2025年3月7日公開
最終更新日:2025年3月8日
投稿者:キャリアアドバイザー求人ナビ編集部

人材紹介サービスとは? 人材派遣との違いや採用の仕組み、利用するメリット、転職を成功させるポイントを解説

人材業界での就職・転職を検討する際に、人材紹介会社の営業職やキャリアアドバイザーも選択肢となります。一方で「人材紹介と人材派遣の違いが分からない」「人材紹介業界の知識がなくて不安」といった方も多いかもしれません。

 

本記事では、人材紹介関連企業への就職、転職を目指す方のために、人材紹介と人材派遣それぞれの特徴と違い、利用時の仕組み、人材紹介サービスを活用するメリットなどの基本情報を解説します。人材紹介サービスへの転職を成功させるポイントについて解説していますので、ぜひ各見出しを目次のように活用いただき、必要な情報からご覧になってください。

 

人材紹介サービスとは

夕暮れのオフィス

人材紹介サービスの概要や提供しているサービス内容を解説します。

 

人材紹介サービスの概要

人材紹介サービスとは、人材紹介会社が人材を採用したい企業から依頼を受け、求人要件に適した人材を紹介する、有料の採用支援を行うビジネスモデルのことです。職業紹介とも呼ばれています。

 

人材紹介会社は人材紹介サービスを提供するにあたり、厚生労働大臣からの許可が必要です。許可を受けた人材紹介会社は、正式名称「有料職業紹介所」と呼ばれています。

 

人材紹介サービスで提供している事業内容

人材紹介会社は、求職者や企業の採用支援を目的に、以下のようなサービスを提供しています。

 

・求人票の作成支援、代行

・採用条件に合った転職希望者情報の人選、推薦

・面接日程の調整

・応募者への合否連絡、フォロー

・条件交渉(給与、待遇、ポジション)など

 

人材紹介サービスの種類

会議のテーブル

人材紹介サービスは採用する人材の探し方や提供するサービス内容に応じて、「一般紹介型」「サーチ型」「アウトプレースメント型」の3種類に分かれます。それぞれの特徴や提供するサービス内容を解説します。

 

一般紹介型

一般紹介型とは、3種類の中でもっとも普及している人材紹介サービスです。「登録型」とも呼ばれています。人材紹介会社が保有している登録者のデータベースの中から、企業の採用要件に合う人材を紹介します。

 

一般紹介型は、幅広い職種や業種の人材紹介を行う「総合タイプ(総合型)」と、特定の業界や職種に特化した人材紹介を行う「専門タイプ(特化型)」に分かれます。

 

サーチ型

サーチ型は、一般紹介型と同じ自社のデータベースに加えて、以下のような手段を使って幅広く採用候補者を探す人材紹介サービスです。

・他社のデータベース

・独自の情報網

・SNS(Facebook、LinkedInなど)

・広告掲載

・人脈

・ヘッドハンター

 

サーチ型は「エグゼクティブサーチ」「ヘッドハンティング」「スカウト」とも呼ばれています。一般的に、選ぶ候補者が絞られる以下のような人材採用時に活用される手法です。

・トップ層、エグゼクティブ層(役員候補や社長候補)

・上級管理職

・特定の専門スキルを持つポジション

 

アウトプレースメント型

アウトプレースメント型とは、リストラや事業縮小に伴って人員整理を行う企業を対象としたサービスです。再就職支援型とも呼ばれ、以下のようなサポートを提供しています。

・法的な知見からの労働組合や個人事案への提案、アドバイス

・雇用継続困難な社員への再就職支援(グループ企業や系列会社へ就職するためのサポート、専門的なキャリアカウンセリング、職業紹介など)

 

リストラや人員整理などでの退職対象者の不安や悩みに寄り添いつつ、再就職までの支援を提供するのが特徴です。

 

人材紹介会社でマッチングが成立する仕組みや流れ

商談をする人々

人材紹介会社で人材が採用されるまでの流れや、企業へ発生する手数料について解説します。

 

人材が採用されるまでの流れ

求職者が紹介した企業へ内定、採用されるまでの流れは以下の通りです。

・クライアント企業と人材紹介会社が契約を結ぶ

・求人要件のヒアリングと作成を行う

・採用活動を開始する

・採用要件を決める

・求職者から要件に合う人選を行い、企業へ紹介する

・紹介した企業で選考が行われる

・内定、採用が決定する

・入社する(必要に応じて転職前企業における退職交渉などのサポートも行う)

