる割合が高い職種です。成果報酬型のビジネスモデルであるため、実績次第で若手のうちから高収入を狙えることも大きな特徴といえます。
人材派遣業(コーディネーター・法人営業)
派遣会社に登録・雇用されたスタッフを、クライアント企業の業務に派遣し、稼働時間に応じた派遣手数料を受け取るビジネスモデルです。紹介業とは異なり、派遣スタッフの雇用主は派遣会社となるため、給与支払いや社会保険手続きも派遣会社が行います。
「どんな人材が欲しいか」を企業から聞き出す法人営業職と、登録スタッフへの仕事紹介や就業後フォローを担うコーディネーター職があります。スタッフの稼働が続く限り継続的に売上が発生する「ストック型」の収益モデルである点が特徴で、景気変動の影響を受けにくい安定したビジネス構造を持ちます。
求人広告業(求人メディア営業・クリエイティブ職)
自社メディアや求人サイトに企業の採用広告を掲載し、掲載費用や成果報酬を受け取るビジネスモデルです。掲載費用型(採用成否にかかわらず費用が発生)と成果報酬型(採用が決まった場合のみ費用が発生)の2つの課金モデルがあり、近年は成果報酬型が増加しています。
代表的な企業として、リクルート(リクナビNEXT)、マイナビ、エン・ジャパンなどが挙げられます。営業職は法人向けの広告提案・運用改善が主な業務で、比較的ノルマが厳しくなりやすい傾向があります。一方、資格・許認可が不要な参入障壁の低さから競合が多く、業界の変化も速い領域です。
組織・人事コンサルティング
採用支援にとどまらず、企業の人事制度設計・組織開発・社員研修の企画・提案・実行まで幅広く支援するビジネスモデルです。単なる「人材を紹介する」仕事ではなく、クライアント企業の経営課題を人と組織の観点から解決するコンサルティングの色合いが強い領域です。
提案先が経営層や人事責任者になるケースが多く、幅広いビジネス知識と高い提案力が求められるため、人材業界の中でも比較的転職難易度が高い業態です。リンクアンドモチベーション、リクルートマネジメントソリューションズなどが代表的な企業として知られています。
HRテック(HR Tech)
HR(Human Resource=人材)とTech(テクノロジー)を組み合わせた領域で、ITの力で採用・人事業務の課題を解決するビジネスモデルです。採用管理ツール(ATS)、タレントマネジメント(カオナビ・SmartHRなど)、ダイレクトリクルーティング(ビズリーチなど)、適性検査(ミキワメなど)といった多様なサービスが含まれます。
営業職としては、企業の人事担当者や責任者に対してソフトウェアの導入提案を行うSaaS営業が中心で、高単価・高提案力が求められるポジションです。近年の市場拡大により採用需要が高まっていますが、IT・SaaSの基礎知識を問われることもあるため、未経験からの場合はキャッチアップの努力が必要です。
採用代行(RPO:Recruit Process Outsourcing)
企業の採用プロセスの一部または全部を外部に委託するビジネスモデルです。スカウトメールの代行、会社説明会の運営、面接調整、一次選考の代行など、採用に関する業務を包括的にサポートします。人事機能を持たない中小企業から、採用規模が大きく業務を効率化したい大企業まで、幅広い企業が活用しています。
近年はHRテックとの掛け合わせで、AIやデータ分析を活用した採用支援も増えており、成長が著しい分野のひとつです。オペレーション管理能力とコミュニケーション力が重視されるため、前職での業務改善・プロジェクト管理の経験を持つ方が活躍しやすい傾向があります。
未経験から人材業界への転職|求められるスキルと向いている人の特徴

「転職しやすい」とはいえ、もちろん誰でも活躍できるわけではありません。ここでは、未経験から人材業界への転職を成功させるために、どのような経験やスキルが評価されるのか、そして、この業界で長期的にキャリアを築いていける人の特徴は何かをご紹介します。ご自身の経験や強みと照らし合わせてみてください。
評価されやすい経験・スキル
営業・販売経験:
目標達成に向けて顧客と交渉・提案した経験。特に法人営業の経験は高く評価されます。
対人折衝能力:
顧客のニーズを深くヒアリングし、信頼関係を築いた経験(接客、カスタマーサポートなど)。
目標達成意欲:
数値目標に対するコミットメント力や、困難な状況を乗り越えて成果を出した経験。
人材業界で活躍できる人の特徴
コミュニケーション能力が高い人:
人の話を聴く力と、分かりやすく伝える力の両方が求められます。
人の成長やキャリアに関心がある人:
人の人生の転機に寄り添うことにやりがいを感じられる方。
学習意欲が高い人:
担当する業界や職種、労働法規など、常に新しい知識をインプットし続ける姿勢が重要です。
精神的にタフな人:
求職者と企業の板挟みになることや、目標達成へのプレッシャーに耐えられる強さも必要です。
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人材業界に向いていない人の特徴|入社前に確認しておきたいミスマッチのサイン
活躍できる人の特徴と同じくらい重要なのが、「向いていない人の特徴」を把握しておくことです。人材業界は未経験からの転職成功者が多い一方で、入社後に思っていた仕事と違うとギャップを感じて短期離職してしまうケースも少なくありません。以下に当てはまる方は、転職前に業界の実態をより深く理解した上で判断することをおすすめします。
