2025年3月4日公開
最終更新日:2025年12月12日
人材コーディネーター(派遣営業)の仕事内容は? 主な業務や求められるスキル、就業後のキャリアパスも紹介
人材コーディネーターは、「人材を求める企業」と「仕事を探す人」をつなぐやりがいのある仕事です。転職を検討するにあたり、具体的な仕事内容を知りたいという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、人材コーディネーターの仕事内容を詳しく解説します。向いている人の特徴や求められるスキル、就業後のキャリアパスなども紹介しますので、各見出しを目次のように活用していただき必要な情報から参考にしてください。
【関連記事】当社が運営する「キャリアアドバイザーAGENT」に関する評価・評判は、『キャリアアドバイザーAgent 求人ナビの評判は?CA転職特化エージェントの実績と口コミを徹底解説』の記事を参照してください。
人材コーディネーターとは
人材コーディネーターとは、求人企業(人材を探している企業)と求職者(仕事を探している人)の仲介役を担う職業です。人材派遣会社や人材紹介会社など、企業に対して人材派遣を行う会社に属します。
人材コーディネーターの主な仕事は、自社に登録しているスタッフの中から適切な人材を企業に派遣することです。具体的な業務としては、派遣会社に登録を希望する人との面談や、登録スタッフへの仕事の紹介、派遣後のフォローなどが挙げられます。
なお、派遣会社によっては、人材コーディネーターが法人営業を兼務する場合があります。このようなケースでは前述した業務に加えて、求人企業の新規開拓や求人内容のヒアリング、求人票の作成などを行うことになります。
キャリアアドバイザーとの違いは?
人材コーディネーターとキャリアアドバイザーは、どちらも求職者と企業をつなぐ人材紹介の仕事ですが、扱う人材の雇用形態に違いがあります。
人材コーディネーターは、主に人材派遣会社や人材紹介会社に属し、派遣形態での仕事を紹介します。一方、キャリアアドバイザーは転職エージェントに属し、正社員や契約社員の仕事の紹介を行います。
転職サイトの求人などでは、人材コーディネーターとキャリアアドバイザーの区分けが明確でないことがあります。例えば、人材派遣会社の求人票に「キャリアアドバイザー募集」と掲載されているようなケースも散見されます。
▼キャリアアドバイザーの基本知識や具体的な仕事内容についてはこちらの記事でも総合的に解説しています。
キャリアアドバイザー(人材紹介)ってどんな仕事内容?業務の詳細を徹底解説!
派遣営業(法人営業)との違いは?
人材コーディネーターと混同されやすい職種に「派遣営業(法人営業)」があります。会社によっては人材コーディネーターが兼務することもありますが、一般的には両者の役割に明確な違いがあります。
人材コーディネーター(対 求職者)
登録面談、仕事紹介、派遣スタッフのアフターフォローなど、主に「人」を担当します。
派遣営業(対 企業)
新規開拓、既存クライアントへのヒアリング、求人票の作成など、主に「企業(求人)」を担当します。
このように、人材コーディネーターは求職者側のサポート、派遣営業は企業側のサポートをメインに行うのが一般的です。ただし、企業によっては一人の担当者が両方を担う「両面型」を採用している場合もあります。
人材コーディネーターの仕事内容

ここでは、人材コーディネーターの仕事を詳しく紹介していきます。主な仕事内容には、以下のようなものがあります。
・求職者の登録面談
・マッチング、社内選考
・仕事の紹介
・派遣先との顔合わせ
・アフターフォロー
実際にどのような業務を行うのか、具体的に見ていきましょう。
求職者の登録面談
登録面談とは、派遣会社への登録を希望する人に対して行う面談です。通常、人材コーディネーターと登録希望者の1対1で行われます。面談では、これまでの経歴のほか、どのような仕事や働き方を希望しているかなど、希望条件を細かくヒアリングします。
