2024年11月27日公開
最終更新日:2024年11月29日
【求人例付き】キャリアアドバイザー職でフルリモート求人に転職する方法
キャリアアドバイザー職に興味はあるけれど、働き方にもこだわりたい。
この記事では、キャリアアドバイザー職でフルリモート(在宅)勤務できる求人はある?未経験からでもフルリモートの求人で内定は取れる?などの疑問にお答えします。
さらに、具体的に求められる要件やフルリモートでキャリアアドバイザー職の業務を行う上での注意点など解説していきます。
キャリアアドバイザーの業務はフルリモートでもできる?
結論、キャリアアドバイザーの業務はフルリモートでも十分できます。
キャリアアドバイザー業務の各プロセスにおいてフルリモートでの勤務が可能か、またフルリモートで勤務する場合に不利になってしまう点も記載していきます。
なお、キャリアアドバイザーの詳細な業務内容は以下の記事をご確認ください。
①求職者の集客
キャリアアドバイザーが集客業務を行う場合、スカウトメールやSNS、リファラル集客などの集客を行う形が一般的です。
いずれに手法もリモートでの作業が可能で、フルリモート勤務が可能です。
特に出社して業務を行う場合との差も出ず、フルリモート勤務における支障はないでしょう。
②求職者との面談
求職者との面談は昔は対面での実施が中心でしたが、現在ではオンラインまたは電話で実施することが大半であり、対面で行うことは極めて珍しいです。そのためフルリモートでの勤務でも大きな支障はないでしょう。求職者の多くは現職がある中で転職活動をしており、時間も限られているため対面よりもオンラインや電話の方が求職者ニーズにもあっていると言えます。
それでも対面で会うケースの例としては、入社後にお祝いで食事に行くことや複数内定で入社先を迷われている際に対面でお話することでより深い話をできるようにする、など限定的な場面です。他にも、稀ではありますが求職者によっては対面を希望されるケースもあります。
よって完全フルリモートで求職者とまったく会わないという支援を貫く場合、転職支援の質が落ち成果棄損してしまう場合も0とは言えません。とはいえ限定的なケースであり大きなデメリットとまでは言えないでしょう。
③求人のご提案
求人のご提案も求職者とのご面談同様、基本的にはオンラインまたは電話で行います。求人票もURLやファイルをメールなどでお送りするため、フルリモートでまったく支障はありません。以前は求人票を紙に印刷し対面でお渡しする形が主流でしたが現在ではこのような形はほとんど見られません。
ただし、両面型の転職支援を行う場合企業理解のため実際に企業の本社へ見学し働いている人の空気感や社内の様子などを把握する、というケースがあります。仮にフルリモート勤務ということで中心に扱っている求人が存在するエリアと自身が居住しているエリアが離れている場合、社内見学がし辛くその点転職支援を行う上で不利になる可能性もあります。
とはいえ、会社見学を行い転職支援をしている人材紹介会社は少なく、また扱うすべての企業を見学しているキャリアアドバイザーも少数ではあると思います。なので大きな支障があるとまでは言えないでしょう。
④応募書類の作成
履歴書・職務経歴書の作成は事務作業であり、出社で行う必要性はなくフルリモートで全く支障はありません。
⑤選考フォロー
求職者・企業間での日程調整や、選考中企業とのやり取りは電話・メール・チャットツールが中心でありフルリモート勤務で全く支障はありません。
面接対策を実施する場合もオンラインまたは電話で行うことが多く、現在は企業との面接もオンラインで実施することが増えてきていることから、面接対策においてもオンラインで行うことでカメラの映り方やネットワークのチェックなどができ、むしろオンラインで対策したほうがより良いくらいです。
このように、キャリアアドバイザーの業務はフルリモート勤務が可能であり、業務遂行においてフルリモートが不利になることがほとんどない、ということが言えます。
キャリアアドバイザー職におけるフルリモートのメリットとデメリット
前項の通り、キャリアアドバイザーの業務を行う上でフルリモートでも大きな支障はありませんが、本項ではもう少し業務プロセスという観点以外でもフルリモートのメリットとデメリットを掘り下げていきます。
フルリモートのメリット
キャリアアドバイザー職は、基本的には時間をかければかけるほど売上が伸びていく業務です。業務時間が長いほど担当できる求職者数が増やせ、かつ1人の求職者にかけられる時間も増え成約率が高まるからです。フルリモート環境で在宅勤務を行う場合、通勤時間が削減できるためこの時間をキャリアアドバイザー業務に充てることで成果向上が期待できます。この通勤時間を削減できる点が最大の利点と言えるでしょう。