 

企業へ発生する手数料の仕組みとは

人材紹介会社は、紹介した人材が内定・採用された場合に徴収する「紹介手数料」から利益を得ています。紹介手数料の相場は入社する人材の年収30〜35%程度です。サーチ型の場合は、相場以上の手数料が発生することもあります。

 

紹介手数料は採用が成功した場合にのみ発生する、成功報酬型の料金体系がとられていることが一般的です。そのため、人材の紹介や面接などを行っても、最終的に採用に至らなかった場合には料金は発生しません。また、採用した人材が入社後すぐ(一定期間内)に退職してしまった場合に一部の料金を返金する、返還金規約を設けている人材紹介会社もあります。

 

一般的に求職者側は無料で人材紹介サービスを利用できます。また、サーチ型のエグゼクティブ案件やヘッドハンティングなど、リテーナーと呼ばれる一部の人材紹介サービスでは応募工程のなかで求人企業側から求職者へ「着手金」が支払われる場合があります。

 

▼人材紹介における視点別・職種別の様々な流れについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

人材紹介の流れとは? 求職者・企業それぞれが利用する場合と職種別の仕事の流れ、採用を成功させるポイントを解説

 

人材紹介と人材派遣の違い

コワーキングスペースのテーブル

人材紹介と似ている業態に人材派遣があります。人材派遣サービスの概要と、人材紹介との違いを解説します。

 

人材派遣サービスとは

人材派遣サービスとは、事前に人材派遣会社に登録を行ったスタッフ(派遣社員)を、派遣先で就業させるサービスです。派遣先が決まると派遣されるスタッフは人材派遣会社と雇用契約を結び、人材派遣会社の派遣社員として派遣先で就業します。

 

人材派遣サービスと似ている雇用形態に「アウトソーシング(請負)」があります。アウトソーシングは、注文主が請負元に仕事を依頼し、個人事業主などの労働者に請負元が労働の提供や賃金の支払いを行う業態です。人材派遣は派遣先企業が派遣社員へ直接指揮命令をすることは可能ですが、アウトソーシングまたは業務委託では、注文主が直接労働者へ指揮命令を行うことはできません。

 

人材派遣サービスの種類

人材派遣サービスには、大きく分けて「登録型派遣」「紹介予定派遣」「無期雇用派遣」の3種類があります。

 

登録型派遣は、企業のニーズや条件に合う登録者が一定期間派遣される働き方です。一般的な人材派遣サービスといえば、登録型派遣を指すことが多くなっています。派遣される登録者は、人材派遣会社と有期の雇用契約を結びます。仕事内容や就業条件、勤務地などの自由度が高いのが特徴です。

 

紹介予定派遣は、登録型派遣と異なり派遣先に直接雇用されることを前提に一定期間(最長で6か月)派遣される働き方です。契約期間満了時、派遣先と派遣社員の双方の合意に至れば、派遣先企業での直接雇用となり、派遣というかたちではなくなります。

 

無期雇用派遣とは、人材派遣会社と無期の雇用契約を結ぶ働き方です。派遣先での業務や人材ニーズがなくなった場合でも、人材派遣会社とスタッフの間の雇用契約は継続しているため、給与も継続して支払われます。

 

人材紹介と人材派遣の違い

人材紹介と人材派遣では、雇用形態と働く期間、求人企業側が支払う費用などに違いがあります。人材紹介は求人企業と求職者が直接雇用契約を結ぶのに対して、人材派遣は人材派遣会社とスタッフが雇用契約を結び、派遣先と雇用契約は結びません。そのため給与の支払いや有給休暇、福利厚生の付与などの労務管理は派遣先企業ではなく、人材派遣会社が行います。直接雇用契約を結ぶ人材紹介は基本的に長期間働きますが、人材派遣は契約上定められた一定期間のみ派遣を行います。

 

人材紹介で求人企業側に発生する費用は、採用に至った場合の人材紹介手数料や、一部のサチ型・ヘッドハンティングなどの場合の着手金です。人材派遣の場合は派遣先企業側に、派遣社員が働いた実働時間数分の派遣費用が発生します。紹介予定派遣の場合は、紹介手数料も同時に発生します。

 

人材紹介サービスへの依頼が増えている背景や重要性

笑顔で電話をする女性

日本国内では、以下のような要因で社会全体での働き手不足となっています。

・少子高齢化

・団塊世代の大量退職

・DXやIT、グローバル人材の不足

 

