2026年9月18日公開
最終更新日:2026年9月18日
プロ人材の仕事と人生に、とことん伴走する「FLEXY」のコーディネーターという仕事
株式会社サーキュレーション ってどんな会社?
株式会社サーキュレーションは「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」をビジョンに掲げ、2014年の創業以来、“プロシェアリング”と呼ばれる新しい人材活用モデルを展開してきた企業です。プロシェアリングとは、専門性の高い経験・知見を持つプロ人材の力を、複数の企業でシェアすることで経営課題の解決を図る取り組みのこと。
そのなかでも、IT・Web領域に特化し、CTOやエンジニア、デザイナーといったハイスキル人材と企業の課題をつなぐサービス「FLEXY」。今回お話を伺った浜下さんは、この「FLEXY」を運営する組織で、プロ人材側の支援を担うコーディネーターチームのマネジャーとして活躍されています。
今回のインタビューでは、浜下さんが教員というキャリアを経てこの仕事にたどり着いた背景から、ハイクラス人材支援ならではの奥深さまで、たくさん語っていただきました。
人材派遣、そして教員。回り道の先に見つけた“軸”
―なぜ、この仕事にたどり着いたのか
浜下さんのキャリアは人材業界からのスタートでした。新卒で入社した人材会社では、人材派遣の営業としておよそ6年半奔走。担当規模が最も大きかった時期には数百人規模の企業をひとりで担当し、約150名の採用から派遣スタッフのフォローまでを一貫して手がけていたといいます。
転機となったのは、通信制高校を運営する学校法人への転職です。大学時代に取得した教員免許を活かしたいという思いから国語科の教員として採用されたのですが、実際に担当したのは、プロゲーマーやパティシエといった夢を追う生徒たちの生活指導・進路指導でした。約200名の生徒と向き合う仕事には大きなやりがいを感じていた浜下さんですが、次第にある違和感が芽生えてきたといいます。
「私が本当に伝えたかったのは、『子どもたちが大人になり、社会に出てから困らないための術』でした。でも、生徒たちが求めているのは目の前の受験や単位のことばかり。伝えたいことが届いていないもどかしさが常にあり、そんな思いが積み重なっていきました」
もうひとつ、原体験として大きかったのが、自営業を営んでいたご両親の記憶だそうです。
「両親は子ども前では仕事の話をしないよう配慮してくれていました。ただ、事業が順調なときは家の雰囲気が良くても、うまくいっていないときは少しピリついている感じがあって。子どもながらに、働くことが生活に与える影響の大きさを肌で感じていたんです」
そんなふたつの思いが積み重なり、浜下さんは「今、困難に直面している人の力になりたい」と考え、カスタマーサクセス職として株式会社サーキュレーションへの入社を決意。人材派遣、教員、そしてキャリア支援。それぞれの場で経験を重ねてきたキャリアの根底にあったのは「人に寄り添う」という軸でした。
フリーランスだからこその伴走支援
―一般的なキャリアアドバイザーとの違いとは
正社員向けのキャリアアドバイザーの仕事は、転職相談から内定獲得・受諾までが中心です。一方、浜下さんが行うFLEXYのプロ人材へのサポートは、そこで終わりではありません。
「参画いただく案件を探すところから、参画決定までのフォローに加え、参画後の状況確認、そしてまた次の案件探しまで。ずっと伴走していくのが私たちの特徴です」
正社員紹介の場合は、良い転職先が決まればそこで一区切りです。しかしフリーランスの案件は半年〜1年半ほどでひとつの案件が終了し、終わればまた次の案件を探すサポートが開始します。良くも悪くも、その人の“生活そのもの”を支える側面が強いといえます。
「一般的なキャリアアドバイザー職以上に、求める条件やスキルマッチングに関しては高い精度が問われる面はあります。しかし、一度良い関係を築くことができれば、次の機会にもまた相談くださいます。そんなときは前回のプロジェクトでの実績や今後のご意向を踏まえて、『次回はこういった領域の案件はどうですか?』と、私たちから選択肢や可能性を広げるようなご提案をさせていただくケースも多いです。長期的な視点でパートナーとして一緒にキャリアを作っていく感覚が持てるのは、プロ人材の人生に寄り添うこの仕事ならの魅力です」