ワークライフバランスを最優先にしたい人
人材業界の仕事は、求職者の都合に合わせた夕方〜夜の面談や、企業側との日程調整が重なることも多く、残業が発生しやすい環境です。特にキャリアアドバイザーは転職活動中の求職者と並走するため、土日も連絡が入るケースがあります。
もちろん会社によって勤務環境には大きな差がありますが、「定時退社が絶対条件」「プライベートの時間を何よりも確保したい」という方にとっては、ストレスを感じやすい環境になりやすいことを理解しておきましょう。
数字のプレッシャーが極端に苦手な人
人材業界の多くの企業では、月次の売上目標や内定件数などのKPIが設定されており、成果に連動したインセンティブ給与制度が採用されています。これは「頑張った分だけ稼げる」という大きなメリットである一方、数値管理のプレッシャーを常に感じる環境でもあります。
数字を追うことへのストレスが大きく、「目標を達成しなければいけない」というプレッシャーが精神的に大きな負荷になってしまう方には、仕事のやりがいを感じる前に消耗してしまうリスクがあります。
即断・即行動よりも慎重に考えてから動くタイプの人
人材業界の業務は、複数の求職者・企業案件を並行して動かしながらスピーディーに判断・行動することが求められます。転職活動には期限があり、求人の採用枠も刻々と変化するため、じっくり考えてから動く慎重派のスタイルは、この業界では通用しにくい側面があります。
スピードと柔軟性が求められる環境に適応できるかどうかも、入社前に自己分析しておくべき重要なポイントです。
人と関わること自体が「目的」になっている人
「人が好きだから人材業界」というモチベーションは決して悪いことではありませんが、それだけが志望理由の人は要注意です。人材業界は人に寄り添う仕事である同時に、営業数字を追うビジネスでもあります。「ありがとう」と言われることに喜びを感じながらも、しっかり数字にコミットできるバランス感覚が長く活躍するために不可欠です。
ホスピタリティ重視で「人の役に立てれば収入は二の次」というスタンスの方は、ノルマとの乖離から早期に疲弊してしまうケースがあります。
【注意点】人材業界へ転職する前に知っておきたい「やりがい」と「厳しさ」

転職を成功させるためには、仕事の魅力的な側面だけでなく、その裏にある厳しさを理解しておくことが不可欠です。人のキャリアを支えるという大きなやりがいと、同時に伴うプレッシャーや責任とは何か。入社後のミスマッチを防ぐために、人材業界で働くことの「光と影」の両面をリアルにお伝えします。
人材業界で働く大きなやりがい
人の人生に貢献できる:
求職者のキャリアという重要な節目に関わり、「ありがとう」と直接感謝される機会が多い仕事です。
多様な業界・企業知識が身につく:
様々な企業のビジネスモデルや働き方に触れることで、自身の市場価値も高まります。
成果が正当に評価されやすい:
成果がインセンティブや給与に反映されやすく、若手でも高収入を目指せる可能性があります。
▼人材業界で働くやりがいについて以下の記事でも解説しています
キャリアアドバイザー(人材紹介)に向いている人はどのような人? やりがいや業務内容と合わせて解説
人材業界の平均年収|日本人平均と比較するとどうなのか?
「成果が正当に評価されやすく、高収入を目指せる」と書いてきましたが、では実際の数字はどうなのでしょうか。ここでは、具体的なデータを元に人材業界の年収水準を解説します。
国税庁の調査によると、日本の給与所得者全体の平均年収は460万円前後(直近の統計)です。これに対し、人材業界の平均年収は複数の調査・統計データを参照すると、約500〜530万円程度が目安とされており、全産業平均をやや上回る水準になっています。
ただし、この数字はあくまで業界全体の平均であり、職種・業態・企業規模によって大きな差があります。成果報酬型のインセンティブ制度を採用している会社では、20代でも700万〜1,000万円以上を稼ぐ社員がいる一方、基本給ベースでは300万円台からスタートするケースも珍しくありません。
業態別の年収イメージは以下のとおりです。
人材紹介業(CA/RA):400〜700万円台が中心。実績次第でインセンティブ込みで1,000万円超も狙える。
人材派遣業:400〜550万円程度。安定しているが上昇しにくい傾向。
求人広告業:400〜600万円程度。営業成績に左右されやすい。
HRテック・組織コンサル:500〜800万円台が多く、高単価案件を扱う職種は高め。
人材大手企業の平均年収一覧(参考)
転職先を比較する際の参考として、主要な人材企業の平均年収(有価証券報告書や各社公開データより)をご紹介します。
| 企業名 | 平均年収(目安) | 備考 |
| リクルートホールディングス | 約960〜1,000万円 | 業界トップ水準。HRテクノロジー部門が牽引 |
| パーソルホールディングス | 約720〜730万円 | 派遣・紹介・ITアウトソーシングを幅広く展開 |
| JACリクルートメント | 約790〜840万円 | ハイクラス特化。コンサルタント1人両面型 |
| マイナビ | 約500〜600万円 | 新卒・中途・アルバイトと幅広いサービス展開 |