また、企業が求める人材要件も多様化していることから、採用後のミスマッチも多く発生しています。企業にとっては、働き手の確保と採用のマッチング精度を向上させるために、高品質な人材紹介サービスへのニーズが高まっていると言えるでしょう。

 

求人企業にとって人材紹介サービスの活用が向いているケース

PC作業をする人

ここでは企業側の視点で、人材紹介サービスの活用がよいとされる、向いているケースを解説します。

 

専門的なスキルを持つ人材が欲しい時

人材紹介会社のデータベースには候補者の資格やスキルが登録されてているため、要件に合う専門的なスキルを持つ人材の紹介を受けやすいのが特徴です。特定の業種や職種に特化したサービスを提供する人材紹介会社もあります。専門的な知識やスキルを持つ人材を集めやすいため、特定の職種を採用したいときにも人材紹介サービスの利用は有効です。

 

即戦力が欲しい時

人材紹介サービスは、即戦力であるハイクラス、エグゼクティブ人材やマネジメント層の採用にも利用できます。採用難易度の高い即戦力人材についても、人材紹介サービスを利用することで効率的な採用につながるでしょう。事業拡大や新規事業の立ち上げなどで即戦力人材を求めているときは、人材紹介サービスが向いています。

 

急な欠員が発生した時

退職などで急な欠員が生じたときなど、できるだけ早く採用をしたいときにも人材紹介サービスが有効です。人材紹介会社との間に基本契約が締結されていれば、求人票を作成するだけで募集をかけられます。人材紹介会社に登録しているさまざまな求職者から、候補者の推薦をすぐに受けられるため、採用までのリードタイム短縮にもつながります。

 

採用のノウハウがない・リソースが確保できない

社内に人事や採用に特化した部門がない、または公募での採用実績がないなどで、自社で採用のノウハウを構築していない企業にとっても人材紹介サービスは有効です。人材紹介サービスでは、採用や人材のプロであるキャリアアドバイザー(転職エージェント)やリクルーティングアドバイザーが採用業務を代行してくれます。自社で採用ノウハウがなくても、市場の動向などの情報やアドバイスを得ながら、効率的な採用活動につながります。

 

自社に採用人材のリソースがない、採用活動でコア業務を圧迫してしまうといった場合にも、採用活動を代行してもらえます。

 

企業や求職者が人材紹介サービスを利用するメリットや得られる効果

ミーティングの様子

人材紹介サービスを利用すると得られるメリットやよい影響、効果を解説します。

前半で求人企業にとってのメリット、後半では求職者側でのメリットをご紹介しています。

 

【求人企業側のメリット】マッチングの精度が高い

人材紹介サービスでは、クライアント企業が提示した条件をベースに、人材紹介会社が候補者を探します。企業が求める人材にマッチした人材を採用できる可能性が高いのが魅力です。特に企業側が人材紹介会社へ求める人材などの要件をしっかり伝えられれば、マッチングの精度が高くなり採用後のミスマッチも防げるでしょう。

 

【求人企業側のメリット】専門的なスキルや知識を持つ人材を確保できる

人材紹介サービスでは、市場では確保しにくい専門的なスキルや知識を持った人材を採用しやすいのもメリットです。特にITエンジニアやクリエイターなど、一定の職種や業種に特化した人材紹介サービスを提供している企業もあります。特定の職種を採用したいときの求人票の作成方法などについても、キャリアアドバイザーなどからアドバイスを得られます。

 

【求人企業側のメリット】応募書類上での選考がしやすくなる

人材紹介サービスを通じて応募する求職者は、人材紹介会社側での候補者のサーチを経たうえで、応募書類の作成などを行います。書類はキャリアアドバイザーなどがサポートしつつ作成しているため、求職者側が自由に応募できる求人サイトなどの採用方法と異なり、応募書類の精度が高いのも特徴です。応募書類は、求職者に関する書類選考上の重要な資料となります。書類選考の時点で必要な情報を得たうえで効率的な採用活動を進められるため、複数の従業員を採用する必要があるときにも向いています。

 

【求人企業側のメリット】採用担当者の業務負担が軽減される

人材紹介サービスによって効率的に採用活動を進められるため、企業側の採用担当者の業務負担軽減にも有効です。マッチング精度が高いためマッチング度合いの低い面接自体を減らしたり、候補者との面談スケジュール調整や合否連絡など諸業務を人材紹介会社側で代行してもらったりといったことで、採用工程の削減が実現できます。面接官や採用担当者の業務負担の軽減につながるでしょう。

