2025年12月19日公開
最終更新日:2025年12月19日
投稿者:キャリアアドバイザーAgent求人ナビ編集部

リフォーム営業マンからキャリアアドバイザーへ。「人の人生に深く関わる仕事がしたかった」M.N様の転職成功インタビュー

 
M.Nさん
 
大学では映像制作を学び、卒業後に映像制作会社に入社。その後、リフォーム営業を経て入社したN社でキャリアアドバイザーへと転身。“人の人生に向き合う仕事”にやりがいを見出し、さらなる成長を目指している。
 

 

インタビュー記事について

キャリアアドバイザーAgentは「あなたの挑戦を支える一番の伴走者になる」をコンセプトに、将来の可能性を広げるご提案にこだわり転職支援を実施しています。

このインタビューは、入社後1年以上経過している方へのインタビューを通し、実際に転職の軸を叶えられたのか?や今後チャレンジしていきたいことを中心にヒアリングをしていくことで近いご経験や志向性をお持ちの方に有益な情報を届けたいと考え、実施しています。

 

映像業界・営業職を経て、キャリアアドバイザーを志すまで

――これまでのご経歴について教えてください。

大学の専攻は「映像」。映画監督になることを目標に、短編映画の制作や編集などを学んでいました。学生時代は自分の作品を形にすることにやりがいを感じながら、映像表現に向き合う日々でした。

卒業後は映像制作会社に入社。テレビCMやミュージックビデオ制作に携わり、主に進行管理やスケジュール・予算管理を担っていました。制作の最前線を支える立場として多くの経験を積む一方で、業界特有の長時間労働や不規則な働き方に次第に負担を感じるようになり、約2年で退職することになりました。

その後は、もともと興味のあったインテリアや空間づくりに関わりたいという思いから、リフォーム営業の仕事へ転職。お客さま一人ひとりの要望を丁寧に聞き取り、住まいづくりを提案する営業として約3年半働きました。

 

――異業種を経験するなかで、キャリアアドバイザーに興味を持ったきっかけを教えてください。

映像制作やリフォーム営業と、これまで異なる業界を経験してきましたが、振り返ってみると、どの仕事でも共通して「人の話を聞くこと」が好きだったんだと思います。相手がどんなことを考えているのか、なぜそう思うのか。そうした背景を知ろうとすること自体、私としては昔から自然とやってきたことでした。

映像制作の仕事では、作品づくりの過程で関係者の想いや意図を汲み取らなければいけませんし、営業の仕事でもお客さまの要望をただ聞くだけでなく、その奥にある本音や価値観を理解する必要があります。そうした経験を重ねるなかで、「もっと人の人生そのものに深く関われる仕事がしたい」という気持ちが、少しずつ強くなっていったようです。

転職を考え始めたとき、あらためて自分は何にやりがいを感じるのかを考えた結果、「人に向き合い、その人の選択や人生に寄り添う」キャリアアドバイザーという仕事に強く惹かれるようになりました。

 

――では当初から、キャリアアドバイザー職に絞って転職活動をはじめたのですか?

はい。私の場合は転職活動を始める段階から、キャリアアドバイザー職に絞っていました。「本気で人と向き合う仕事がしたい」という気持ちは自分のなかではっきりしていたので、他の選択肢を並行して検討することはなかったですね。

ただ、そもそも未経験でできる仕事なのか、多少営業経験があったとしても、アドバイザーとしては全く通用しないのではないか…。そんなことを考えることも正直ありました。でもそれ以上に「今挑戦しなかったら、きっと後悔する」とも感じていたんです。

これまでの私自身の経験を振り返ったとき、「相手の背景を理解しながら、一緒に答えを探していくというスタンスは、キャリアアドバイザーという仕事と重なる部分も多いはず」そう自分に言い聞かせて、転職活動を進めていきました。

 

――転職活動を進めるなかで、キャリアアドバイザーAgentのサポートはいかがでしたか?

