2025年3月7日公開
最終更新日:2025年3月7日
人材業界の仕事内容とは? 職種の特徴や今後の動向、転職するメリットやキャリアパスを解説
人材業界には、人材紹介や求人広告、キャリアアドバイザーなどさまざまな職種があり、それぞれで仕事内容が異なります。人材業界が気になるものの「自分にどの職種が合うのか分からない」「職種ごとの仕事内容を知りたいが、どこで調べればよいか分からない」といった悩みを持つ方もいるかもしれません。
本記事では、人材業界の具体的な仕事内容とともに、職種別の特徴や人材業界に転職するメリットを解説します。人材業界の今後の動向やキャリアパスについての情報も紹介していますので、ぜひ各見出しを目次のように活用いただき、必要な情報からご覧になってください。
人材業界の4つの領域と事業内容
人材業界は求職者と企業のマッチングを目的とした事業を展開する業界です。近年、ビジネスモデルが多様化しており、人材業界と一口に言っても提供するサービス内容や対象などに違いがあり、企業によってさまざまな事業が展開されています。
人材業界の代表的な4つの領域として「人材紹介」「人材派遣」「求人広告」「人材コンサルティング」があります。それぞれの領域の特徴や事業内容を解説します。
人材紹介とは
人材紹介サービスとは、人材紹介会社に登録した求職者と、人材を採用したい企業のマッチングを目的としたサービスを提供するビジネスモデルです。人材紹介会社が、企業のニーズや希望をヒアリングし、企業が提示した条件に合致する求職者を探し、マッチングを行います。人材紹介は、端的に言えば求職者と企業を結びつける仲介役を担っているということになります。
人材紹介会社は、紹介した人材の採用決定時に企業から仲介手数料をもらうことで収益を得ています。企業側にとっては採用が決定した場合にのみ、仲介手数料が発生するのがポイントです。
また人材紹介サービスにおいて、登録した求職者から料金をもらうことは一般的にはありません。ただし、サーチ型といったヘッドハンティングや、ハイクラス転職希望者に登録料をもらったうえでサービスを展開している企業もあります。
人材の発掘以外に、採用フォローも業務の一環として行っている企業も多いことが特徴です。
人材紹介会社には、取り扱うジャンルという面で大きく分けて総合型と特化型の2種類があります。総合型が幅広い職種・業種に対応しているのに対して、特化型は特定の業種や職種に限定した人材紹介サービスを展開しているのが違いです。
人材派遣とは
人材派遣サービスとは、派遣会社に登録・雇用している人材を、労働力として顧客企業へ派遣するビジネスモデルです。人材紹介と同じく、人材派遣会社は求職者へ企業を紹介し、企業へ人材を派遣する対価として報酬を得ています。
人材紹介との違いは、紹介した人材が働いた時間に応じて、派遣会社に支払われる報酬が変動することです。派遣社員が働いた時間に応じた報酬を派遣先の企業から受け取り、一部を派遣社員へ給与として支払ったうえで、残りを派遣会社側が受け取ります。また、派遣社員はあくまで派遣会社の社員として出向するため、給与や福利厚生などは派遣会社から提供されます。例えば健康保険も、派遣社員は派遣先ではなく、派遣会社で加入します。
法律で派遣できる期間は最長で3年間と定められているため、人材派遣サービスは業務の繁忙期や退職者が多く出た際など、企業側が一定期間内に多くの人手が必要になった場合に利用されることが一般的に多くなっています。
求人広告とは
求人広告とは、以下のようなメディアを運営し、求職者と企業をマッチングさせるビジネスモデルです。
・求人ポータルサイト
・求人情報誌
・フリーペーパー など
求人広告会社は、人を採用したい企業からのオーダーを受け、状況や希望に応じた求人広告を作成します。次に広告を通じて求職者の集客を行い、応募を経て採用につなげます。求人広告会社は、求人募集を中心とした求人広告を商品として販売し、広告出稿料を収入として得ているのが特徴です。
求人広告のビジネスモデルには、「直販(メーカー)」と「代理店」の2種類があります。直販(メーカー)とは、その求人広告事業の運営元の企業のことです。求人広告を掲載した企業から、掲載料を直接徴収して収益を得ています。