 

【求人企業側のメリット】募集までのスピードが早い

人材紹介サービスでは、人材紹介会社と企業がすでに契約を結んでいれば、すぐに人材募集を開始できます。人材募集を開始するまでのスピードが他の手法よりも早いので、急募にも対応しやすい点がメリットです。

 

【求人企業側のメリット】採用が決まったときのみ費用が発生する

人材紹介サービスは、ほとんどの場合採用に至った場合にのみ手数料の支払いが発生する、成功報酬型の料金体系を採用しています。採用が決定するまでの費用が基本的にかからないというメリットを活かして、通年で募集をかけるといった活用も可能です。

 

【求職者側のメリット】非公開求人の紹介が受けられる

ここからは、求職者側のメリットです。

まず第一に、非公開求人の紹介が受けられるという点があります。非公開求人は求人サイトなどでは情報が得られず、なかには大手企業など条件が良い案件も多めです。取り扱っている求人のほとんどが非公開求人という人材紹介会社もあります。

 

【求職者側のメリット】長期的な雇用が実現する

人材紹介サービスを介して採用が決まれば、紹介先の企業と直接雇用契約を結ぶこととなります。正社員採用なら、長期的に働けるため安定した収入を求めている求職者にも向いています。

 

【求職者側のメリット】就職や転職までのサポートが受けられる

人材紹介サービスでは、以下の一覧のようなサポートを専任のコンサルタントから受けられます。

・仕事探し

・選考に向けてのキャリアの棚卸し

・強みや価値観の整理

・職務経歴書の作成指導

・模擬面接 など

 

未経験の業種へ転職したいときにも、専門知識を持った頼れるパートナーを得て、効率的な転職活動ができます。

 

企業や求職者が人材紹介サービスを利用する際のデメリット

×を出す男性

人材紹介サービスを利用する際に考えられるデメリットについて、企業側、求職者側それぞれの面で解説します。

 

【求人企業側のデメリット】採用コストが高くなる場合がある

人材紹介サービスを利用して採用が決まった場合、ほかの採用方法よりも採用コストが高くなることがあります。採用した人数分の紹介手数料が発生するためです。特にエグゼクティブ職やハイクラス職などの希少な職種の採用の場合は、紹介手数料の単価自体が高めに設定されることもあります。

 

【求人企業側のデメリット】採用コストが高くなる場合がある

スキルや募集エリアといった応募条件によっては、求職者の母数自体が少なくなってしまう可能性があります。条件が多ければ多いほどマッチする求職者の幅が狭まってしまうため、含める条件の優先順位を整理し、人材紹介会社の担当者と確認しながら最終的な条件を設定するのがおすすめです。

 

【求人企業側のデメリット】採用コストが高くなる場合がある

人材紹介サービスでは、採用活動業務をほぼ代行してもらえるというメリットがあります。一方で、代行した業務については社内でノウハウが蓄積されません。代行してもらっている部分のノウハウも得て将来採用活動を内製化したい場合には、人材紹介会社に任せっきりにするのではなく、積極的に都度、コミュニケーションをとっておくことも重要です。

 

【求人企業側のデメリット】採用コストが高くなる場合がある

人材紹介サービスでは、専門的なスキルや能力などを求められる求人も多くあります。そのため、双方の条件によってはマッチングに至らす、選考にさえなかなかこぎつけられない、というケースもあります。

この場合、人材確保を急ぎたい企業にとってデメリットとなるのはもちろんのこと、求職者の立場からみても、せっかく応募しても条件が合わないという場合もあり、必ずしも採用につながるとは限りません。

 

人材紹介会社によって強みや特化しているポイント、特徴が異なります。求職者は複数の人材紹介会社に登録するのも選択肢のひとつです。

 

【求人企業側のデメリット】採用コストが高くなる場合がある

人材紹介サービスは、人材派遣サービスと比較すると就業までに時間が比較的かかるというデメリットがあります。候補者の選定や職務経歴書の作成といった、選考プロセスに時間がかかるためです。有期雇用でもできるだけ早く働きたい、という場合には、人材紹介よりも人材派遣の方が向いているケースもあります。

 

求人企業や求職者が人材紹介サービスを活用する際のポイントや注意点

置かれたノートパソコン

企業や求職者が人材紹介サービスを活用する際に覚えておきたい、ポイントや注意点を解説します。

 

