2025年2月27日公開
最終更新日:2025年3月8日
投稿者:キャリアアドバイザー求人ナビ編集部

派遣営業の仕事にノルマはあるのか? 人材派遣会社の営業職はきついといわれる理由とともに徹底解説!

派遣営業にノルマはあるのかと問われれば、あるというのが一般的な回答でしょう。ただし、ノルマという言葉には押し付けのネガティブなイメージもあることから、自主的な目標として数値を設定しているケースが少なくないようです。

 

この記事では、派遣営業のノルマを考える際に欠かせない、派遣営業の仕事内容や魅力、向いている人・向かない人に加え、人材業界の他の営業職についても概要を解説します。

 

派遣営業の仕事内容とは?

腕時計を見る移動中の営業マン

まずはノルマの存在が気になる派遣営業の仕事内容を再確認しておきましょう。

 

新規開拓

派遣会社の利益は顧客企業に労働者を派遣することで生まれます。売上・利益を拡大するためには、常に新規開拓が必要です。新規開拓の営業手段には飛び込みやテレアポ、既存顧客や関係先からの紹介などがあります。飛び込みの成功率は高くなく、紹介も一般には数多くあるというわけではないことから、新規開拓は訪問数が勝負となりがちです。

 

既存顧客の管理

労働者を派遣する新規案件は新規顧客だけでなく、既存顧客からも生まれます。したがって、既存顧客のニーズを取りこぼさないことが重要です。そのためには既存顧客の管理、いわゆるルート営業が重要となります。既存顧客を訪問する際には、要望や評価など就業中の派遣労働者に関するヒアリングに加え、派遣労働者の勤務状況を自分の目で確認することも大切です。

 

派遣労働者のマッチング

派遣労働には派遣先の有無にかかわらず派遣会社と派遣労働者の間で雇用関係が生じる常用型と、派遣契約期間中にのみ雇用関係が発生する登録型があります。どちらの型であれ、自社が抱える派遣労働者のなかから、派遣先企業にマッチする人材の選定を行うことも派遣営業の重要な仕事です。

 

派遣労働者の選定業務は、派遣営業が単独で行うケースだけでなく派遣労働者を担当する派遣コーディネーターと一緒に行うケースもあります。マッチングには派遣労働者の同意が必要です。派遣先との顔合わせに同行したり、ケースによっては職場見学のセッティングを行う必要があります。

 

派遣労働者と派遣先の顔合わせを面接と呼ぶ人がいますが、労働者派遣においては派遣先である顧客企業が人材の選定を行うことができません。したがって、面談はあっても面接はないことになっています。とはいえ、一部形骸化しているとの指摘もあるようです。

 

派遣労働者の管理・クレーム対応

マッチングした派遣労働者が就業すれば、その管理・フォローが必要になります。また、ケースによっては派遣先から寄せられるクレームへの対応が必要です。派遣労働者のフォローについては、派遣コーディネーターがいる場合は必ずしも派遣営業が行うとは限りません。

 

派遣労働者のフォローは、不安や心配な点を取り除くことで長く働ける状況を作ることが直接的な目的ですが、売上・利益の安定確保を狙ったものです。また、クレームへの真摯な対応は、派遣先の満足を得ることで継続や新規案件の獲得につなげることを念頭においています。

 

一般事務処理

営業職といえば、顧客から顧客へと飛び回っている印象を持たれがちですが、意外と事務処理作業が少なくありません。会社員として一般的な事務処理業務が発生します。営業事務職や営業アシスタント職といったスタッフがいない場合や、手が回らない場合には、プレゼン準備や提案書、見積書といった書類作成の時間も必要です。営業だから営業だけしていればよいというわけではありません。

 

ノルマはなくても目標はある

目標と書かれたキューブを指す鉛筆

ノルマがないという場合でも、ノルマと呼ぶかどうかは別にして、目標は存在します。

 