転職活動を進めるうえで、キャリアアドバイザーAgentの存在は本当に心強かったです。未経験でキャリアアドバイザーを目指すということもあり、一人で考えていたら不安ばかりが先に立っていたと思います。

面談では、担当者の方が私の話を丁寧に聞いてくれて、「なぜそう思ったのか」「どんな価値観を大切にしているのか」といった部分まで深掘りしてくれました。多くの求人を機械的に紹介されるというより、自分に合いそうな企業を一緒に考えてくれる感覚が強かったのを覚えています。

また、求人票だけでは分からない会社の雰囲気や、実際に働いている人の特徴なども教えてもらえたのもありがたく、私としても納得感を持って企業選びができました。特に年収面など、なかなか自分では言いづらい交渉を代わりにしてもらえたことは助かりましたね。そういった部分は、やはり業界に特化したプロならではのサポートだったと感じています。

 

N社を選んだ決め手と、転職時に大切にしていた軸

――数ある企業のなかで、N社を選んだ理由を教えてください。

転職活動での一番の軸は、「自分が本気で成長できる環境かどうか」でした。これまでの経験を振り返るなかで、どんな仕事をするか以上に「どんな環境に身を置くか」が成長を大きく左右することを実感していたからです。

その点でN社はベンチャーマインドが強く、周囲のメンバーも本気で成長を目指している人たちばかりでした。決して楽な環境ではないですが、成果や覚悟を求められるぶん、挑戦できる余白が大きいと感じたんです。「ゆるく働けそう」とか「安定していそう」という理由で選ぶのではなく、あえて自分にとって負荷のかかる環境に身を置きたい。そう考え、N社に入社を決めました。

 

――面接時の印象で、特に心に残っていることはありますか?

印象に残っているのは、最終面接で社長から「覚悟」を問われたことですね。このときのことははっきりと記憶に残っています。社長はこれまでの経験やスキル以上に、「私自身が人生をどう豊かにしていきたいのか」「そのためにどれだけ本気になれるのか」といった、本質的な部分を深く掘り下げて聞いてくれました。

決して優しい言葉ばかりではなくむしろ厳しさを感じる場面もありましたが、それが逆に良い印象として心に残ったんです。「この会社は楽な場所ではないかもしれない. でも、本気で向き合えば大きく成長できるに違いない」と確信しましたね。本気かどうか試されたといいますか、自分の甘さや覚悟の度合いを見つめ直すきっかけになった面接でした。

 

――実際に入社してみて、ギャップはありましたか?

いい意味でギャップはほとんどありませんでした。面接時に感じた雰囲気や空気感が、そのまま日常になっているような印象です。N社ではメンバー一人ひとりが高い意識で仕事に向き合っていて、「成長したい」「結果を出したい」という前向きなエネルギーを常に感じています。入社前から抱いていた「この会社なら本気で挑戦できそうだ」という確信は、入社後さらに強くなった印象です。

 

未経験からキャリアアドバイザーとして働くリアル

――入社当初、業務に慣れるまで苦労した点を教えてください。

一番苦労したのは、「同じ対応が通用しない」難しさでしょうか。人によって歩んできた人生も価値観もまったく異なるため、キャリアアドバイザーの仕事には「こう対応すればいい」といった正解がないんです。求職者一人ひとりに本気で向き合う必要があり、決して簡単ではない仕事です。

入社当初は短期間で基礎を一気に叩き込まれ、すぐに実践へ移るスピード感にも圧倒されました。会社的にも「まずはやってみる」「現場で覚える」というスタイルだったので、悩んでいる暇もないといいますか、とにかく必死に食らいついていく毎日でした。

 

――特に難しいと感じたのはどんな点でしょうか?