代理店とは、直販の企業が取り扱う求人メディアを複数まとめて取り扱っている企業のことです。代理店も直販と同じく、求人広告を掲載した企業から掲載料を徴収し収益を得ています。ただし、利益の中から直販企業へ支払う手数料も発生するのが特徴です。
直販・代理店ともに掲載ベースで料金が発生する、先行投資型の料金設定が一般的です。ただし、近年では無料で求人広告を掲載でき、採用人数に合わせて料金が発生する成功報酬型の料金体系を採用する求人広告企業や代理店も増えてきています。
人材コンサルティングとは
人材コンサルティングとは、以下の領域におけるコンサルティングを提供する事業です。
・採用支援
・教育支援
・人事制度の構築支援
・面接代行や採用代行などのアウトソーシング業務
ほかの人材業界の3領域が採用を目的としているのに対して、人材コンサルティングは企業の人事業務全般の課題解決を目的としているのが特徴です。人材コンサルティング会社は、コンサルティング依頼元の顧客企業からコンサルティング料を報酬として得て、利益としています。
HR業界との違い
人材業界と似ている業界に「HR業界」があります。HRとは「Human Resources」の略語で、以下のような人事領域で企業がスムーズに機能するための支援を行っています。
・戦略の構築
・人材の採用、育成
・人事、労務の管理
・システムや業務ツールの導入、運用 など
近年ではテクノロジーにより効率的かつ効果的な人事管理を実現する「HRtech」という概念を取り入れたサービスを展開するHR企業も多くあります。
人材業界とHR業界は、視点は異なるもののいずれも人と組織の成長を支援する業界です。
人材業界の代表的な職種ごとの特徴と仕事内容
人材業界では多くの職種が活躍しています。それぞれの職種ごとの特徴や仕事内容を解説します。
営業職
人材業界における営業職は、クライアント企業の組織や部門へヒアリングを行い、抽出した課題に対する解決策として人材派遣やコンサルティングを提案する職種です。企業への人材派遣や人材コンサルなどの契約をとるために、営業職は企業と交渉や商談を行います。
人材業界のビジネスモデルの違いにより、対象となる顧客や営業内容が異なります。たとえば人材紹介には採用を検討する企業と商談を行う役割を持つ営業職と、求職者の開拓を役割とする営業職がいます。営業活動を行う対象も、新規顧客、既存顧客、求職者とさまざまです。
企業によっては、求職者と企業のマッチングだけでなく、顧客企業の採用計画や人材要件の定義といった採用支援業務までを担い、採用まで徹底的に伴走するサービスを提供しているところもあります。
人材コーディネーター
人材コーディネーターとは、人材派遣会社に所属する職種です。人材派遣がスムーズに進むようにフォローやケアを行う役割を持っています。
人材コーディネーターのおもな仕事内容は以下の通りです。
・派遣会社に登録している派遣スタッフに対して、業種や職種、待遇などの面での要望や条件に見合った就職先の紹介
・派遣社員の派遣先となるクライアント企業への連絡
・就業中の派遣スタッフへのフォロー
キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーとは、転職を検討している求職者に対して、採用につながるようにさまざまなフォローを行う職種です。転職エージェントとも呼ばれています。キャリアアドバイザーのおもな仕事内容は以下の通りです。
・求職者自身の強みや弱み、希望などを掘り下げるためのフォロー
・選考時の面接指導やアドバイス
・職務経歴書の書き方指導や添削
・企業との面接日の設定、面接前の求職者フォロー など
キャリアアドバイザーは、求職者との面談を通じて、志望動機や希望の条件などをヒアリングします。求職者とマッチする企業の求人を紹介し、求人への応募が決まったら内定へ向けて書類の添削や面接対策などの支援を提供します。
▼キャリアアドバイザーの基本知識や具体的な仕事内容についてはこちらの記事でも総合的に解説しています。
キャリアアドバイザー(人材紹介)ってどんな仕事内容?業務の詳細を徹底解説!