営業職と数字は切っても切れない関係

派遣営業に限らず、会社の売上・利益を直接的に作る職種である営業職は、実績としての数値がすべてといっても過言ではありません。会社には予算があり、予算達成のためには達成に向けた計画が必要です。この計画には当然ながら営業成績が組み込まれています。つまり、営業職の実績は結果論ではなく予定された数値です。予定された数値をクリアするために目標値の設定が行われるわけで、多くの派遣会社で事実上のノルマが設定されていることになります。

 

心理的なノルマがある

そもそもノルマという概念には統一的な定義があるわけではないものの、一般には「会社または上司から一方的に命じられる義務的な売上・利益等の数値」であると解されています。そのためネガティブなイメージが強いノルマという言葉は敬遠されがちです。ブラック企業と呼ばれるような企業でなければノルマを設定しない企業も増えています。とはいえ、営利企業で数字が関係ない企業はまず存在しません。そこで使われているのが「自ら申告した目標数値」です。ところが、自己申告だから一方的な押し付けではないという形でありながら、会社が納得する数値目標を出さざるを得ない雰囲気に支配されているケースも見受けられるようです。このような状況においては心理的なノルマがあるといえるでしょう。

 

人材派遣営業がきついといわれる6つの理由

疲れた様子の男女ビジネスパーソン

人材派遣営業がきついとはよくいわれることであり、そういわれるには相応の理由があるといえるでしょう。ここでは6つの主要な理由を紹介します。

 

厳しいノルマ

結局のところ、人材派遣の営業では多くの場合、事実上のノルマが存在しています。ノルマが厳しく、達成に向けて数字に追い回される日々を過ごすことで疲弊するケースが少なくないことがきついといわれる理由のひとつです。企業にとっては売上・利益は青天井が理想であり、往々にして過度な成果を営業職に求めがちであることに加え、人材派遣は競合過多ともいわれている業界であり、他社との激しい競争にさらされています。

 

さらに商材が派遣労働者という人間であり、自分ではどうしようもない問題が生じて数字が作れないケースもあるなど、ノルマ達成が容易ではない点もきつさを増幅しているといえるでしょう。

 

派遣労働者と派遣先の板挟み

ノルマ達成にも影響する問題として、派遣労働者と派遣先の板挟みになるきつさがあります。両者の間をうまく取り持たないと数字が作れません。板挟みとまではいかなくても派遣労働者の相談に乗ったり愚痴をきいたり、ケースによっては派遣先に改善を申し入れたりする必要があります。また、派遣先からの派遣労働者に対するクレームを上手に処理しなければならないなど、神経を使う場面が少なくありません。

 

創造的な仕事ができない

顧客企業の人材に関する問題点を見出し、ソリューションとしての派遣を提案するといったクリエイティブなコンサルティング営業の展開を目指していたら、現実は違ったという声があります。実際の営業現場では、派遣営業の思惑とは無関係に派遣需要が発生することが少なくありません。競合が多い派遣営業では、飛び込みのタイミングで商談が決まったり、御用聞きのような営業スタイルの繰り返しになったりするケースもあります。このように、希望と異なる働き方に嫌気がさしてきついといわれることが少なくないといえるでしょう。

 

長時間で休めない労働

競合過多で厳しいノルマの達成に向けて需要を取りこぼせないといった状況から生まれるのが、長時間労働であり休めない仕事です。また、派遣営業は自分の勤務時間外であっても派遣先が稼働しており、派遣労働者が就業していれば対応しなければならないケースがあります。休日であっても変わりありません。また、登録希望者への対応が勤務時間外になることが多かったり、人員不足であれもこれも抱え込んでしまったりと、きついといわれる理由が並びます。

 

低賃金

一般的な派遣営業の年収は400万から高くても500万円程度といわれています。歩合によってはさらに上積みも可能ではあるものの、歩合を稼ぐにはさらに実績を上げなければなりません。そのため、労働時間、労働量、労働内容の割に給与が低いと感じる点が、きついといわれる理由になっています。とくに歩合の割合が大きい場合は、給与の安定性に欠けるケースがあることや、事務仕事に忙殺されても収入が増えるわけではないことなどが、不満が強くなる要因です。

 