<登録面談で確認する主な項目>
・職歴や経歴
・保有する資格やスキル、実績
・就業を希望する業界、職種
・勤務条件(就業時間、勤務地、休日、給与など)
・勤務開始可能日
・派遣先への要望
登録面談では、経歴や希望条件の確認だけでなく、人柄や適性を見ることも重要になります。例えば、企業の募集条件を十分に満たす人物であっても、性格の面で相性が悪ければ、早期の離職につながる可能性があるからです。事前に人となりや向き不向きを見極めることで、派遣先でのミスマッチを減らせます。
登録面談で確認した内容は、「人材派遣管理システム」と呼ばれる一元管理システムや情報共有ツールに入力、保存します。
マッチング、社内選考
人材派遣業におけるマッチングとは、人材を採用したい企業と登録スタッフを結び付けることを指します。人材コーディネーターは、登録スタッフの経歴や希望条件を確認した上で、適合する求人を選定します。満足度の高いマッチングを実現するには、経歴やスキルの条件だけでなく、派遣先の職場環境や人間関係の相性なども考慮する必要があります。
人材コーディネーターにとって、マッチングは重要業務の一つといえます。マッチングの判断が難しい場合は、実際に求人内容のヒアリングを行った営業担当から詳しい話を聞く場合もあります。情報の精査や社内選考を経てマッチングを決定します。
仕事の紹介
マッチングに基づいて、登録スタッフに仕事を紹介します。派遣先の企業名や業務内容、勤務地、待遇、契約期間など、派遣先に関する様々な情報を伝えます。一通り説明を終えたら、登録スタッフに何か聞きたいことや知りたいことがないか確認を行います。就業後のミスマッチを防ぐためにも、疑問や不安は事前に解消しておくことが大切です。
一般的に、仕事の紹介は登録面談の場で同時に行うか、もしくは後日電話やメールでの連絡となります。電話で仕事の紹介をする場合に備えて、前もって連絡可能な時間帯を確認しておくとスムーズです。
また、登録スタッフに仕事を紹介した際に、派遣先での就業を希望するか、すぐに返事をもらえないこともあります。企業側は早期の人材採用を望んでおり、他に応募者がいるケースもあるため、「〇日までに」と期限を指定して返事を待ちます。仮に、2人の採用枠に3人が応募するなど、応募者が求人の定員を上回る場合は、法人営業の担当者と連携して候補者を選定します。
派遣先との顔合わせ
派遣候補のスタッフが決定したら、派遣先に連絡を入れます。この際、スタッフの職歴やスキル、資格などをまとめたスキルシートを提出します。
派遣先が候補者を承諾したら、顔合わせを行います。顔合わせでは、候補者と派遣先の担当者が面談し、仕事内容や就労条件などを確認していきます。通常、顔合わせの場には人材コーディネーターも同席します。候補者に代わって経歴や強みをアピールしたり、会話がスムーズに進むようアシストしたりするなど面談をサポートします。
派遣先との顔合わせでは、以下のような項目について話をします。
<面接で確認する内容>
・自己紹介
・業務内容の説明
・待遇、条件の確認
・職場環境の確認(職場見学)
・質疑応答
顔合わせの目的は、派遣先企業と派遣スタッフのミスマッチを防ぎ、双方にとって満足度の高い雇用を成立させることです。候補者は顔合わせを通じて、実際の業務や職場環境への理解を深めます。一方、派遣先企業は、自社が求める人材と一致しているか候補者をチェックします。
顔合わせは、現地訪問以外の方法で行われることもあります。最近では、Web会議ツールなどを利用したオンラインでの顔合わせも増えてきています。
アフターフォロー
派遣スタッフの就業期間中のフォローも、人材コーディネーターの大切な仕事です。派遣後もスタッフと定期的に連絡を取り、業務上で困っていることやトラブルがないか確認します。派遣先企業の担当者に対しても同様に確認し、何か問題がある場合は人材コーディネーターが両者の間に入って調整を行います。