コンサルタント
人材業界におけるコンサルタントとは、以下のような幅広いコンサルティングを提供する職種です。
・個人へのキャリア指導
・クライアント企業への人事に関する課題解決(企業風土、育成、人事制度など)の提案やサポート
なお、国家資格である「キャリアコンサルタント」資格を取得すると、キャリアコンサルタントを名乗ることができます。キャリアコンサルタントは、人材紹介企業をはじめ職業安定所(ハローワーク)や教育機関、自立支援機関などでキャリアコンサルティングのスペシャリストとして活躍できる職種です。
商品企画
商品企画は、自社がサービスを拡大していくために必要な策を企画する仕事です。以下のような仕事を担います。
・市場や顧客、競合に関する情報収集やリサーチ
・収集した情報の分析
・顧客の課題や機会の特定
・分析結果に基づく戦略立案
・キャンペーンの企画
・求職者や顧客が利用しやすくなるようなサービス改善 など
自社の利益向上のために、人材業界における競合他社の企業研究、市場動向のリサーチなどの情報収集、分析を行います。得た情報をサービス改善や、新サービスの展開に活かすのがおもな仕事です。
マーケティング
マーケティングは求職者が求める働き方や、企業が求めている人材を分析して自社が提供するサービスに活かす仕事です。ターゲット像や企画に基づいて、以下のような施策を行います。
・広告
・PR
・イベント
・採用活動 など
企業によっては企画とマーケティングを兼務している、または同じ部署であることもあります。
人材業界の市場規模と今後の動向
人材業界への就職や転職を検討しているときに、気になるのが将来性です。人材業界の市場規模と今後の動向を、データから解説します。
人材業界の市場規模
株式会社矢野経済研究所が発表した「人材ビジネス市場に関する調査を実施(2024年)」の資料(※1)によると、2023年度の人材関連ビジネス主要3業界(人材派遣業、ホワイトカラー職種の人材紹介業、再就職支援)市場は前年度比6.3%増の9兆7,156億円という結果が出ました。内訳は以下の通りです。
・人材派遣業市場が9兆2,800億円(前年度比5.9%増)
・ホワイトカラー職種での人材紹介業市場が4,110億円(同17.1%増)
・再就職支援業市場が246億円(同0.4%増)
人材業界はいずれの市場も、拡大傾向が続いています。人材派遣業市場は、全体的な人手不足に直面する各企業からの需要が高まっているのと同時に、ITエンジニアやプログラマー、WebデザイナーといったIT関連職種のほか介護職等の領域で特に人材のニーズが高くなっています。
ホワイトカラー職種の人材紹介業市場は、ITエンジニアや即戦力人材などの採用を目的としたサービス需要の高まりにより、市場拡大を続けています。
再就職支援業市場では、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが2023年に5類に移行したことなどの影響から、社会活動の正常化や大規模な人員削減等の動きが減ったことで、限定的であるもののサービス需要は高まっています。
※1 出典:株式会社矢野経済研究所「人材ビジネス市場に関する調査を実施(2024年)」
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3661
人材業界の今後の動向
人材業界では、今後以下のような動向が予測されています。
・景気の影響を受けやすい
・外国人 / 女性 / 高齢者人材の活用
・グローバル化の拡大
・非対面非接触の新しいビジネスモデルの確立
・終身雇用の崩壊
人材業界は、以前にも増して社会情勢や景気の影響を受けやすい市場となっています。好景気や経済危機、災害などによって雇用は今後も大きく左右されることが予想できます。
少子高齢化による日本全体の人手不足に伴い、外国人や女性、高齢者人材の受け入れが市場全体で活発化しています。今後は人材業界も、多様な人材の雇用や採用に対応できる体制を整える必要があると言えるでしょう。
大手各社が海外の人材紹介会社や求人広告会社を買収していることから、今後グローバル化の拡大が予想されています。日本の人口が減少傾向であることから、海外で活躍できる人材が人材業界では生き残っていくと言えるでしょう。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、従来の対面式のビジネスからオンラインを活用した非対面非接触での新しいビジネスモデルも多く誕生しました。人材業界でも、クライアント企業や求職者とインターネットを介した非対面式のコミュニケーションが活発化しています。オンライン面接環境の整備など、人材業界にも市場の変化やニーズに応じた対応が求められています。
また、現代では日本の古来からの慣習であった終身雇用の概念が薄れてきており、採用市場全体でも企業そのものが選ばれるというよりは、求職者が自らのキャリアパスを重視する傾向が高くなっています。スキルアップやキャリアチェンジを求めて自由に転職を行う求職者が増加し、人材の流動性の高まりが予想されています。その結果人材業界の各サービスの需要も高くなるでしょう。