FLEXYの差別化ポイントは、案件の質にもあります。同社はもともと、技術顧問やアドバイザリー領域に特化して立ち上がったサービスのため、スタートアップ企業を中心に直接のコネクションが多く、上流工程の案件比率が高いという特徴があります。「単なる人手不足の補填ではなく、企業の本質的な課題にアプローチできることが私たちの強みであり、この仕事ならではの面白さがあるんです」と浜下さんは語ります。
また、サーキュレーションはAI活用による業務効率化にも積極的な企業です。企業が求めるニーズに対して最適なプロ人材のマッチング候補をAIが自動でレコメンドしたり、面談後のレポート作成を数分でまとめてくれたりと、開発中の機能も含めて日々アップデートが進んでいます。このようにシステムで効率化し作業時間を短縮することで、“目の前のプロとどう向き合うか”という、「人にしかできない本質的なコミュニケーション」に集中できる環境が整ってくるということです。
案件が決まるかどうかではなく、信頼が築けるかどうか
―プライベートの希望を守り抜いた、あるエピソード
浜下さんをはじめ、FLEXYのメンバーが大切にしているのは「案件を決めることだけを目的にしない」という姿勢です。
「登録者の方が仕事以外で何を大事にしているか、何を叶えたくて案件を探しているのか。そこまで深く理解することを、私たちは常に心がけています」
浜下さんは、社内表彰を受賞したというあるエピソードを聞かせてくれました。
「あるプロ人材の方は、プライベートで大切にしたいことがあり、それを守りながら働ける環境を希望していました。しかし他社から条件面のみを優先した案件ばかりが紹介されており、そのままそのオファーを受けようとしていました。
そんなとき、この方が大切にしたいことを守りながら稼働できる案件がFLEXYに舞い込み、担当メンバーがすぐにご連絡いたしました。『私たちであれば、ご希望が叶えられる案件があります!』とお伝えしたところ、その一言が心に響き、最終的にFLEXYで稼働いただくことが決まりました。相手が何を大切にしているかを深く理解していなければ、すぐに動くことはできなかったでしょう。一人ひとりとまっすぐ向き合うこうした姿勢が、きっと長いお付き合いにつながっていくだと思います」
プロ人材からの信頼を実感する瞬間についてもお聞きしました。
「信頼を寄せていただいていることを実感するのは『次もまたお願いしたいです』『無理を言ったのに短期間で紹介してくれて、本当にありがとうございました』などと言っていただいたときですね。なかには、案件が決まらなかったにもかかわらず、“お礼がしたいから”と、食事に誘っていただけたメンバーもいます。目先の1件だけでなく、信頼できるパートナーとして選んでいただけたと感じるその瞬間に、私たちの仕事の本質的な意義を感じるんです」
最先端のプロ人材と接して磨かれる、市場価値
―AIが必須スキルになる時代に
FLEXYには経験豊富なプロ人材が多数登録しています。こうした環境で働くメリットは、日々のカウンセリングを通じて、最新のIT/Webトレンドを自然にキャッチアップできることだといいます。
「最先端の領域で、第一線で活躍する方々と関わりを持ち続けることはもちろん、そんなプロ人材のマッチングをサポートし続けるこの仕事は、自分自身の市場価値を高めることにもつながっていると感じます」
近年のトレンドとして顕著なのが、生成AIの浸透です。「どのAIツールを使いこなせるか」は、今やヒアリング項目として欠かせない要素となっています。FLEXYでは、AI領域への知見を深めるために、プロ人材との会食や登録者を招いた交流イベントなど、直接顔を合わせて生の声を聞く機会を大切にしており、そこから得られる気づきは非常に大きいといいます。