派遣スタッフからの相談で多いのが、「職場環境が自分に合わない」「事前に聞いていた業務内容と違う」といった内容です。一方、企業側からは「スタッフの勤務態度が悪い」「能力が足りていない」などのクレームが寄せられることがあります。
人材コーディネーターには、派遣先とスタッフの調整役としての役割が求められます。両者と信頼関係を築き、不安要素を丁寧に取り除いていく必要があります。
担当する業界・職種によって特徴が異なる
一口に人材コーディネーターといっても、所属する会社がメインで扱う業界や職種によって、仕事の進め方や雰囲気が少し異なります。
オフィスワーク系
事務職やコールセンターなどが中心です。女性比率が高く、細やかなコミュニケーションや事務処理能力が重視される傾向にあります。
製造・物流・軽作業系
工場や倉庫などの案件を扱います。一度に多人数のスタッフが稼働することが多く、スピーディーな対応や、入職当日の立ち会い、勤怠管理などの労務管理的な側面が強くなる場合があります。
専門職系(IT・エンジニア・医療など)
専門スキルを持つ人材と企業をつなぎます。マッチングの精度を高めるために、コーディネーター自身にも業界知識や専門用語の理解が求められます。
人材コーディネーターの1日の流れ(スケジュール例)
実際に働くイメージをつかむために、一般的な人材コーディネーターの1日のスケジュール例を見てみましょう。
09:30 出社・メールチェック
夜間に届いた応募者からのメール確認や、当日の面談準備、社内周知事項の確認を行います。
10:00 登録面談(オンライン)
派遣登録を希望する求職者とWeb面談を実施。これまでの経歴や希望条件をヒアリングします。
11:30 社内ミーティング・マッチング業務
営業担当と情報共有を行い、新規求人に適したスタッフがいないか社内システムで検索・選定します。
12:00 ランチ休憩
13:00 派遣先への職場見学(顔合わせ)
同行 スタッフと一緒に派遣先企業へ訪問。面談の進行をサポートし、終了後はスタッフの感想をヒアリングします。
15:00 登録面談(来社)
オフィスに来社した求職者と対面で面談。条件に合う案件があればその場で紹介することもあります。
17:00 スタッフフォロー・事務作業
就業中のスタッフへ「困ったことはないか」電話やメールで連絡を入れます。その他、専用システムへのデータ入力や契約書作成などを行います。
18:30 退社
翌日のスケジュールを確認して業務終了です。※残業時間は時期や企業によって異なります。
人材コーディネーターの仕事のやりがいや魅力

人材コーディネーターは、多くのやりがいや充実感を得られる仕事です。ここでは、人材コーディネーターという仕事の楽しさや魅力を紹介します。
人の役に立てる
人材コーディネーターは、直接的に人の役に立てる仕事です。人材コーディネーターの役割は、人材を採用したい企業と仕事に就きたい人をつなぐことであり、マッチングが上手くいけば両者の利益につながります。「ありがとう」と感謝の言葉をもらえる機会も多く、自分の仕事が誰かの役に立っていることを強く実感できます。
企業の成長や課題解決に貢献できる
企業の課題解決の手助けができることも、人材コーディネーターの仕事のやりがいの一つです。人材不足による業務の悩みを抱える企業は多く存在します。「できるだけ早期に人材を確保したい」「即戦力が欲しい」といった切実な問題を解決できた時には達成感が得られます。人材派遣を通じて企業の成長に貢献できること、それもこの仕事の魅力といえるでしょう。
派遣スタッフと長期的なつながりが持てる
派遣スタッフと長期的に関係を築き、成長や成功を間近で見守ることができます。人材コーディネーターは、派遣先でスタッフが快適に仕事を続けられるよう継続的にサポートを行います。時には相談相手になって話を聞いたり、スキルアップのためのアドバイスを行ったりすることもあります。人と人として信頼関係を築く楽しさや、派遣先での頑張りを耳にした時の嬉しさも、この仕事ならではの魅力です。
多様な人と関わり合える