将来性への不安

自分の仕事が毎日同じことの繰り返しに感じられ、このまま続けていても将来の明るい展望が開けない気がする点が、きついといわれる理由になっています。競合が激しく一部には市場規模の縮小を指摘する声もある人材派遣への不安感が、手に職があるわけではない派遣営業のきつさにつながるケースもあるようです。

 

▼人材派遣営業が大変といわれやすい理由やその対処方法については、こちらの記事でも解説しています。

人材派遣会社の営業職はきつい? 仕事が辛いと感じる理由や対処方法、キャリアや転職先を徹底解説

 

派遣営業の魅力

ビジネスパーソンからやりがいの吹き出し

ノルマに絡んできつい仕事だと思われがちな部分もある派遣営業ではあるものの、派遣営業には派遣営業ならではのやりがいなどの魅力があります。

 

顧客企業の課題解決に役立ち感謝される

顧客企業の人材に関する課題解決に役立てることは、派遣営業の大きな魅力のひとつです。とくに人材派遣は急な人材需要や短期の人材需要という、企業にとって従業員の採用では手当てしにくい課題に対応できます。その結果として感謝されることは派遣営業をやっていてよかったと思える瞬間です。

 

マッチングを通じて調整能力がアップする

派遣労働者という個々の意思を持った人間を、さまざまな派遣先の需要に応じて選定しマッチングさせる仕事を通じて調整能力を磨くことが可能です。マッチング後のフォローもあり、必要性のなかでコミュニケーション能力が磨かれる点は派遣営業の魅力といえます。

 

法人営業のスキルがアップする

派遣営業は法人相手の営業としてやるべきことが多い職種です。飛び込みやテレアポ、マッチング、フォローに事務処理、それもノルマ達成に向けて全身で行なう業務の遂行であり、経験値として評価されるケースが多いといえます。転職元としても転職先としても魅力が大きいのが派遣営業です。

 

知見と人脈が増える

業種特化の派遣会社でない限り、派遣営業は仕事を通じてさまざまな業種の派遣先と関係を深めることが可能です。また、そうしなければ競合を勝ち抜いて案件を勝ちとることが難しく、ノルマの達成が遠くなるといえるでしょう。結果として幅広い知見を得て、人脈を増やせる点が派遣営業の魅力のひとつです。

 

やり方次第で高給取りになれる

派遣会社では歩合制を採用している企業も多く、歩合の比率が高い企業なら頑張り次第で高額報酬を目指すことも可能です。やり方次第では1,000万円プレーヤーも夢ではないのが派遣営業であり、大きな魅力のひとつとなっています。

 

派遣営業が向いている人・向かない人

適材適所の看板

ノルマがきつい反面、魅力も多い派遣営業の仕事ですが、誰にでも向いているというわけではありません。ここでは派遣営業が向いている人・向かない人の特徴を解説します。

 

「ノルマを負担に感じない人」か「感じる人」か

呼び方はともかく、派遣営業とノルマは切り離せない関係にあります。ノルマを負担に感じない人、困難に立ち向かうのが好きな人、ノルマ達成に向けて頑張れる人は派遣営業に向いているといえるでしょう。その逆でプレッシャーに弱く、ノルマの重圧に耐えられそうにない人は派遣営業に向かないといえます。

 

「めげない人」か「すぐに凹みやすい人」か

派遣営業の負担要素はノルマだけではありません。新規開拓における飛び込みやテレアポでの厳しい断り文句、何件も何十件も断られ続ける日々といった現実があります。また、顧客が難しい注文を付けてくる、派遣労働者がちゃんと働いてくれないといったさまざまな負担要素をさけることはできません。このような環境でもめげない人は派遣営業に向いています。

 

しかし、ちょっとでも厳しい言葉を受けると気持ちが凹んでしまう人、無理なことをいう相手と関わるのが嫌になるという人は向いていません。

 

