2025年10月27日公開
最終更新日:2025年10月27日
銀行という“安定”を手放し、キャリアアドバイザーの道へ。未経験から挑んだH.Y様の転職成功インタビュー
インタビュー記事について
キャリアアドバイザーAgentは「あなたの挑戦を支える一番の伴走者になる」をコンセプトに、将来の可能性を広げるご提案にこだわり転職支援を実施しています。
このインタビューは、入社後1年以上経過している方へのインタビューを通し、実際に転職の軸を叶えられたのか?や今後チャレンジしていきたいことを中心にヒアリングをしていくことで近いご経験や志向性をお持ちの方に有益な情報を届けたいと考え、実施しています。
安定した環境の中で気づいた、“成長したい”という気持ち
――最初に入社されたのは金融業界では、どんなお仕事をされていたんですか?
大学卒業後に大手銀行に入行したのですが、主に窓口でのカウンターセールスを担当していました。証券や保険、ローンといった幅広い金融商品のご案内をはじめ、お客様一人ひとりの資産運用や、ライフプランのご相談に乗る仕事です。
高校生の頃から投資やお金の仕組みに興味があったので、まさに憧れていた仕事でした。 「安定していて、給与も良くて、土日休み」という点も大きな魅力で、社会人としての理想的なスタートだと感じていました。
――そんな中で転職を考えたのはどうしてですか?
働き始めて1年ほど経ったころ、ふと「この先、どんな自分でいたいんだろう」と考えるようになったんです。仕事自体は嫌いではありませんでしたが、給与は年に数千円ほどの昇給しかなく、頑張っても評価が伴わない現実に気づきました。
また、職場はほとんどが男性行員。管理職になるとその傾向はもっと顕著で、銀行という業界で、女性が長くキャリアを築くイメージがなかなか持てなかったんです。もちろん“安定”という点では申し分ありませんでしたが、その安定が成長に“天井”を作っているような気がして…。 「このままこの仕事をしていても、10年後の自分は今とたいして変わっていないかもしれない…」そんな不安が日に日に強くなっていきました。
――当時、“安定よりも成長”を意識するようになったのは、具体的にどんな瞬間でしたか?
一番印象に残っているのは、社内イベントで出会ったインターン生の存在です。ひとりの大学生が、「僕もH.Yさんみたいに、早く銀行で働きたいです!」と、目を輝かせながら話してくれたんです。
その瞬間、その言葉にハッとしました。安定した環境を手にして安心していた自分と、挑戦することを楽しんでいる彼を見比べたときに、“私ももっとチャレンジしなきゃ”という気持ちが自然と湧いてきたんです。
――そこから実際に行動に移したんですね。
はい。最初は転職することに不安もあったのですが、心のどこかで「このままここで働いていては、いつまで経っても状況は変わらない」と理解はしていたので。
SNSや友人との会話の中でも、同世代の知人が新しい環境でスキルを身につけていく様子を見るたびに、焦りや劣等感のようなものを感じることがあって。そこで、「どうせ転職するなら、次は“できることを増やせる仕事”がいい」と思い、少しずつ情報を集め始めたんです。
ただ、当時は自分の中で“成長”の明確な定義もなく、とにかく“現場を変えたい”という気持ちが強かったのですが、今振り返るとその小さな違和感が環境を変える転機だったのかもしれません。
転機はキャリアアドバイザーAgentとの出会い
――転職活動では、最初からキャリアアドバイザー職を目指していたんですか?
いえ、最初は営業がしたいと考えていて、中でもSaaS業界や不動産、金融系を中心に探していました。複数の転職エージェントに登録して、いくつか面談も受けたのですが、どこも「営業が得意ならこの求人ですね」といった感じで、私の“これからどうなりたいか”まではあまり聞いてもらえませんでした。
正直、紹介される求人をただ並べられているだけのような感覚だったので、“転職ってこういうものなのかな…”と少しモヤモヤしていたのを覚えています。
――そんな中で、キャリアアドバイザーAgentとの出会いがあったのですね。
はい。まさにそんなときに出会ったのがキャリアアドバイザーAgentでした。はじめて面談をしたときから、他のエージェントとは全然違ったんです。
まず、「なぜ転職したいのか」「何に不安を感じているのか」といった私の気持ちを丁寧に聞いてくれて。私の話を一通り聞いたあとに、「安定よりも、成長を選んで挑戦してみませんか?」って、まっすぐに言ってくれました。はじめての転職で不安が大きかったですが、寄り添ってサポートしてくれたので、本当にありがたかったです。
――印象に残っているやりとりはありますか?