| エン・ジャパン | 約550〜600万円 | 求人広告・転職支援を中心に展開 |
※上記はあくまで参考値であり、職種・等級・インセンティブの有無によって個人の年収は大きく異なります。転職活動の際は各社の求人票や面接時に詳細を必ず確認してください。
大手企業への転職は競争率が高くなりますが、未経験可の求人を積極的に出している企業も多く、ポテンシャル採用で入社後にインセンティブで収入を積み上げていくキャリアパスは現実的な選択肢です。
理解しておくべき仕事の厳しさ
目標達成へのプレッシャー:
売上や内定数などのKPI(重要業績評価指標)が設定され、常に数字を意識する必要があります。
精神的な負担:
求職者の人生を左右するという責任感や、双方の板挟みになるストレスを感じることもあります。
労働時間が長くなる傾向:
求職者の都合に合わせて面談を行うため、就業後や土日に対応が発生することもあります。
ここからは、すでにキャリアアドバイザーとして経験を積まれた方が、その経験を活かして次のキャリアへ進むための情報をご紹介します。
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人材業界の選考で落ちる人の共通点|未経験者が陥りやすい「落とし穴」と対策
人材業界の選考は「未経験歓迎」という言葉が多い一方で、書類選考や面接を通過できずに苦労する求職者も少なくありません。ここでは、未経験から人材業界への転職を目指す方が陥りやすい具体的な失敗パターンと、その対策をご紹介します。
「人が好きだから」という志望動機だけでは通過できない
未経験で人材業界を志望する人の志望動機として最も多いのが「人の役に立ちたい」「人と関わる仕事がしたい」という内容です。もちろんこの気持ち自体は大切なのですが、それだけを伝えてしまうと面接官には「数字に対するコミットメントが弱そう」「ホスピタリティ重視で、営業としての泥臭さが足りないのではないか」という印象を与えてしまいます。
人材業界はあくまでビジネスです。求職者に寄り添う仕事である同時に、月次の売上目標・内定件数・面談数といった数値KPIを追い続ける営業の仕事でもあります。選考で評価される志望動機とは、「人への関心」と「数字への意欲」の両方を自分の言葉で語れるものである必要があります。
対策: 志望動機には必ず「なぜ人材業界のビジネスモデルに魅力を感じるのか」「どんな数値目標に向き合ってきたか」を加えましょう。例えば「前職の販売職で月次目標○○%達成を続けた経験を活かし、今度は人のキャリアを動かす仕事で数字を出したい」という形で、ビジネスとしての覚悟と実績を組み合わせた動機として仕上げることが重要です。
前職の実績を「数字の再現性」として語れていない
人材業界の面接官が未経験者に期待するのは、「この人は入社後、しっかり数字を出せるか」という再現性の確認です。そのため、前職での経験をただのエピソードとして話すのではなく、「どんな行動量で、どんな成果が出たのか」を数字と紐づけて語ることが非常に重要です。
よくある失敗は「お客様に丁寧に対応することを心がけていました」「チームの雰囲気をよくするよう意識しました」という定性的なアピールにとどまることです。面接官の視点からすると、「具体的に何件、何%、何人の規模で何をやったのか?」が見えない限り、再現性は評価できません。
対策: 面接前に必ず過去の経験を「数字×行動量×PDCA」の3軸で整理し直しましょう。例えば「月50件のアプローチの中で、ヒアリング内容を変えることで成約率を15%→30%に改善した」「同時進行で10名以上のお客様を担当し、スケジュール管理の仕組みを自分で構築した」のように、行動の量と質、そして改善のプロセスを具体的に示すことが、人材業界では特に響くアピールになります。
「なぜこの企業なのか」が曖昧なまま面接に臨んでしまう
人材業界の企業は業態・規模・得意領域がそれぞれ異なります。「人材業界ならどこでも良い」という姿勢が透けて見えてしまうと、志望度の低さとして評価されます。
特に大手エージェントや成長期のベンチャー企業は、入社後の離職リスクを非常に気にしており、「なぜうちの会社でなければいけないのか」を明確に語れない候補者は、たとえポテンシャルがあっても落とされることがあります。
対策: 受ける企業の業態(紹介・派遣・広告・HRテックなど)・強みのある業界領域・フロー型かストック型かといった収益モデルの違いを事前に調べた上で、「自分がなぜその業態・その会社にフィットするか」を具体的に語れるよう準備しましょう。企業研究の深さが、他の未経験応募者との明確な差別化ポイントになります。
キャリアアドバイザー職に特化した転職エージェント。独自のノウハウと徹底した伴走支援で最適なキャリア選択をサポートします。高い専門性と一気通貫スキームにより、Googleクチコミ4.9と極めて高い評価を獲得しています。
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キャリアアドバイザー経験者が転職先から重宝される理由

キャリアアドバイザー経験者は、転職市場でも大変重宝される傾向にあります。
その代表的な理由をご紹介します。
アドバイザーやコンサルタントを担っていた人に対する信頼度が一般的に高い
キャリアアドバイザーや、それに類するキャリアコンサルタント、リクルーティングアドバイザーといった職種では、コミュニケーション力や提案力、問題解決能力や計画力、忍耐力など様々な能力が鍛えられるといわれています。