人材業界に向いている人の特徴
人材業界で活躍したり、多くの業務をこなしたりするのにはさまざまなスキルや能力が必要です。人材業界で活躍するのに向いている人の特徴を解説します。
コミュニケーション能力が高い人
人材業界での業務は、求職者や企業担当者へのヒアリング、課題に対しての最適な提案といった対話でのコミュニケーションが前提です。求職者や企業担当者は仕事や転職、採用や人事などに関する多くの不安や悩みを抱えています。求職者や企業担当者の気持ちに寄り添い、最適な就業や人材紹介を実現するために、人材業界では人とコミュニケーションをとるのが苦にならない人や、コミュニケーション能力が高い人が向いています。
求職者や顧客企業からの信頼を勝ち取れるかは、コミュニケーションひとつによって左右されることも多いです。コミュニケーションが得意とまでは言えなくても、最低限のやりとりができる、人と話すこと自体は苦ではない、というような人が人材業界に向いていると言えるでしょう。
好奇心旺盛な人
人材業界では、幅広い業種・業界で企業への採用支援や求職者支援を行います。そのため、ジャンルを問わない企業理解・業種理解・職種理解が不可欠です。各業界の特徴や特性、企業ごとの強みや良さ、歴史や風土などを深く知ることで、精度の高いマッチングを実現できるようになるでしょう。
業種や業界についての幅広い知識や、クライアント企業に関する情報を深く知るためには、自分で積極的に情報を集められる好奇心旺盛さが役に立ちます。
マルチタスク能力がある人
人材業界の仕事は、自分の受け持つ企業の案件や営業活動を複数担当しながら、書類作成やデータ分析といったほかの業務もこなしていくことが求められます。複数の作業を同時進行できる、マルチタスク能力を持つ人なら、要領よく日々の業務をこなせるでしょう。
行動力のある人
人手不足に悩む企業は、できるだけ早く人材を採用したいと考えていることが多く、人材業界の企業へもスピード感のある対応を求めることが多いです。クライアントの都合や意向に合わせてスケジュールを調整したり、即座に対応できたりする行動力のある人は、人材業界で活躍できる可能性が高いでしょう。
冷静な判断ができる人
人材業界では人と接する機会が多いものの、たとえば相手からの不満を受けたり、物事がうまく進まなかったりする際に感情的になってしまうと成果を上げるのが難しくなります。たとえば求職者の現状をヒアリングしているときに、相手に対して憤りを感じたり、あるいは可哀想と思ったりして接してしまうと、求職者との信頼関係を築くことは難しいでしょう。
相手の話はしっかりとヒアリングしつつ、課題の把握や最適な提案、信頼関係の構築のための冷静な分析や判断をできる人が、人材業界で成果を上げられます。
情報収集スキルのある人
人材業界では、多業種のクライアント企業と求職者をマッチングさせるために、幅広い業界や職種を理解する必要があります。知的好奇心とともに、自分に必要となる情報を自ら取捨選択し、効率よく収集できるスキルを持つ人が向いています。変化する人材業界のニーズや市場に対応するために、つねに最新情報や市場の動向をチェックできる人も、人材業界に向いているでしょう。
人材業界の魅力ややりがい
人材業界には、魅力ややりがいも多くあります。人材業界で得られる、具体的なやりがいや魅力を順に解説します。
社会的な課題に取り組める
日本国内では少子高齢化による人手不足が社会問題となっています。また、市場ニーズの変化スピードのアップやグローバル化拡大などに対応できる人材を確保できていない企業もまだまだ多い状況です。そのような問題を解決できる人材業界では、人と企業をつなぐことで、社会全体での課題解決のために働けるというやりがいが得られます。
企業や個人の成長に関われる
求職者のスキルアップやキャリアチェンジを目的とした転職支援を成功させることで、個人の成長支援ができるのが人材業界の特徴です。また、人材を確保することで事業拡大や新規事業展開といった、企業の成長や競争力強化といった場面も目の当たりにできます。企業や個人の成長に携われるのも、人材業界ならではの大きなやりがいと言えるでしょう。
意思決定やテーマに携われる
人材業界は、人生の中で大半の時間を占める、「働く」ことについてフォローやアプローチを行うビジネスモデルです。企業や個人にとって重要な意思決定やテーマに関わる機会も多くあります。
個人にとっては人生の選択肢や岐路、企業にとっては事業の方向転換と言った重大な意思決定の機会に立ち会うことも多いでしょう。
人から感謝される機会が多い
人材業界は、求職者、企業双方から感謝される機会も多くあります。求職者は理想の仕事や職場に出会えたときや、難しい転職を成功させたときなどに感謝してくれるでしょう。企業からは、必要な従業員を集められず苦労している中で人材業界からのサポートで適切な人材を確保できたときなどに、感謝されることもあります。