一方で、「ITの専門知識がない自分に、業界の第一線を走るプロ人材とのやり取りができるのだろうか」と不安に感じる未経験の方も多いのではないでしょうか。ですが、サーキュレーションでは未経験から入社する方へのサポート体制も整っているため、心配はいりません。
「入社直後は、面談の際には必ずリーダーが同席しますし、抑えるべき質問項目や基礎知識をまとめたインプット資料も整備されています。また、プロ人材とのコミュニケーションに悩んでいたメンバーのために、先輩同席のもと食事会を企画したこともあるんですよ」
コーディネーターの先に広がる、キャリアの可能性
―企業担当への異動や、“卒業後に自分自身がプロになる”という道も
この仕事の先には、どんなキャリアが描けるのでしょうか。ひとつは、企業側の支援をメインミッションとするコンサルタント職への異動です。実際に、3〜4年経験を積んだのちに異動し、表彰されるほど活躍しているメンバーもいます。逆にコンサルタント経験者がコーディネーター側にポジションチェンジするケースもあり、双方向のキャリアチェンジが当たり前に行われてています。ほかにも、専門性を突き詰めるプレイヤーの道、リーダー・マネジャーとして組織づくりに携わる道もあるとのこと。
そしてもうひとつが「自分自身がプロ人材になる」という道。
「実は、会社を卒業したあとに自らプロ人材として登録し、コンサルタントとして活躍している元社員もいるんです」
キャリアサポートの現場で培った知見を活かし、案件を受ける“プロ”へとキャリアチェンジ。
「私たちの仕事は『この仕事を何年経験すれば、特定の職種に就けます』というものではありません。ですが、プロ人材が何を求め、企業が何に困っているのか。その両面をこれだけ近くで見ることができる仕事はほかにないと思います。数多くの課題解決事例に触れ、知識を備えた"プロ"に近付けることは、間違いなくこのポジションならではの財産だと思います」
数字の先にある、「三方よし」の実現
最後に、この仕事が生み出す価値についてお聞きしました。
「私たちが日々追う数字は、あくまで手段であって目的ではありません。プロ人材一人ひとりのキャリアに寄り添うことで、企業も良くなり、プロ人材も良くなり、私たち自身の成長やたりがいにもつながります。そうした『三方よし』を生み出せることが、私たちの社会的な価値だと思います」
浜下さんは、企業から相談を受けた際に「この案件なら、あのプロ人材だ」と、パッと顔が思い浮かぶといいます。こうした反応は、単なる条件マッチングに留まらず、プロ人材の強みや志向性、大切にされている価値観まで深く理解しているからこそできることかもしれません。
ハイスキル人材と企業をつなぐサービス「FLEXY」のコーディネーターとして輝ける人とは
① 相手の成功を、自分のことのようによろこべる人
参画いただく案件が決まったことを、自分の成果としてではなく、プロ人材の望むキャリアや目標が実現したことを心からよろこべる人にこそ向いている仕事です。
② 数字を追う理由を、自分の言葉で語れる人
KPIを追う日々のなかでも「それが何のための手段なのか」を意味づけできる人は、壁にぶつかる時期があっても自身の軸をブレさせずに乗り越えられ、成長のスピードも大きく変わってくるといいます。
③ 変化を面白がり、自ら仕組みを作れる人
コーディネーターチームが組成されてまだ3年ほどということもあり、事業の成長にあわせてチームの戦略ややり方が数ヶ月単位でアップデートされていくことも珍しくありません。変化そのものを楽しめる人には、大きなやりがいがある環境です。
―最後に、これから挑戦を考える読者へのメッセージをお聞きしました。
「入社の時点で専門知識や人材業界での経験は、正直必要ないと思っています。それよりも、登録者の方の人生に寄り添いたい、力になりたいという熱い思いを持った方であれば大歓迎です。プロ人材を相手にするため難しい仕事だと思われがちですが、決してそんなことはありません。活躍できる環境はきちんと整っています。少しでも興味を持ってくださった方がいれば、ぜひ一度お話しさせてください」
※本記事は株式会社9Eによる取材・執筆のもと、株式会社サーキュレーションの浜下様ご協力のもと制作されました。