例えば求職者ごとの希望や将来設計に寄り添い、その人の強みや不得意なことなども知りながら適した職種をアドバイスしたり求人を紹介したりするためには、求職者が気兼ねなく心を開いてくれるようにするためのコミュニケーション力や、状況にあわせて提案をおこなう力が必要です。また、企業側のニーズと求職者の希望を考え合わせて最適なマッチングを実現したり、マルチタスクで複数の求職者における様々なフェーズを同時進行したりといったことで問題解決能力や計画力も必須です。ときにはすぐに成果が出なかったり、企業と求職者の間で板挟みになったりといった事態もありえるため、忍耐力も必要となるでしょう。
こういったことから、キャリアアドバイザーを一定期間務めていた方は、他の職種でも求められるような様々な能力を持っている方である可能性が高いのです。
職種や分野を問わず、様々な業界から求められる人材であるといえるでしょう。キャリアアドバイザーで一定の成果を出していた実績があったり、リーダーやマネージャークラスを担当していたのなら尚更です。
特に、キャリアアドバイザーで必須となるコミュニケーション力はあらゆる業種で求められる能力
前述したような様々な能力の中でも、特にコミュニケーション力は転職先の分野問わず重宝される能力です。
特にキャリアアドバイザーは日常的にかなりの人数の求職者へ対応しているほか、企業側の担当者ともやりとりをおこなっています。
様々な人柄・性格を持つ個人や、様々な業界の企業と関係性を構築していく中で鍛えられたコミュニケーション力は、あらゆる業種・業界でも応用できるのです。
すでに構築されている人脈や専門知識、ノウハウが重宝される
キャリアアドバイザーは複数の企業とやりとりを行いながら雇用ニーズや業務内容を学んでいるため、人材業界にとどまらない多方面の知識を職務上で得ているということになります。
また、やりとりを重ねるなかで様々な企業や求職者(現在はどこかの企業に入社している人など)へ人脈が広がっているため、その人脈自体も転職先で活かせる可能性があります。
キャリアアドバイザーからのおすすめの転職先【同職種・類似職種】編

それではここからは、キャリアアドバイザーからの転職先としておすすめできる、具体的な業界や職種をピックアップしてご紹介していきます。
まずは、転職先でもキャリアアドバイザーとして活躍する場合や、類似点のある職種へ転職する場合です。
より待遇の良い転職エージェント、人材派遣会社
もし、給与面や勤務時間と仕事量の兼ね合い、その他福利厚生などといった待遇面の問題が転職動機の場合には、現在よりも条件のよい転職エージェントへの転職が候補となります。
転職エージェントであれば現在の職種とまったく変わらずキャリアアドバイザーとして、多数の求人が見つかるでしょう。年収を上げたい、リモートワークをしたい、WLBを改善したい、より求職者に向き合った支援をしたいなど現職で叶えることが難しかったことを実現できる可能性があります。転職を機にキャリアアドバイザーを統括するマネージャークラスを目指すのも有効です。キャリアアドバイザー経験者を募集している新規人材紹介事業立ち上げポジションもあります。
▼具体的にキャリアアドバイザー経験者におすすめの求人例はこちらも参考にしてください
キャリアアドバイザー経験者におすすめのキャリアアドバイザー求人とは?
HRtech企業の法人営業・カスタマーサクセス
キャリアアドバイザー職として両面型の支援を行っていた方の場合、人事・採用担当者への顧客折衝経験や提案経験が評価され、SaaS企業を始めとしたHRTech企業への転職が有効な選択肢となります。
様々な法人営業のなかでも特にIT業界は、現在最も右肩上がりで成長している業界の代表格であり、将来性の高い業界です。特にSaaS企業は継続的にサービスを利用してもらうことが前提のビジネスモデルであるため顧客志向性が高く、ホスピタリティの高い方が多いキャリアアドバイザー職と親和性が高いと言えます。中でもカスタマーサクセス職は顧客の成功を実現するため顧客に伴走して中長期で課題解決を行っていく職種であることから、キャリアアドバイザーで得たスキルを活かしやすいと言えます。
▼カスタマーサクセス職の求人例は以下サイトも参考にしてください
カスタマーサクセス職特化転職エージェント | 9Eキャリアカスタマーサクセス
▼SaaS業界営業職の求人例は以下サイトも参考にしてください
AI・SaaSセールス職特化転職エージェント | 9EキャリアAI・SaaSセールス
公的就労支援機関
主に厚生労働省主導のもと自治体や行政法人が運営し、各地域に置かれている公共職業安定所(ハローワーク)、就労移行支援事業所、障害者職業センターなどがこれにあたります。
例えば公共職業安定所であれば、正規雇用の社員は国家公務員資格を有する方々となりますが、それとは別に非正規雇用で勤めている方がたくさんいらっしゃいます。
非正規雇用求人は一般の求人サイトや求人誌に掲載されており、求められている人材としては民間の人材系企業で勤めていた方や、キャリアアドバイザー・キャリアカウンセラーなどで経験を積んだ方という傾向にあります。
もし、より良い条件を目指し正規雇用を目指すためには、国家公務員試験に合格する必要があります。