多くの人や企業から頼りにされ、感謝されることは人材業界で働く上での大きなモチベーションとなるでしょう。
自分の成長を実感できる
人材業界で活躍していると、多くの人と出会いながら業務を行うことで、自分自身の大小さまざまな成長を実感できる機会も多く得られます。
人材業界へ転職するメリット
人材業界は未経験からでも転職可能な業界です。人材業界へ転職することで得られる、具体的なメリットを解説します。
達成感が得られる
人材業界での仕事や有無を通じて、求人者の収入アップやスキルアップといった、人生のキャリア形成に貢献できます。人の人生や生活に大きく影響する業務に携わることで、多くの達成感が得られるのは人材業界ならではのメリットです。
幅広い業界知識やスキルが得られる
人材業界では、多くの業界や職種に関わります。異なる業界の知識や風土などの情報が得られるでしょう。さらに営業職なら交渉力、キャリアアドバイザーなら傾聴力といった、各職種ごとの業務を通じたスキルも得られます。人材業界を通じて得た業界知識やスキルなどは、自分自身の将来的なキャリアチェンジや転職、独立などにも活かせます。
努力次第で収入アップが見込める
人材業界では、成果によって報酬が変動するインセンティブを設けている企業も多くあります。資格を取得することで昇給するチャンスとなる企業もあります。自分の努力次第で収入アップへの道が多くあるのも、人材業界のメリットです。
人脈を形成しやすい
人材業界では、日々の業務を通じて企業の経営者や人事担当者と関わる機会も多いです。幅広い人脈を形成できるため、経営に関する知識を得たり、独立後に取引先として付き合えたりといったメリットもあります。
人材業界でのおすすめのキャリアパス3選
人材業界では、経験や実績、スキルを得ることでさまざまなキャリアパスも描けます。人材業界での経験や実績を活かせる、キャリアパスを3つ紹介します。
管理職になる
人材業界の中で経験と実績を積むことで、社内のマネジメント職となるのは代表的なキャリアパスです。部下の指導やチームの運営といった、組織を管理するポストに就きます。収入がアップする一方で大きな責任感も生じますが、現場で得た経験や実績を活かし、広い視野を持って社内や組織の効率的な運営を行うやりがいが得られます。
クライアント企業や求職者だけでなく、自社のスタッフと密接に関わる機会も一段と多くなります。部下の育成や教育にも携わるため、成長を目の当たりにできるという面でのやりがいや、組織を自分で構築していく魅力もあるキャリアパスです。
コンサルタントになる
人材業界で得た知識やスキルの専門性を磨き、コンサルタントとして活躍するキャリアパスもあります。求職者と企業両方にコンサルティングを提供するほか、どちらかに特化した専門性の高いコンサルティングになるという道も選べます。
求職者に特化したコンサルティングを提供する場合、国家資格であるキャリアコンサルタント資格を取得する方法もあります。人材紹介会社だけでなく、職業安定所や教育機関など、幅広い場所で活躍できるようになります。
独立する
コンサルティングや人材紹介サービスを提供する会社を立ち上げる方法です。人材業界で法人営業を長年行ってきた場合は、営業代行を仕事にすることも可能です。人材業界で培った人脈を活かして、取引先を開拓することもできます。
人材業界で身につけたスキルや自分の強みを活かして、独立するのもキャリアパスのひとつと言えるでしょう。
人材業界は未経験でも転職可能な業種であるものの、職種によっては専門的なスキルや知識を求められます。人材業界の職種に特化した求人サービス、転職支援サービスを利用することも、転職を成功させる方法としておすすめです。
「キャリアアドバイザー 求人ナビ」では、キャリアアドバイザーに特化した求人、転職のサポートを行っています。さまざまなキャリアパスも描けるキャリアアドバイザーへの転職を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
人材業界の仕事内容は働く魅力ややりがいがたくさんある
人材業界の職種別の仕事内容や、人材業界の今後の動向、転職するメリット、具体的なキャリアパスなどについてまとめて解説しました。
人材業界は少子高齢化などの社会情勢の影響を受けて、今後も高いニーズが予想される業種です。自分の適性ややりたい仕事などを踏まえて、希望職種への転職を実現させましょう。
人材業界の営業職に興味のある方は、キャリアアドバイザー求人ナビの転職支援サービスをご活用ください。書類通過率を高める職務経歴書作成のレクチャーや内定率を高める面接対策などしっかり時間をかけて実施し、人材業界営業職への転職成功を目指します。まずは以下ボタンより、面談予約してください。
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