また、キャリアアドバイザー職は忙しい時間帯とそうではない時間帯に偏りがあります。特に忙しいタイミングは求職者の現職が終わり、面談依頼が集中する18:00以降です(新卒特化の人材紹介業など例外はあります)。
一方で、日中の時間帯は比較的落ち着いていることも多いのですがフルリモート勤務の場合周りの目を気にせずこの時間帯にリフレッシュや家事を行うなどメリハリの利いた働き方ができる点も利点になります。出社の場合、業務が落ち着いている時間帯でも周りの目があるためなかなかメリハリをつけた働き方は難しいでしょう。
フルリモートのデメリット
フルリモート勤務のデメリットとして、まずは自己管理力が必要という点が挙げられます。出社の場合、周りで働いている人がいることから自然と業務に集中できる環境が整っていますがフルリモートの場合自制して業務に向き合う必要があり、自己管理力が低い方の場合生産性が落ちてしまう懸念があります。
次に、周りに聞ける方がいないため未経験で就業する場合業務に慣れるまで苦労してしまう可能性があります。ここは最初の入社間もない期間のみ出社で研修を行うという形を取っている企業もあるため、入社直後が不安な方は研修体制について確認しておくとよいでしょう。
他にも雑談の中から生まれるアイデアや情報交換があり、例えば求人情報などは出社の場合他のキャリアアドバイザーと会話をしていく中でタイムリーな情報(〇〇社は今XXXという人を求めているらしいよ、など)を仕入れやすくなります。フルリモート勤務の場合チャットツールなどでコミュニケーションを取っていく形が中心になりますが雑談、という形でのコミュニケーションは出社よりも起きにくい面があり、雑談から生まれるアイデアや情報交換が起きにくい、という点はデメリットになるでしょう。
最後に、フルリモート勤務の場合人間関係がドライになりやすい傾向があります。そのため、会社として一体感を生み辛い、孤独感を感じやすいなどのデメリットがありえます。仕事とプライベートはきちんと分けたい、という方や適度な距離感を持ち社内の人と付き合いたいという方は向いているかもしれません。
企業がフルリモート勤務での採用を行う目的
ここまで、キャリアアドバイザーとして働くうえでフルリモート勤務のメリットとデメリットや、フルリモート勤務で生じる具体的に支障となる面について解説していきました。
本項では逆に、キャリアアドバイザーを採用する企業の側のフルリモート勤務で採用する目的を解説していきます。フルリモート勤務の採用を行う企業の意図を理解することでフルリモートポジションで採用選考を受ける際に何をアピールしていくべきかを考える一助になれば幸いです。
優秀なキャリアアドバイザーを採用したい
企業がキャリアアドバイザー職をフルリモートで採用する目的は「優秀なキャリアアドバイザーを採用したい」、この一点につきます。
フルリモート勤務の場合全国から広く応募を募れるため、数多くの候補者の中から採用するキャリアアドバイザーを選考することができるようになります。さらにフルリモート勤務可能な求人は数が少なく希少性が高いため、フルリモート勤務を希望する求職者の応募がフルリモート勤務可の求人に集まります。
フルリモート勤務の場合、上述の通り会社としての一体感を醸成し辛い、自己管理できる社員でないと生産性が落ちてしまうリスクがあるなど経営上難しい面も多々あります。それでもフルリモート勤務での採用行うのは、優秀なキャリアアドバイザーを確保したいというメリットがその他のデメリットを上回ると判断しているためです。
フルリモート求人に転職するための必要要件
上記の通り、「優秀なキャリアアドバイザーを採用したい」という目的で企業はフルリモート勤務での採用を行っており、また数多くの応募も集まる中での選考になるためフルリモート求人の選考難易度は高い傾向にあります。そのため、応募必須要件も一般的なキャリアアドバイザー求人と比べて高い傾向にあります。参考までに、キャリアアドバイザー求人ナビで掲載している求人での、応募必須要件を挙げていきます。
- 人材紹介事業経験2年以上
- キャリアコンサルタントの資格保持 or 求職者に向けたキャリア相談対応経験 2年以上
- 営業経験3年以上かつ高い成果を継続的に獲得した経験
- 一つのことをやり抜いた経験、熱量高く打ち込んだ経験かつコミュニケーション能力
- 人材業界(人材紹介/派遣営業/求人広告営業など)またはブライダル業界でのご経験をお持ちの方
- ベンチャーマインドがあり、何かしらの成果をお持ちの方(営業成績だけでなく、管理/技術部門などでのご経験も歓迎です)
- 人材紹介営業の経験
このように、人材紹介や人材業界での経験を求める求人が多いことが分かります。
これはフルリモート勤務で就業する場合周りに聞く人がいないため未経験だと立ち上がりに苦労する可能性があり、即戦力である経験者を求める傾向になるから、と考えられます。