多様なバックグラウンドを持つ人たちと関わり合えることも、人材コーディネーターという仕事の面白いところです。人材派遣会社の登録スタッフや企業担当者には、さまざまな人がいます。人それぞれ仕事に対する価値観や生き方、趣味嗜好が異なるため、関わりを持つ中で多くの刺激が得られます。今の仕事や人生について考えさせられる機会もあり、自身の成長につながります。
▼人材コーディネーターの楽しさややりがいについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
人材コーディネーターの仕事は楽しい? やりがいや魅力、未経験から転職する方法などをまとめて解説
人材コーディネーターの仕事が「きつい」「やめとけ」と言われる理由

人材コーディネーターの仕事はやりがいが大きい反面、「きつい」「やめとけ」といった声が聞かれることもあります。入社後のミスマッチを防ぐためにも、仕事の厳しい側面を理解しておくことが大切です。
企業の要求と求職者の希望の板挟みになりやすい
企業側は「即戦力が欲しい」「スキルの高い人材が欲しい」、求職者側は「未経験でも条件の良いところで働きたい」など、双方の希望が必ずしも一致しないケースは少なくありません。 その間で調整役として双方の着地点を探る必要があり、精神的な負担を感じることがあります。
派遣スタッフの突発的なトラブル対応
「派遣スタッフが突然出社しなくなった」「職場の人間関係のトラブルで辞めたい」など、派遣スタッフからの緊急連絡に対応する必要があります。 時には勤務時間外や休日に対応が求められることもあり、ワークライフバランスが崩れやすいと感じる人もいるでしょう。
業務量が多くマルチタスクになりがち
既存スタッフのアフターフォロー、新規登録者の面談、企業との調整、応募書類の作成、社内システムへの入力など、業務は多岐にわたります。 常に複数のタスクを同時並行で進める必要があり、優先順位をつけて効率よく処理する能力が求められます。
売上や目標(ノルマ)が設定される場合がある
所属する企業によりますが、派遣登録者数やマッチング成立数、派遣スタッフの稼働人数などの目標(ノルマ)が設定されることが一般的です。 目標達成へのプレッシャーを営業的な「きつさ」として感じる場合もあります。
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「キャリアアドバイザーになるのはやめとけ」は本当? 経験者がそう言う理由を具体的に分析
人材コーディネーターに向いている人の特徴

実際にどのようなタイプの人が人材コーディネーターに向いているのでしょうか。人材コーディネーターの適性がある人の特徴を紹介します。
コミュニケーション能力が高い人
人材コーディネーターは対人業務が多い職種なので、コミュニケーション能力が欠かせません。派遣スタッフの登録面談や仕事の紹介、派遣先との打ち合わせ、日々の連絡対応など、人と接する業務が多くを占めます。人と会ったり話したりするのが好きな人や、人間関係の構築が得意な人に向いている仕事といえるでしょう。
人の役に立つことにやりがいを感じる人
「人の役に立ちたい」「困っている人の手助けがしたい」という人は、人材コーディネーターの適性があると考えられます。人材コーディネーターの役割は、人材を求める企業と仕事を探す求職者をつなぐことであり、言い換えれば両者の悩みを解決するものです。誰かの役に立つことに大きな喜びを感じられる人であれば、高いモチベーションで仕事に打ち込むことができるでしょう。
交渉力や調整力のある人
人材コーディネーターには、交渉力や調整力が求められます。マッチングを行う際、企業が求める条件と求職者が求める条件が完全に一致するとは限らないからです。それぞれの希望条件を照らし合わせ、両者が納得する落としどころを見つけなければならないこともあります。合意形成を図るのが得意な人や話をまとめるのが上手な人は、そのスキルを業務に役立てられるでしょう。
知的好奇心の高い人