特に難しいと感じたのは、「それっぽく話を聞けている状態」と「本当に相手の本音に届いている状態」は、まったくの別物だという点です。入社当初は、マニュアルに沿って質問を進めること自体はできていたと思います。ただ、今振り返ると表面的な情報を聞けているだけで、その人がなぜそう考えているのか、どんな背景や迷いを抱えているのかまでは、十分に引き出せていなかったと感じています。

会話としては成立しているように見えても、相手の本音に触れられていないと本当の意味で寄り添えているとは言えません。そのことに気づいたとき、この仕事の難しさと同時に、奥深さも強く感じました。

 

――その壁はどのように乗り越えてきましたか?

先輩の面談動画を何度も見返したり、実際の面談後にフィードバックをもらったりしながら、少しずつ改善を重ねていきました。「なぜその質問をしたのか」「どのタイミングで踏み込んでいるのか」など、自分だったらどうするかを常に考えながら、いつも振り返るようにしています。どんな仕事もそうですが、経験を積むことでしか身につかないことってありますよね。そんな意識は今後も大切に、自分なりの試行錯誤を続けていきたいです。

 

1年経って感じる成長と、これから描くキャリア

――入社から1年が経ち、どんな部分に成長を実感していますか?

一番の大きな成長はマインド面ですね。以前は目の前の仕事をこなすことに一生懸命で、がむしゃらにやっていたといいますか、少し視野が狭かったかもしれません。

でも今は、自分がどんな成果を出したいのか、そのために「今、何をすべきか」を常に考えられるようになりました。行動して終わりではなく、結果を振り返り、改善点を考え、次の行動に落とし込む──。そうしたサイクルを回すことが、少しずつですが習慣になってきたんです。自分の目標や数字に対して主体的に向き合うようになったことなども、仕事への向き合い方が変わった大きな変化です。

 

――1年経って、組織のなかで任される役割も増えてきたのではないでしょうか?

はい。少しずつではありますが、後輩もでき、業務のなかでアドバイスを求められる場面が増えてきました。私自身もまだまだ学ぶ立場ではありますが、これまでの経験を踏まえて声をかけたり、考え方を共有したりする機会が増えたと感じています。

ただ、今はまだリーダーやマネジメントといった立場ではないので、まずは一人のキャリアアドバイザーとして成果を出し続けることが重要なフェーズです。目の前の数字と真剣に向き合いながら、着実に次のステップにつなげていきたいですね。

 

――今後、どんなキャリアを描いていますか?

まずはチームリーダーになって、チーム全体の成果に責任を持てる立場を目指したいと考えています。その先はマネジメントの立場として、自分だけでなく周囲の成長や会社全体に貢献できる存在になりたいですね。これまでは「自分がどう成果を出すか」という視点が中心でしたが、今後は「どうすれば周りが力を発揮できるか」「どうすれば組織として成果を最大化できるか」といった視点も大切にしていきたいです。

また、しっかり稼いでより豊かな生活を実現したい、という思いも当初から強く持っていて、これが私の原動力になっているんです。生活の選択肢を広げるためにも、どんどん収入を増やしていって、人生を前向きに積み上げていきたいですね。

 

これからキャリアアドバイザーを目指す方へ

――最後に、未経験からキャリアアドバイザーを目指す方へメッセージをお願いします。

人と本気で向き合える人でなければ、キャリアアドバイザーとしての成果には決して結びつきません。簡単な仕事ではありませんし、正直、大変な場面も多いです。でもそのぶん、人としての成長に直結する仕事なのは確かです。

私自身、未経験からの挑戦でしたので、もちろん不安もありましたよ。それでも実際に飛び込んでみて、これまでの人生のなかで今が一番、自分と向き合い、成長できている実感があるんです。人の人生に深く関わるからこそ、自分の大在り方や考え方も常に問われる。そんな環境が、自分を一段引き上げてくれているような感じです。

年齢やこれまでの経験に関係なく、「誰かの人生に貢献したい」「自分自身も成長したい」という想いがある方は、キャリアアドバイザーという仕事はきっと向いていると思います。最初の一歩は勇気がいりますが、踏み出してみることで見える景色は確実に変わります。ぜひ、自分の可能性を信じて挑戦してみてほしいですね。

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