人材紹介サービスごとの強みや採用実績を確認する

求人企業の場合でも求職者の場合でも、自分側のニーズと照らし合わせて、人材紹介会社ごとの強みや採用実績を確認しておきましょう。取り扱っている分野や業種、それぞれに対する強み、専門分野や業界の慣習などに関するノウハウ、具体的なマッチング実績などが判断ポイントです。

 

分業型か統一型か

人材紹介会社には、大きく分けて分業型(片面型)と統一型(両面型)があります。

分業型(片面型)とは、企業を担当するリクルーティングアドバイザーと、求職者を担当するキャリアアドバイザー / キャリアコンサルタントに分かれてそれぞれを支援する形態です。企業と求職者それぞれに寄り添って個別にサポートや提案を行ってくれるため、よりきめ細かいサポートを得られたり、理解を深めてもらえたりといったメリットがあります。ただし、まれにリクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザー(コンサルタント)間での情報共有や連携がうまく行われない、連携漏れがある、といったデメリットも発生し得る点に注意が必要です。

 

統一型(両面型)とは企業と求職者とで担当を分けず、ひとりのエージェントが双方に対応する形態です。企業側と求職者側、双方の情報やニーズをひとりの担当者が集約して温度感や実状なども把握しながらマッチングを進めるため、認識の齟齬やミスマッチが起こりにくいという点が大きなメリットです。

 

マッチング精度を高めるための工夫や取り組みを確認する

人材紹介会社によって、マッチングの精度が異なります。各会社のマッチング精度を推し量るには、サービスの公式ページで採用実績・事例などをチェックするのがおすすめです。あわせてマッチングの精度を高めるための工夫や取り組みを行っているか、「候補者との面談での確認事項」「候補者選定までのフロー」なども公開されている範囲で確認しておきましょう。

 

全国対応か地方限定か

人材紹介会社には、全国に対応している企業と、地方都市限定で対応している企業があります。全国をカバーしている人材紹介会社は大手が多く、全国規模で人材登録を受け付けているため登録人数が多いのがメリットです。ただし登録者が大都市圏に集中している場合もあり、地方企業の採用に対してはマッチング率が下がってしまうというケースもあります。

 

地方都市限定でサービス提供を行っているエリア特化型の人材紹介会社は、地元に根ざした人材紹介が特徴です。一定地域で長期的な勤務をしてくれる人材の確保が期待できるでしょう。ただし全国対応の企業と異なり登録者数に限りがあるため、企業ニーズと登録者のニーズの違いが大きければ、やはりマッチングが難しいという点がデメリットです。

 

人材紹介サービスへの転職を成功させるには

資料を確認する人々

最後に、ここまでの解説をご覧になって人材紹介の仕組みを知り、「人材紹介会社へ転職したい」と思われた方に向けた情報をご紹介します。

 

未経験から人材紹介会社への転職も可能ですが、専門的なスキルや知識が求められる業種のため、徹底した対策の上で転職に臨むことが重要です。ぜひ求職や転職の支援を行う、プロのサポートを利用することを検討してみましょう。たとえば「キャリアアドバイザー 求人ナビ」では、キャリアアドバイザーに特化した求人紹介や転職支援を提供しています。未経験からのキャリアアドバイザーへの転職や、キャリアアップを目的とした転職にもおすすめです。

 

▼キャリアアドバイザーの基本知識や具体的な仕事内容についてはこちらの記事でも総合的に解説しています。

キャリアアドバイザー(人材紹介)ってどんな仕事内容?業務の詳細を徹底解説!

 

人材紹介サービスを理解し、就職・転職を成功させよう

人材紹介と人材派遣の違いや、人材紹介のビジネスモデル、仕組み、メリットやデメリットなどを企業側視点、求職者側視点などさまざまなケースで解説しました。

 

人手不足が深刻化する日本国内で、人材紹介サービスは高いニーズを誇る業種です。転職支援サービスなどを上手に活用し、人材紹介会社への就職や転職を成功させましょう。

 

人材紹介の業務にご興味のある方は、キャリアアドバイザー求人ナビの転職支援サービスをご活用ください。人材紹介業の大変なところややりがいなど実際にキャリアアドバイザーとして活躍しているメンバーが転職エージェントとしてみなさまの転職活動を支援いたします。話を聞いてみるだけ、という情報収集段階でも大歓迎です。ご興味いただける方は以下ボタンより、面談予約してください。

 

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