知的好奇心とは、人や物事に対して興味関心を抱いた上で、もっと深く知りたいと思う気持ちのことです。知的好奇心が高いと、「相手のことをもっと知りたい」「詳しく話を聞きたい」という気持ちが自然と湧いてくるため、派遣スタッフや企業担当者と密な関係が築けます。人に対して好意的であることも、人材コーディネーターの適性の一つといえるでしょう。
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キャリアアドバイザー(人材紹介)に向いている人はどのような人? やりがいや業務内容と合わせて解説
人材コーディネーターに求められる経験やスキル

人材コーディネーターは、未経験からでもチャレンジできる職種です。仕事をする上で必須の資格はなく、転職の際は意欲やポテンシャルが重視される傾向にあります。対人業務が多くを占めるため、過去に営業職や人事職、接客業などの経験があると有利に働きます。
人材コーディネーターに求められるスキルとしては、コミュニケーション能力や交渉力、分析力などが挙げられます。また、仕事の性質上、複数のタスクを同時並行して進めなければならないため、優先順位をつけて目の前の業務を手際よくこなしていく力が求められます。
人材コーディネーターが業務を行う上で必要な知識

実際に人材コーディネーターとして働く上で必要になる知識について解説します。
労働派遣法や保険の仕組みを理解しておく必要がある
人材派遣業界で働く場合は、労働者派遣法の理解が必須となります。労働者派遣法とは、平たく言うと派遣労働者を保護するための法律です。派遣労働者の就業条件や労働現場における権利などが定められています。労働者派遣法に違反すると、罰則や行政処分が科せられる可能性があります。
また、人材コーディネーターは派遣スタッフに雇用契約の説明を行うため、社会保険や雇用保険の知識も求められます。保険の仕組みを正しく説明できるよう、事前に学習しておく必要があります。
人材コーディネーターは資格が必須の職業ではない
人材コーディネーターの仕事に就く上で必須となる資格はありません。近年では研修制度が整っている会社も多く、未経験からスタートして活躍している人も多くいます。
人材業界で働く上で役立つ資格としては、「キャリアコンサルタント」が代表的です。厚生労働大臣が認定する国家資格で、資格を取得すれば一定のスキルを有することの証明になります。専門知識の習得やキャリアアップを目指す人は、資格取得を検討するのもよい方法といえるでしょう。
人材コーディネーターの平均年収と給与事情

転職を考える上で、給与や年収は重要なポイントです。人材コーディネーターの平均年収は、勤務先の企業規模、経験、スキル、地域などによって異なりますが、一般的に350万円〜500万円程度がボリュームゾーンとされています。
未経験からの転職の場合、初年度は300万円台からのスタートになることもありますが、経験を積むことで着実に年収アップを目指せます。
給与・年収を上げるためのポイント
人材コーディネーターとしてさらに高い年収を目指すには、以下のようなキャリアが考えられます。
インセンティブ(成果給)のある会社を選ぶ
基本給に加えて、マッチングの成立件数などに応じたインセンティブが支給される会社では、成果次第で年収を大きく上げることが可能です。
法人営業(派遣営業)のスキルを身につける
スタッフ担当(コーディネーター)と企業担当(営業)の両方を担う「両面型」のエージェントで活躍したり、営業職として経験を積んだりすることで、より市場価値の高い人材になれます。
マネジメント職(リーダー、マネージャー)に昇進する
コーディネーターのリーダーや支店のマネージャーなど、管理職にキャリアアップすることで役職手当がつき、年収が上がります。
キャリアコンサルタントなどの関連資格を取得する
資格手当を支給する企業もあり、専門性を高めることが給与アップにもつながります。
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人材コーディネーターの将来性は?