教育機関の進路支援担当
高校や専門学校、大学や大学院などで運営されているキャリアセンターや進路相談センターなどでも、キャリアアドバイザーと似た性質の役割が求められています。
学生に対して就職に関するアドバイスや、就職を踏まえたうえでの進学についてのアドバイスなどを行うことになるため、転職とは少し異なるものの、目標や希望を踏まえたうえでのキャリアサポートをするという点でこれまでの経験を大いに活かせるでしょう。
学生からの相談に応じて面談形式でアドバイスをするほか、キャリア教育に関するセミナーを開催したり、そのための資料を作成したりといった業務も行います。
教育業界の法人営業
教育業界の法人営業職では、主に学校法人や学習塾といった一般企業を対象に、教材や広告などの商材を売り込みます。
採用要件として特に法人営業の経験を求められる傾向が高いため、キャリアアドバイザーで様々な法人と関係を構築してきた経験を活かせる可能性が高いでしょう。
不動産業界の法人営業
不動産業界の営業では、主に住宅の販売や賃貸契約の仲介などを行います。
顧客は個人になる場合と法人になる場合の両方がありますが、いずれの場合でも相手のニーズを汲み取りながら最適な提案を行っていくことが求められるため、キャリアアドバイザーで得たスキルを応用できるでしょう。また、住宅は買う人にとって将来の人生に大きく影響する買い物であるため、同じく相談者の人生に寄り添う役目であったキャリア相談対応と心構えの面で通ずる面があります。
さらに企業同士のつながりの把握や、顧客の業界に関する知識をもとに幅広い営業ルートを開拓できる職種でもあるため、キャリアアドバイザー職で得られた人脈を活用できるケースもあります。
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キャリアアドバイザーからのおすすめの転職先【異職種】編

続いて、キャリアアドバイザーとは異なる職種となるものの、これまでの経験やスキルを活かしやすく、また採用される見込みも充分にある職種をいくつかご紹介します。
人事(採用担当)
人事(採用担当)の役割は採用計画の達成です。そのためには内定を出せるレベルの人材の応募数を確保し、内定を出した人材の内定承諾を獲得していく必要があります。応募数を増やすための1つの手段として、人材紹介会社との関係構築強化があります。人材紹介会社に自社の良さを知ってもらい、また応援をしたいと思ってもらうことで応募数を増加させていくことができます。キャリアアドバイザー経験者の場合、人材紹介会社出身者としてどういったコミュニケーションを行うことで良好な関係が築けるか理解をしているため、経験を活かすことができます。また、自社へ応募した人材に対し自社を魅力付け、内定承諾を得ていく活動はキャリアアドバイザーとして求職者と関係構築し、自身が提案した求人に魅力付けをしていく経験をそのまま活かすことができます。
さらに、自身がキャリアアドバイザーとしていろいろな会社を見てきた経験は客観的に自社の強みや弱みを把握することができる強みに繋がります。この客観性を持つことで採用活動において効果的な改善策を立案していくことができるようになります。
▼採用人事への転職をお考えの方はこちらのサイトも参考にしてください
人事Agent | 人事職特化の伴走型転職エージェント【採用人事に強い】
HR・採用コンサルティング
前述の人事(採用担当)は自社の採用目標を達成する役割であるのに対し、HR・採用コンサルティングは顧客の採用目標達成の支援をしていく職種となります。
人事(採用担当)で記載した内容同様、キャリアアドバイザーとして経験したいろいろな会社を客観的に見れる力や求職者の母集団を形成するための具体的な手法、求職者を動機付けるための具体的な手法について、自身のキャリアアドバイザー経験を元に顧客に対し提案をすることができます。
▼HR・採用コンサルティングの求人例はこちらを参考にしてください
キャリアアドバイザー経験者歓迎!のHR・採用コンサルタント求人一覧
金融事務
こちらは少し毛色が異なりますが、キャリアアドバイザーから転職したくなった理由が仕事量やノルマの多さ、給与面の不満などの部分であった場合の、選択肢のひとつとしてご紹介します。
具体的な転職先としては、銀行や証券会社、投資信託会社などのほか、保険会社なども視野に入れておくとよいでしょう。事務職では窓口や電話・メールでの顧客対応と、データや文書の作成・管理などが業務内容の中心となります。キャリアアドバイザーでも様々なコミュニケーションを経験済みで、データ・書類作成なども頻繁に必要となっていたと思いますのでスキルを応用できるでしょう。
様々な業界の中でも、特に金融業界は従業員のワークライフバランスを強く重視する傾向にあります。定時退社、有給、長期休暇といった仕組みが整備されているケースが多いため、これまでの仕事で「帰宅したら寝て、朝になったら出社の繰り返し」というような多忙な日常に疲れてしまった方や、プライベートで今後、趣味や友人との時間を大切にしていきたいと考えている方におすすめです。
キャリアアドバイザーからの転職時、【年代別】に求められるポイントの違い

ここまでご紹介したような様々な業界、職種への転職を検討する際に、年齢が何歳になっているかは人それぞれ異なります。