「H.Yさんは人の話を聞くのが上手で、相手に寄り添う力がありますから、キャリアアドバイザーの仕事がきっと合っていると思います」とアドバイスしていただいたことです。それまで“人の人生に関わる仕事”という発想がなく、自分がそんな仕事に向いているとは思わなかったので。
でも、その言葉をかけていただいてから、“誰かの挑戦を後押しする仕事って素敵だな”と感じるようになりました。キャリアアドバイザーAgentの担当者さんは、単に求人を紹介してくれるだけではなく、「私がどんな人間で、どんなときにやりがいを感じるのか」といった部分まで、一緒に掘り下げてくれたんです。“今の自分”ではなく、“これからの自分”に目を向けるきっかけをもらえたというか。まさに人生の分岐点で背中を押してもらったような、そんな感覚でした。
――実際に転職活動を進める中では、不安もありましたか?
もちろん、初めは不安だらけでしたね。未経験からの挑戦でしたので、「本当に自分にできるのかな」「向いていなかったらどうしよう」みたいな感情が、何度も頭をよぎりました。でも、そのたびにキャリアアドバイザーAgentの担当者さんは相談に乗ってくれて。
面接の前日には「大丈夫!ちゃんと想いを伝えられれば大丈夫だから!」ってメッセージをくれたり、うまくいかなくて落ち込んだときも、すぐに電話で話を聞いてくれたり…。形式的なやりとりではなく、人としてやさしく寄り添ってくれました。
――キャリアアドバイザーAgentとの出会いが、大きな転換点になったという感じですね。
そうですね。この出会いがなければ、私は今も「成長」ではなく「安定」をとっていたかもしれません。「人の人生を支える仕事」という新しい視点を紹介してくれて、とても感謝しています。
“人を大切にする会社”に惹かれて、N社への入社を決意
――数ある企業の中から、N社を選んだ理由を教えてください。
一言で言うと「人を大切にしてくれる会社」だと感じたからです。転職活動では複数の企業の面接を受けましたが、多くの会社では、「なんで1年半で辞めたの?」「せっかく安定してるのにもったいないね」といった言葉が多く、どこか“過去の自分”ばかり見られているような印象でした。もちろん質問自体は理解できますが、品定めされているような、そんな面接が多かったように思います。
一方で、N社の面接はまったく違いました。「これからどんな力をつけていきたい?」「どんな仕事をしていきたい?」と、未来の話を中心に聞いてくれたんです。“これまで”ではなく、“これから”を見てくれている、そんな姿勢に、会社としての誠実さというか、あたたかさのようなものを感じました。「この会社だったら、きっと自分らしく成長していける」と思えたことが、N社を選んだ理由です。
――面接の中で、印象に残っている言葉はありますか?
印象的だったのは、社長が話してくださった言葉です。「僕は順調な人生じゃなかった。中退も経験したし、何度も挫折してきた。でも、そういう人たちがもう一度チャンスをつかめる社会をつくりたいんです」。そう語る社長の表情には、心からの想いがにじんでいるように感じました。 私はこれまで“安定を選んできたタイプ”だったので、自分とは真逆の価値観に触れたことが、印象に残ったのかもしれません。
――N社は20代の社員が多いと伺いました。同世代の多い環境も、入社の後押しになったのではないでしょうか。
はい。それも大きかったですね。N社は社員の多くが20代前半〜半ばで、年齢も近く、活気のある会社です。私自身、まだ社会人経験が浅かったので、「同じ世代で一緒に頑張れる仲間がいる」というのは、安心感につながりました。
また、求職者の方も20代の方が中心ですので、同世代だからこそ共感できる悩みや気持ちが分かるというのもポイントでした。
――実際に入社してみて、面接で感じた印象とギャップはありましたか?