「コミュニケーション能力が高い人」か「人と接するのが苦手な人」か

営業職は基本的にコミュニケーション能力を要する仕事であり、人材を扱う派遣営業はとくにコミュニケーション能力が重視されることから、その能力が高い人は向いているといえます。仮にそこまでコミュニケーション能力が高くなくても、仕事にしっかりと向き合えばスキルアップが可能です。ただし、そもそも人と話したり調整したりすることが苦手・嫌いな人は、例外はあるものの向いていないといえるでしょう。

 

「前向きでレスポンスの速い人」か「慎重過ぎる人」か

派遣営業は仕事を進めるうえで気持ちの部分が大きいと同時に、実際の行動が欠かせない職種です。したがって、前向きでレスポンスの速い人は向いています。考え方や気持ちの部分で優れていても、慎重に考えすぎてしまう人、行動に出にくい人は向いていません。

 

「マルチタスクに対応できる人」か「視野が狭くなりがちな人」か

派遣営業は複数の仕事をテキパキとこなす必要があり、効率アップの方法を考え、マルチタスクに対応できる人が向いています。反対に、ひとつのことをはじめると集中するあまり視野が狭くなり、他のことが見えない・できない・手が回らないといった人は向いていない職種です。

 

「相手ファーストの対応ができる人」か「できない人」か

売上・利益の追求という自分側の都合を考えるからこそ、営業職では成果を引き出す相手を尊重する必要があります。その際、相手のいいなりではなく対等な関係で相手ファーストの対応ができる人は、派遣労働者にも顧客にも信頼され、結果を出せるため向いています。一方、自分の都合が最優先で、押し売りのような営業スタイルになってしまう人は向いていません。

 

派遣営業だけじゃない人材分野の営業職とノルマ

笑顔の男女営業マン

人材業界の業種は派遣会社の他にも複数の異なる業種があり、それぞれに営業職があります。派遣営業以外の営業職について知識を持っておくのもよいでしょう。ここでは一般的に営業職と呼べる人材業界の3つの職種について、やりがいやノルマも踏まえて解説します。

 

キャリアアドバイザー

キャリアアドバイザーは一部の人材派遣会社にも存在しますが、主として人材紹介会社で転職者を担当する職種であり、B2Cの営業職と呼ばれることもあります。メインの業務は、転職活動を全般的にサポートすることです。キャリアアドバイザーのノルマとしては、売上・利益を含むケースもあれば、求職者支援の項目をKPIに設定して事実上のノルマとするケースもあります。

 

▼キャリアアドバイザーの基本知識や具体的な仕事内容についてはこちらの記事でも総合的に解説しています。

キャリアアドバイザー(人材紹介)ってどんな仕事内容?業務の詳細を徹底解説!

 

リクルーティングアドバイザー

リクルーティングアドバイザーは人材紹介会社の営業職として求人企業を担当しています。キャリアアドバイザーがB2Cの営業職と呼ばれるのに対し、B2Bの営業職として求人企業の人材採用など、人材に関する課題解決をメイン業務とする職種です。ノルマは売上・利益だけでなく、新規獲得件数や契約継続率が含まれるケースも多いといえます。人材紹介会社における売上は、ほぼ求人企業からの成功報酬である紹介手数料のみです。

 

求人広告営業

求人広告の出稿を集めたり、広告の制作を支援したりする求人広告営業は、求人媒体の運営企業だけでなく、広告代理店にも存在しています。人材業界でありながら広告業界でもある点で、上記2つの営業職とは仕事内容の違いが大きいといえるでしょう。ノルマとして掲げられる売上・利益は、従来は広告掲載料がメインだったのに対し、現在では成果報酬の比率が上がっている状況です。

 

派遣営業などへの転職でノルマは検討材料のひとつとして考えよう

派遣営業はノルマが厳しいなどきつい職業だといわれることがある反面、顧客企業や派遣労働者の課題を解決しニーズに応えて感謝されるなど、意義もやりがいも大きい職種です。また、人材業界には派遣営業以外にもキャリアアドバイザーなどの営業職もあり、ノルマの中身もそれぞれで異なります。

 

転職先を検討するなら、ノルマも検討材料のひとつとして考え、自分にとってマッチするのはどの職種か総合的に比較検討することが大事でしょう。

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