一般的に考えると、転職時の年齢が高くなればなるほど「異職種への転職は採用されにくい(その年齢から新たな職種にチャレンジするということになるため)」、そして「同職種・類似職種への転職は採用されやすい(類する経験を長く積んでいるため)」という傾向にあります。
とは言っても、バブル期など終身雇用が当たり前であった一昔前とは違い、現代では業界問わず、随時人材不足という状況は起こり得るため、「第二新卒歓迎」や「ポテンシャル重視」といったように中途採用の求人数自体が多くなっています。そのため、例えば40歳以上など年齢を重ねてからの転職であっても、思い切って異職種への転職にチャレンジし、成功している方もたくさんいらっしゃいます。
大切なことは、転職時の年代ごとに企業からどのようなポイントを求められやすいのか、採用判断の際にどのような点を重視されやすいのかということを把握しておき、自分の年代や状況に適したアピールをおこなうことです。
以下では、「20代」「30代」「40代以上」の3つに分けて、それぞれの年代での転職時に企業から求められやすい代表的なポイントを解説します。
ここまでにご紹介した様々な業種・業界ごとのアピールポイントと合わせて、ぜひ参考になさってください。
20代でのキャリアアドバイザーからの転職
20代で転職をする場合には、まだ若い年齢だからこその将来性や熱意にも期待されて、類似職種・異職種問わず幅広い業界で歓迎される傾向にあります。
何より求められるポイントは「ポテンシャル」「自己成長意欲」「柔軟性」「学習能力」といった面が大きくなりますので、例えばキャリアアドバイザーの仕事で自分がいかに業界知識の学習に努めたか、業務上の課題にどのように向き合い取り組んだか、どのような試行錯誤を経て具体的な成果へ繋げたか……といったように、職務への姿勢そのものについてのアピールが有効だと考えられます。
あわせて、転職先の業界や職種で自分のポテンシャルや学習能力をどのように活かしたいか、という点も伝えられるとよいでしょう。
例え転職先の分野がこれまでの職種とは異なる場合でも、20代であれば学習意欲や熱意を買われ、キャリアアドバイザーで得た様々な業界知識をベースとして将来性込みで歓迎される可能性が大いにあります。
30代でのキャリアアドバイザーからの転職
30代からの転職では、30代前半か、後半かの違いでも求人の多さや転職の難度が異なる傾向にあります。事業会社での中途採用求人は、主に20代から30代なかばほどまでを、対象の中心としているケースが多いためです。
そして30代の転職で求められるポイントとしては、どうしてもある程度「即戦力であること」が重視されがちです。
そのためキャリアアドバイザーとして積んだ実績のなかでの具体的な成果を、なるべく明確に事実や数値で示すことが大切になるでしょう。あわせて、志望する業界自体の特徴や、その企業が求める人物像などをあらかじめしっかり研究しておくことも重要です。キャリアアドバイザーでの具体的実績をアピールする際にも、「転職先の業界・職種になるべく親和性が高い」実績を優先して大きく伝えられるよう準備しておきましょう。
もしキャリアアドバイザーの時に管理職や、もしくは新人を指導する立場であった場合には、統率力や指導力のアピールになりますので30台後半であっても多くの選択肢が出てくるでしょう。
40代以降でのキャリアアドバイザーからの転職
40代以降での転職の場合には、志望先になるべく関係するような具体的経験や業界知識がより強く求められる傾向にあり、まったく未経験のジャンルへ挑戦する場合には、若い年代と比較すれば転職難度は高くはなります。
キャリアアドバイザーで様々な法人営業経験まで積んでいたという場合にはその具体的な成果や担当した業界の専門知識、マネジメント職に就いていたのであればマネジメントに際しての具体的な取り組み内容やチームの規模、方針や成果というように、長いキャリアの中での具体的なアピールポイントを明確に伝える必要があるでしょう。
尚、40代以降での転職時に留意しておきたいもうひとつの側面として、志望先企業から何を求められるかという点とは別に「自分が求める年収」も大きなポイントです。
40代までキャリアアドバイザーとして勤めたなかで、年収が年代相応に高くなっていた場合には、さらに年収を上げるという面で考えるとマッチする求人が大きく絞られる可能性もあります。
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人材業界の将来性とトレンド|AIが普及しても「人」を売る仕事が価値を持ち続ける理由
これから人材業界を目指す方にとって「この業界に将来性はあるのか?」「AIに仕事を奪われないか?」という疑問は非常に重要な判断軸です。ここでは、人材業界のマクロトレンドを整理し、この業界がこれからも成長し続けるといえる根拠を解説します。
在庫を持たない「フロービジネス」の強さ
人材業界は「モノ」ではなく「人と情報」を扱うビジネスです。製造業や小売業のように在庫を抱えるリスクがなく、固定費を比較的低く抑えながら運営できる「身軽な商売」としての側面があります。
景気後退局面においても、企業が人員削減・再編を行う際には組織コンサルや再就職支援(アウトプレースメント)の需要が高まるという特性があります。また、採用活動を縮小した後の景気回復期には、一気に採用ニーズが膨らむため、いわゆる「不況に強く、好況にも乗れる」双方向の需要構造を持つビジネスといえます。少子高齢化による慢性的な労働力不足を背景に、今後も人材サービスの市場規模は拡大傾向が続くと予測されています。