いい意味で、まったくなかったです。面接で感じた“人のあたたかさ”は、入社後もずっと変わっていません。上司も同僚も、困っていたらどんどん声をかけてくれる方ばかり。
「数字だけを追う」のではなく、「一緒に成長しよう」と支え合うような、そんな空気が魅力的な会社です。
未経験からの挑戦。最初の壁と、乗り越えた先の成長
――入社してから、特に苦労したことを教えてください。
やっぱり未経験からの入社だったので、“何もかもが初めて”という状況には戸惑うことばかりでした。たとえば働き方でいうと、銀行時代は定時に帰れるのが当たり前だったのに、 キャリアアドバイザーの仕事では、求職者の方の都合に合わせて夜や休日に連絡を取ることも正直あります。
でも、それは「大変」というより、「新しい世界に飛び込んだ実感」でもありました。一人ひとりの人生に関わる責任があるからこそ、“時間”ではなく“成果”や“信頼関係”で動いている仕事なんだと、少しずつ体で理解していった感じです。
――仕事の内容で特に苦労した点は?
知識のキャッチアップですね。N社は特定の職種に特化していないので、相談に来られる方の業界がとにかく幅広いのが特徴です。求職者の方の希望を正しく理解するためには、各職種の仕事内容やスキルレベルをある程度は把握しなければなりませんから、仕事終わりや休日に、YouTubeを見て少しずつ勉強しました。
――苦労を乗り越えて、「成長した」と感じた瞬間はどんなときでしたか?
入社して半年くらい経ったころ、はじめて私が担当した求職者の方が、「内定、もらいました!!」って報告してくれたときです。
電話越しに一緒に喜んで、本当に嬉しくて、思わず涙がこぼれました。その瞬間、何も分からずに飛び込んだ不安の中で、“誰かの人生を支える”という仕事の価値を、本当の意味で実感できたような気がしたので。
「人の人生に寄り添える仕事」——不安でも、一歩踏み出してほしい
――現在は主任としてご活躍とのことですが、今の仕事にどんなやりがいを感じていますか?
いちばんのやりがいは、やはり「誰かの人生に伴走できること」です。転職って、その人にとって“人生の大きな節目”じゃないですか。
悩んだり、迷ったり、時には泣いてしまう方もいます。そういう方に寄り添いながら、一緒に道を見つけていくプロセスは、他の仕事では経験できないことですし、私にとってすごく貴重で価値のある時間です。
――今後のキャリアで挑戦してみたいことはありますか?
将来的には、法人営業(RA:リクルーティングアドバイザー)にも挑戦してみたいと思っています。いまはキャリアアドバイザーとして求職者の方を支援していますが、その方々が入社する「企業側の環境」をより深く理解できるようにもなりたいんです。
RAは、感情的なサポートだけでなく、ロジカルな思考や戦略的な視点が求められる仕事。だからこそ、そこに挑戦することで、より“人の可能性を広げられる人材になれると思うんです。今磨いている“共感力”に、“戦略的思考”を掛け合わせて、より大きな価値を提供できる人材を目指していきたいですね。
――最後に、これからキャリアアドバイザーを目指す方へメッセージをお願いします。
新しいことに挑戦するのは、誰だって不安があるはずです。「失敗したらどうしよう」「向いていなかったらどうしよう」と考えるのは自然なことですから。私自身、まったくの未経験からスタートしましたが、あのとき一歩を踏み出したからこそ、今こうして充実した毎日を送れています。
この仕事の魅力は、“人を幸せにしながら、自分も成長できること”。求職者の方に「ありがとう」と言ってもらえる瞬間は、何度経験しても感動的です。人の気持ちに寄り添うことが好きな人、誰かの背中を押したいと思える人なら、きっとこの仕事を楽しめるはず。 “できるかどうか”よりも、“やってみたいかどうか”が大切だと思います。その気持ちを信じて一歩踏み出せば、新しい景色がきっと見えてくるのではないでしょうか。
この転職者を支援したキャリアアドバイザー
荒川 翔貴
学生時代に100名規模の営業団体を設立後、大手メーカーで新人賞、売上4,000%増を達成。その後人材業界に転身し、ベンチャー企業にて求職者・企業双方を支援。プレイヤーとして社内売上ギネスを塗り替えながら、3年で事業部長に昇進し組織マネジメントも経験する。
現在は株式会社9Eのキャリアアドバイザーチームリーダーとして、入社半年で再び社内ギネスを更新するなど、常に成果を追求し続けている。(▶︎詳しく見る)
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