2025年3月4日公開
最終更新日:2025年3月4日
人材コーディネーターの仕事は楽しい? やりがいや魅力、未経験から転職する方法などをまとめて解説
人材コーディネーターの仕事に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。「人の役に立てる仕事」「何となく大変そう」など漠然としたイメージはあるものの、実際のところはどうなのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、人材コーディネーターという仕事のやりがいや魅力、働く中で楽しいと思える瞬間をまとめました。人材コーディネーターに向いている人の特徴や、未経験から転職する方法なども紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
人材コーディネーターの仕事のやりがいや魅力とは
人材コーディネーターの役割は、人材を求める企業と仕事を探している人をつなぐことです。自社の登録スタッフの中から適切な人材を企業に派遣し、スタッフが契約期間を満了するまでフォローします。人材コーディネーターの主な仕事は、以下の通りです。
・求職者の登録面談
・マッチング
・仕事の紹介
・派遣先との顔合わせ(面談、職場見学)
・派遣スタッフのフォロー
・事務処理(スタッフ情報の入力作業、雇用手続き、契約書作成など)
企業と人とをつなぐ人材コーディネーターの仕事には、大きなやりがいや魅力があります。ここでは、その中から代表的な4つを紹介します。
人生の転機をサポートできる
人材コーディネーターは、人の人生設計に関わる仕事といえます。求職者にとって新しい仕事に就くことは、スキルアップやキャリア選択の幅を広げるチャンスです。適切な仕事を紹介できれば、それをきっかけに自分に合った働き方や進みたい道が明確になり、より良い未来が拓ける可能性があります。
人材コーディネーターは、求職者の人生に影響を与える責任のある仕事です。だからこそサポートやアドバイスが求職者の成功につながった時には、大きなやりがいを感じられます。
幅広い業界知識やスキルを得られる
人材コーディネーターの仕事を通じて、幅広い業界知識やスキルを身に付けられます。例えば、総合型の人材派遣会社の場合、金融やIT、教育など幅広い分野の求人を扱うため、各業界の特色や業務について深く知ることができます。
また、人材コーディネーターの仕事では直接的に人と関わる場面が多く、コミュニケーション能力や関係構築力が自然と鍛えられます。その他にも、交渉力や分析力、マルチタスク能力など色々なスキルの向上が期待できます。
様々なバックグラウンドを持つ人と関わり合える
多種多様な人と関わり合えることも、人材コーディネーターという仕事の面白いところです。経歴や年齢、社会的地位が異なる様々な人と接するため、自分にはない考え方や価値観に触れることができます。何気ない会話がきっかけで新たな気付きを得られたり、物事に対する見方が変わったりするような出来事もあります。
人材コーディネーターの仕事は、人と接することが好きな人や、他者からの学びを大切にする人にとっては、魅力的に感じられる部分が多いでしょう。
キャリアアップや転職がしやすい
人材コーディネーターを経験すると、その後のキャリアアップや転職にプラスの効果が見込めます。なぜなら、仕事を通じて人材業界の専門知識のみならず、多くのポータブルスキルが身に付くからです。ポータブルスキルとは、コミュニケーション能力や論理的思考力、スケジュール管理能力など、業界・業種を問わず汎用的に活かせるスキルのことを指します。
人材コーディネーターの仕事に就いた後、豊富なキャリアパスが広がります。マネジメント職への昇進やキャリアコンサルタントへの転身、あるいはスキルを活かして異業種への転職も可能です。
職業としての将来性が高く、キャリアアップや転職に有利な点も人材コーディネーターの大きな魅力といえるでしょう。
人材コーディネーターの仕事を楽しいと感じる時
人材コーディネーターの仕事では、楽しさや充実感を得られる瞬間が多くあります。
・感謝の言葉をもらった時
・人の役に立っている実感を得られた時
・担当者として指名された時
・成果報酬のボーナスを受け取った時
・自身の成長に気付いた時
それぞれ詳しく見ていきましょう。
感謝の言葉をもらった時
人材コーディネーターにとって一番嬉しい瞬間ともいえるのが、「ありがとう」と感謝の言葉をかけられた時です。人材コーディネーターの仕事をしていると、企業担当者や派遣スタッフから感謝される場面が多々あります。企業担当者の「良い人材を派遣してもらえて助かりました」という言葉や、派遣スタッフの「働きやすい職場を紹介してもらえて感謝しています」といった声は、人材コーディネーターにとって大きな喜びであり、励みになります。
人材コーディネーターは、企業と人をつなぐ架け橋として活躍できるやりがいのある仕事です。双方から感謝されることは、仕事をする上での大きな原動力になります。
人の役に立っている実感を得られた時
人材コーディネーターは、人の役に立っている実感を得られる仕事です。例えば、人材難に悩む企業に優秀な人材を提供できた時、企業の課題解決に貢献できたという達成感を味わえます。また、就職が難航している求職者が、自分のサポートによって希望の仕事に就けた時には、大きな喜びに包まれます。
「〇〇さんのおかげで〜」と感謝されることは、人材コーディネーターにとって非常に嬉しいものです。人の役に立っている実感を強く持てる瞬間であり、仕事に対するモチベーションも高まります。
担当者として指名された時
派遣スタッフが契約期間満了後、次の仕事を探す際に、これまで担当してきた人材コーディネーターを指名することがあります。「次の派遣先も〇〇さんにお願いしたい」「〇〇さんなら安心してお願いできる」と声をかけてもらえると、大きなやりがいを感じられます。
人材コーディネーターの仕事は、ただ事務的に派遣先を紹介するだけでは務まりません。就業期間中のフォローも大切な仕事の一つであり、派遣スタッフと信頼関係を築くことを楽しいと感じる人も多いです。