AIの普及が「人にしかできない仕事」の価値を高める
ChatGPTをはじめとした生成AIや、各種HRテックの進化により、求人票の作成・スカウトメールの送信・履歴書のスクリーニングなどの定型業務は、急速に自動化が進んでいます。「AIに仕事を奪われるのではないか」という懸念は、人材業界でも現実的な課題です。
しかし、この変化が同時に引き起こすのは、「人間にしかできない仕事」の希少価値の上昇です。転職という人生の重大な決断において、求職者が本当に求めるのは「精度の高い求人のマッチング」だけではありません。「なぜ今転職すべきか」「本当に自分に合った仕事とは何か」「企業の文化に馴染めるか」といった感情の機微や不安に寄り添い、背中を押してくれる人間の存在は、AIには代替できない価値を持ち続けます。
実際、AIが業務の効率化を担う分、キャリアアドバイザーはより多くの時間を「深い面談」や「個別のキャリア設計支援」に振り向けられる環境が整いつつあります。テクノロジーを活用しながら、より高付加価値なコンサルティングに注力できる人材こそが、今後の人材業界で最も必要とされるプロフェッショナルだといえるでしょう。
「転職が当たり前」になる社会で、市場規模は拡大し続ける
かつて「転職は珍しいこと」だった日本社会は大きく変わりました。政府が推進するジョブ型雇用への移行、副業・フリーランスの増加、キャリアの複線化により、「生涯に1〜2回転職するのが当たり前」という時代から、「キャリアの節目ごとに転職を選択肢に入れる」時代へとシフトしています。
転職者数が増えるほど、人材紹介・求人広告・HRテックすべての市場が恩恵を受ける構造であり、人材業界全体のパイは今後も拡大していく見通しです。未経験からこの業界に飛び込む今のタイミングは、業界の成長とともに自身のキャリアを築いていける、非常に有利なタイミングといえます。
キャリアアドバイザーを辞めて転職先をスムーズに見つけるコツ

実際にキャリアアドバイザーからキャリアチェンジをするための準備を進める際には、以下のようなポイントを押さえておくと良いでしょう。
転職理由・今後の希望を自身でしっかり究明しておく
せっかく転職が実現しても、結果的に自分と合っていない仕事だったということになると苦労が大変大きくなります。特にキャリアアドバイザーとは異なる職種へ挑戦する場合、環境や心構え、業務内容などのギャップが大きな負担となります。 そのため、転職の準備段階としてまずは、自分が転職したいと思った理由、今後の具体的な希望などをはっきりさせておきましょう。 給与や勤務時間といった部分を重視するのか、自分の強みと仕事内容とのマッチングを狙うのか、ワークライフバランスを優先したいのか、といったように、転職先に求める条件や優先度をリストアップし、自分の中で整理しておきます。 実際に転職活動を行う際には、すべての条件を満たす企業がどうしても見つからない場合もあります。そのため、妥協できる点があるのか、あるいは妥協するくらいなら現職を続けながら長い目で探していくのかなども検討しておくとよいでしょう。
自己分析をおこない、アピールできる点を整理しておく
客観的な自己分析をおこないながら、自分が有している専門知識、ノウハウや実績、また実績の中でも特に具体的な数値で示せる部分といったように、転職時にアピールできる点を明確に整理しておきます。
必要に応じて一度整理したアピールポイントを、気兼ねなく相談できるような現職の同僚に見せて評価してもらうということも、客観的な整理を行ううえでとても有効な手段です。
転職のタイミングを決定する
転職活動をいつから始めて、いつまでに終わらせるのかという目標を、大まかな目安としてでも定めておきます。
一般的な転職活動期間の目安としては、おおむね3か月から半年程度となるケースが多いですが、前述のように「条件を妥協するくらいなら、転職せずに現職を続ける」といった場合もありますので、自分のライフプランに合った期間目標を検討しましょう。
ただし転職活動の期間が長引けば長引くほど、精神的な負担や肉体的な疲れも蓄積していきます。期間をあえてタイトに設定したうえで、転職エージェントへ現実的に実現可能な期間かどうかを相談してみるのもおすすめです。
これまでキャリアアドバイザーとして活躍されていた方であれば、転職の面でノウハウを既に得ているという面があるものの、また違った目線でのエージェントのアドバイスというものは大変参考になるものです。
▼キャリアアドバイザーからのキャリアパスについては以下の記事も参考にしてみてください。
キャリアアドバイザー(人材紹介)のキャリアパスとは? 将来設計に役立つ選択肢を徹底解説
「キャリアアドバイザーを辞めたくなった理由」によって転職先を慎重に選ぶことが大切

キャリアアップ、待遇アップなどポジティブな理由の転職であればこの点は無関係となりますが、もし例えば多くの内定ノルマを課せられるのがつらかった、多数の人とのやりとりに追われる毎日に疲れを感じてしまった、などなど、キャリアアドバイザーの仕事の性質自体が辛くなって転職を考え始めたという場合には、その悩みが解消される適した転職先を選ぶことが何より重要です。