これから人材コーディネーターを目指す方にとって、将来性も気になるポイントでしょう。AIの台頭などで仕事がなくなるのではないかと不安に思うかもしれませんが、結論から言えば、人材コーディネーターの需要は今後も続くと考えられます。
人材ビジネス市場は拡大傾向
少子高齢化による労働人口の減少に伴い、多くの企業が人手不足に悩まされています。必要な時に必要なスキルを持った人材を確保できる「人材派遣」のニーズは高く、市場規模は拡大傾向にあります。企業と求職者をつなぐコーディネーターの役割は、今後ますます重要になっていくでしょう。
AI時代にこそ求められる「ヒューマンスキル」
マッチングの一部はAI(人工知能)によって効率化が進んでいますが、人の感情や微妙なニュアンスを汲み取ることは人間にしかできません。「求職者の不安に寄り添い、背中を押す」「企業の潜在的なニーズを引き出し、提案する」といったホスピタリティや交渉力は、AIには代替できない価値あるスキルです。
人材コーディネーターのキャリアパス

人材コーディネーターは、人材派遣会社や人材紹介会社、特化型人材サービス会社などに属します。その後のキャリアパスとして代表的なものを紹介します。
マネジメント職を目指す
人材コーディネーターとして一定の経験を積んだ後、リーダー職やマネージャー職、管理職への昇進を目指します。まとめ役としてのポジションへステップアップします。
コンサルタントへ転職する
業務で培った対応スキルや専門知識を活かして、コンサルタントへ転職します。資格を取得してキャリアコンサルタントとして活躍する道のほか、人事コンサルタントや法人向けコンサルタントを目指す選択肢もあります。
独立開業する
十分な経験を積んだ後、独立開業する道もあります。人材コーディネーターとしての仕事だけでなく、経営からマネジメントまで自分で計画を立てて管理します。
未経験の業界へキャリアチェンジする
人材コーディネーターの仕事を通じて身に付いたスキルを活かして、異業種へ転職します。コミュニケーション能力や顧客対応力、分析力、マルチタスク能力などは、どの業界でも重宝されます。
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人材コーディネーターの仕事に転職する方法

人材コーディネーターの仕事に転職する方法としては、転職サイトや転職エージェントの利用が一般的です。「効率的に転職活動を進めたい」「自分の適性に合った仕事を見つけたい」という人は、その中でも人材業界に特化した転職エージェントを利用するのが近道です。
人材業界の求人を専門に扱う転職エージェントでは、人材コーディネーターの求人情報を幅広く保有しています。一般には公開されていない、独自の非公開求人を紹介してもらえる可能性もあります。業界知識が豊富なキャリアアドバイザーのサポートが受けられるため、より満足度の高い転職を実現できるでしょう。
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人材業界は転職しやすい?未経験からの転職とキャリアアドバイザーのキャリアパスについて解説
人材コーディネーターの仕事内容を理解した上で転職活動を進めよう
この記事では、人材コーディネーターの仕事内容や求められるスキルについて解説しました。どのような職業にも言えることですが、転職してから後悔しないためには、事前に仕事への理解を深めておくことが重要です。具体的な業務や求められるスキルを知った上で転職活動に着手しましょう。
キャリアアドバイザーAgentの転職支援サービスは人材コーディネーター職含め人材業界での転職を考えている方向けに特化した転職支援サービスで、人材コーディネーター職のやりがいや大変さ、求職者様に向いているかなどのご相談に乗らせていただくこともできます。
応募書類作成のサポートや企業ごとの面接対策など徹底した伴走型の転職支援を提供し、「書類も面接もこれまでより通過率がダントツに上がった」「年収交渉をしてもらい希望年収が叶えられた」などクチコミでも高い評価をいただいているサービスでもあります。
人材コーディネーター職含め、人材業界への転職を検討している方はぜひ以下ボタンから面談予約してください。
この記事の監修者
長沢 ひなた
外資系アパレルで販売・チーム運営を経験後、美容クリニックのカウンセラーに転身。60名中3名のみのトップカウンセラーとして表彰され、マネージャーとして大規模なチームマネジメントも経験する。
「人生単位での変化」を支援したいとの想いからキャリアアドバイザー職へ転身し、入社半年での異例の昇格、1年でリーダーに就任。現在は、キャリアアドバイザー職への転職を専門に、業界構造を熟知した的確な支援を行っている。(▶︎詳しく見る)
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