派遣スタッフから指名してもらえることは、人材コーディネーターとして頼りにされている、認められている証といえます。「この仕事に就いてよかった」と心から思える瞬間です。
成果報酬のボーナスを受け取った時
収入面で大きな喜びを感じられる瞬間があります。それは成果報酬のボーナスを獲得できた時です。
インセンティブ制度を導入している会社では、目標をクリアすることで成果報酬を得られます。目標の基準は会社によって異なりますが、企業に派遣したスタッフの数やフォロー件数などが対象となることが多いようです。目標値が段階的に設定されている場合は、頑張って成果を上げるほど得られるボーナスの額が増えていきます。
会社が掲げる目標をクリアすることは、人材コーディネーターとしての実力を示すことにもつながります。仕事への努力を重ねることで、成果報酬のみならず自身への評価も獲得できます。
自身の成長に気付いた時
人材コーディネーターの仕事は、自身の成長や能力の向上にもつながります。日々の業務を行う中で、自分が成長していることに気付く瞬間があり、そこに嬉しさや喜びを感じられます。
人材コーディネーターは、たくさんの求職者や派遣スタッフ、企業担当者に対応するため、コミュニケーション能力や折衝力などのビジネススキルが向上します。また、多様な考え方や価値観に触れることで、精神的な成長も期待できます。
「どのような相手でも上手に対応できるようになった」「業務スピードが上がり時間に余裕を持てるようになった」など、自分の成長に気が付くと仕事に自信が持てるようになります。
人材コーディネーターに向いているのはこんな人
どのようなタイプの人が人材コーディネーターの仕事に向いているのでしょうか。ここでは、人材コーディネーターとして活躍できる可能性が高い人の特徴を紹介します。
人と接するのが好きな人
人材コーディネーターの仕事は、対人業務がメインとなるため、人と関わることが好きな人に向いています。初対面でもスムーズに会話を進められる人や、信頼関係を築くのが得意な人は適性があるといえるでしょう。
話を引き出すのが上手い人
人材コーディネーターには、ヒアリング力が求められます。派遣先と登録スタッフの最適なマッチングを実現するためには、双方の要望や本音を正確に把握する必要があるからです。
相手の話をよく聞いて気持ちを汲み取れる人や、相手が本当に話したいことを引き出す能力のある人は、優秀な人材コーディネーターとして活躍できる可能性が高いでしょう。
人の役に立つことに喜びを感じられる人
人の役に立つことにやりがいや喜びを感じられる人は、人材コーディネーターの適性が高いといえます。感謝されることが仕事のモチベーションになるため、たとえ困難な状況でも誠実に仕事と向き合い結果を出すことができます。
人材コーディネーターは直接的に人や企業に貢献できるので、人の役に立ちたいという想いがある人には天職になり得るでしょう。
関係を取り持つのが得意な人
人材コーディネーターは、派遣先企業とスタッフの仲介役を担います。時には両者のトラブルを仲裁したり、話をまとめたりしなければならないため、折衝力や調整力が必要とされます。人と人の間に入って関係を取り持つのが得意な人は、その能力を業務に活かすことができるでしょう。
情報処理能力が高い人
情報処理能力が高い人も、人材コーディネーターに向いています。人材コーディネーターの仕事では、意思決定が求められる場面が多くあります。そのため、情報を素早く理解・分析して最適な判断を下す能力は、業務全般で役立ちます。
また、人材コーディネーターの仕事では、複数のタスクを手際よくこなしていかなければならないので、情報処理能力に加えて判断力やマルチタスク能力も求められます。
人材コーディネーターに転職するには? 未経験でもなれる?
人材コーディネーターの仕事は、未経験者でも転職可能です。特定の資格も必要なく、実際に未経験者を歓迎する求人は多く存在します。過去に営業や人事、接客などの経験があると転職時に有利ですが、コミュニケーション能力や交渉力など人材コーディネーターの仕事に活かせるスキルをアピールすることで採用の可能性を広げられます。
特に未経験者の場合は、自身の強みに加えて、仕事への意欲や志望動機を明確に伝えられるようにしておくことが大切です。
転職エージェントを活用しよう
人材コーディネーターの仕事に就くなら、人材業界に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。人材派遣会社や人材紹介会社の求人情報を多く扱っているため、幅広い選択肢の中から自分に合った仕事を見つけられます。人材業界を熟知したキャリアアドバイザーのサポートが受けられる点もメリットです。
また、転職エージェントを利用すれば、求人票に載ってない詳細な求人情報を得られます。具体的な業務内容や職場環境を事前に確認した上で求人に応募できるため、満足度の高い転職を実現しやすくなります。
▼人材コーディネーターの仕事内容についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
人材コーディネーターの仕事内容は? 主な業務や求められるスキル、就業後のキャリアパスも紹介
人材コーディネーターは働く楽しさや充実感を得られるやりがいのある仕事
この記事では、人材コーディネーターという仕事のやりがいや魅力、向いている人の特徴などを紹介しました。人材コーディネーターは、企業と人をつなぐやりがいのある仕事です。「ありがとう」と感謝の言葉をもらえる機会も多く、仕事を通じて達成感や充実感を得ることができます。
「人の役に立つことが好き」「やりがいのある仕事がしたい」という人は、人材コーディネーターの仕事にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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