人材業界での経験が不要である求人については営業経験者などコミュニケーション力を強みに成果をあげてきた経験がある方が求められる傾向にあります。
フルリモート求人の面接で見られるポイント
育成が手薄くなりがちなフルリモート環境でも成果を出すことができ、中長期的に定着できそうな方かどうか、これがフルリモート求人の面接で見られるポイントです。
その前提で面接にて評価してもらうためのポイントをキャリアアドバイザー経験者・キャリアアドバイザー未経験者別に解説していきます。
キャリアアドバイザー経験者の場合
経験者の場合、キャリアアドバイザーとして成果をあげることに再現性があるかどうかが見られます。
例えばこれまで支援してきた求職者の属性(未経験・若手・ハイクラスなど)、支援先の職種(エンジニア・営業・マーケティング・コーポレートなど)支援先の業界(製造業界・物流業界・建築業界・IT業界など)と選考先企業で支援している求職者・職種・業界が近いほど親和性が高いと判断されます。
仮に親和性が低い場合でもこれまでキャリアアドバイザーとして成約をあげてきたやり方が言語化でき、自分の言葉で語れると転職後も同じように成果をあげてもらえそうだと感じてもらえるようになります。例えば、以下のような質問に答えられるようにしておくとよいでしょう。
- 売上目標とその目標を達成するために置いていたKPIや行動目標数値
- 成約率を最大化するために最も重要だと思う点を3つ挙げてください
- キャリアアドバイザー業務においてPDCAをまわし、改善した事例を教えてください
また、同じキャリアアドバイザー職で転職を行う場合、なぜ現職ではなく新しい環境を求めているのかという点をきちんと言語化しておく必要があります。
この求めている点と選考先企業の環境が合致していない場合定着性の懸念で見送りとなる可能性があります。さらに新しい環境として求めている部分が「フルリモート」のみであることも避けた方がよいでしょう。一般的にフルリモート求人の場合「フルリモートだから」という理由だけで志望する候補者をあまり評価をしない傾向にあるためです。
キャリアアドバイザー未経験者の場合
営業の経験はあり、キャリアアドバイザーの経験はない方の場合という前提で解説していきます。営業の経験がない場合、フルリモート環境でのキャリアアドバイザー職で内定獲得できる可能性はかなり低いと思われます。もしも内定獲得ができたとしてもフルリモート環境課で成果をあげていくことは難易度が非常に高く早期退社につながってしまうリスクもないため、まずは営業経験をつけるか、出社頻度の高い会社にてキャリアアドバイザーの経験を先につけることをおすすめします。
前置きが長くなりましたが、営業経験あり・キャリアアドバイザー経験なしの場合キャリアアドバイザーの業務内容をしっかりと理解している前提で、キャリアアドバイザー職で活躍するために重要なポイントが何であるかを自分なりに仮説立て言語化できるか、また、なぜ自分であればそのポイントをふまえて活躍ができると考えているのかをこれまでの経験・実績をベースにアピールできることが重要になります。例えば、以下のような質問に答えられるようにしておくとよいでしょう。
- キャリアアドバイザーで売上をあげるために何が重要になると思いますか?
- キャリアアドバイザーで売上をあげるための、難しい部分はどういった点になると思いますか?
- 〇〇様の強みは何ですか?それはキャリアアドバイザーの業務でどう活きると思いますか?
- キャリアアドバイザーで売上をあげる上で〇〇様が克服しなければならない面は何になると思いますか?
- これまでのご経験でキャリアアドバイザー業務にもっとも活かせる経験は何だと思いますか?それはなぜですか?
また、なぜキャリアアドバイザー職への転職を考えているのかについてもきちんと言語化していきましょう。この際、「自分のやりたいこと」だけを伝えるのではなく「〇〇という経験を活かして活躍ができると感じているため」という、自分であれば貢献ができるというアピールも加えることを忘れないようにしましょう。
フルリモートのキャリアアドバイザー職を目指すならキャリアアドバイザー求人ナビ
上述の通り、フルリモートのキャリアアドバイザーポジションは人気度も高く、内定難易度が高い傾向にあります。そのため、しっかりと自身の経験を棚卸し、面接対策の準備を重ねておく必要があります。
キャリアアドバイザー求人ナビの転職支援サービスでは1人1人の求職者様へ徹底的に向き合い時間をかけて支援を行います。これまで多くのキャリアアドバイザー転職を成功させてきた面接対策には定評があります。志望度の高いキャリアアドバイザーポジションで内定を勝ち取りたい方は以下ボタンより、面談予約してください。
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