キャリアアドバイザーと全く異なる職種であったり、また一般的にはノルマがなく定時退社ができると耳にする職種であっても、企業によっては達成率を厳しい目でチェックされたり、様々な業務を同時進行でおこなうことを要求されたりといったことがありえます。
こういった面については、求人元の企業の内情に精通している転職エージェントなどに相談し、これまでの現職で負担に感じていたことをありのまま伝えておくことをおすすめします。
「ノルマがきつい」が辛かった場合には、ノルマのないキャリアアドバイザーへの転職も検討を

「キャリアアドバイザーをやっていて、ノルマがきつかった」という時でも、キャリアアドバイザーの仕事内容自体は自分に合っていたという場合には、「ノルマがきつくないキャリアアドバイザーの仕事を探す」ことが一番かもしれません。
一般的に、キャリアアドバイザーの仕事でノルマとして設定される可能性がある項目には、以下のようなものがあります。
- スカウトメールの送信数
- 求職者との初回面談数
- 求人紹介の案件数
- 企業への求職者推薦数
- 1次面接の実施数
- 2次面接の実施数
- 内定数
しかし、例えばいわゆる「片面型」「片手型」と呼ばれる業務スタイルを採用している転職エージェントでのキャリアアドバイザーであれば、別途企業担当者が稼働しているというケースもあります。この場合、企業とのやりとりはすべて企業担当者が行うかたちとなるため、上記で挙げたうちの企業と直接関わる部分である面接実施や内定に関しては、キャリアアドバイザーのノルマとしては設定されない可能性があります。
ひとくちにキャリアアドバイザーといっても勤める転職エージェントによって様々な働き方の特徴があるため、更に自分に合った働き方ができるキャリアアドバイザー、という観点で新しい職場を探してみることもおすすめです。
さらに有利に転職を進めるためには

本記事の冒頭でお伝えしたように、キャリアアドバイザーの経験は様々な分野でも歓迎される可能性がある職歴です。
さらに、理想的な環境への転職の成功率を高め、好待遇を目指すためにおすすめな準備としては以下のようなものがあります。
- 転職先職種や業界に関する資格を取得しておく
- 英語が得意な場合はTOEICを受験しておく
- 自分の市場価値を正確に見極めておく
このうち、市場価値の見極めについては転職エージェントの無料相談なども上手く活用し、客観的な評価をしておくと良いでしょう。
キャリアアドバイザー職に特化した転職エージェント。独自のノウハウと徹底した伴走支援で最適なキャリア選択をサポートします。高い専門性と一気通貫スキームにより、Googleクチコミ4.9と極めて高い評価を獲得しています。
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キャリアアドバイザーから転職する際には職務経歴書で適切なアピールを

キャリアアドバイザーとして培った経験やスキルを希望の転職先へ正確にアピールするためには、職務経歴書にしっかり漏れなく記載しておくことが大切です。
特に、どのような法人顧客や業界、人材に対応していたか、どのくらいの規模で担当していたかといった対応範囲と対応量に関することや、具体的な成果(内定率や面談数、所属企業内での評価指標など)を詳しく伝え、数値で表せることは数値で示せるように準備しておきましょう。
▼キャリアアドバイザーから転職する際や、キャリアアドバイザーへ転職する際などケースごとの職務経歴書の書き方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
職務経歴書の書き方・注意点! キャリアアドバイザー関連の情報を中心に解説
キャリアアドバイザーで積んだ経験は転職時に間違いなく有利! 慎重に検討して確実なキャリアアップを
たくさんの求職者と接し、その人の人生に寄り添いながらサポートを行ってきた経験や、様々な業界の企業へ人材を紹介した実績は、必ず転職時に有利に働きます。これまでの仕事で大切にしてきたことや培ったノウハウをアピールすれば、未経験の職種でも選択肢が広がるでしょう。
転職する際には、自分がどうして転職を希望するのか、将来的なゴールとしてどういったところを目指すのかなどキャリアプランを整理しつつ、後悔のない転職を実現しましょう。
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▼キャリアアドバイザーの基本知識や具体的な仕事内容についてはこちらの記事でも総合的に解説しています。
▼キャリアアドバイザー職が営業職の中でどれくらい将来性が高いかは以下記事も参考にしてください
【2025年完全版・全38種】営業職の将来性の高さをランキング形式で徹底解説!
この記事の監修者
長沢 ひなた
外資系アパレルで販売・チーム運営を経験後、美容クリニックのカウンセラーに転身。60名中3名のみのトップカウンセラーとして表彰され、マネージャーとして大規模なチームマネジメントも経験する。
「人生単位での変化」を支援したいとの想いからキャリアアドバイザー職へ転身し、入社半年での異例の昇格、1年でリーダーに就任。現在は、キャリアアドバイザー職への転職を専門に、業界構造を熟知した的確な支援を行っている。(▶︎詳しく見る)
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